なぜ30代・40代の会社員はソーシャルレンディングに投資するのか?

資産運用や投資の手法として、ソーシャルレンディングを利用する30代・40代の会社員が増えています。会社員にとって、ソーシャルレンディングの魅力はどこにあるのでしょうか。

この記事では、30代・40代の会社員がソーシャルレンディングに投資する理由をご紹介したいと思います。

目次

  1. ソーシャルレンディングの利回りは5~8%と高い
  2. インカムゲイン型なのでパフォーマンスが安定している
  3. 投資先のバリエーションが豊富である
  4. 予備知識を多く求められない
  5. 不動産担保付きの投資案件がある
  6. ソーシャルレンディングは運用の手間が少ない
  7. ソーシャルレンディングは1万円から始められる
  8. まとめ

1 ソーシャルレンディングの利回りは5~8%と高い

30代・40代の会社員がソーシャルレンディングに投資する理由として、利回りの高さが挙げられます。主要なソーシャルレンディング事業者のウェブサイトを見ると、利回り5~8%のファンドが大半を占めています。海外案件や無担保の案件など、ハイリスクなものになると利回りが10%を超える案件もあります。

ただ、どれほど利回りが高い投資方法でも、それ以上にリスクが高いのであれば、その魅力は薄れます。「年利10%だが、20%の確率で資金の全額を失う」という投資があったとしても、賢明な投資家は誰も投資をしないでしょう。

その点、ソーシャルレンディングは「ミドルリスク・ミドルリターン」の投資方法と言われています。「銀行預金より利回りが高く、株式やFXよりリスクが低い」という位置づけです。

もちろんソーシャルレンディングも投資商品なので、貸し倒れなどが起これば元本割れのリスクがあります。ただ、現在はソーシャルレンディングが世間に広く認知される一歩前の段階ですので、事業者も貸し倒れが起こらないように気を使っているのか、5%~8%という高い利回りに対する貸し倒れの率は比較的少ないように見受けられます。

たとえば、ソーシャルレンディングの主要サービスの一つである「オーナーズブック」では、累計118件・73億3,430万円の投資実行に対して償還済み73件、運用中45件、元本割れ件数は0件(2018年10月20日時点)となっています。

地銀などでの法人向け融資の金利が2%~3%程度で、貸し倒れの引当率が1%程度であることなどを考えると、オーナーブックのように金利5%~8%に対して、貸し倒れが0件(仮に今後貸し倒れが1件起きても、貸し倒れ1件÷償還済み73件=1.35%以下)というのはリターンが見込める状況です。

このような先行者プレミアムとも言える投資環境の中で、ソーシャルレンディングで利益を上げている投資家の運用事例なども横目に30代・40代のサラリーマン投資家が増えてきているのではないかと考えられます。

2 ソーシャルレンディングのパフォーマンスが安定している

ソーシャルレンディングはインカムゲイン型の投資のため、運用のパフォーマンスが安定しています。「パフォーマンスの安定」とは、利益にばらつきが生まれないということです。

株式やFXといった投資の場合、いつも同じ利益が期待できるわけではありません。それは、株式やFXの場合、銘柄の価格変動で利益が上下するからです。よって、同じ銘柄に投資を続けても、その日ごとに利益が異なります。

しかし、ソーシャルレンディングの場合は、多くの案件で、すでに受け取れる利回りが決まっています。たとえば、利回り8%の案件であれば、投資金額に対して、8%の利息を毎月受け取れる計算が立つのです。
※源泉徴収などの関係で、実際に受け取れる金額は異なります。

パフォーマンスが不安定な場合は、利益の目処が立ちません。利益が確定した後に、利益の使い道を考える必要があります。

しかし、パフォーマンスが安定すると、出費や再投資の計画も広げやすくなります。ソーシャルレンディングであれば、「今月は利益が◯円入る(だろう)」という計算ができるのです。したがって、毎月その利益を見越した出費・再投資のスケジュールが立てやすくなります。

3 投資先のバリエーションが豊富である

投資をするときは、分散投資を心がける必要があります。分散投資とは、資金をひとつの投資先へ集中させないことです。資金を集中させないことで、投資先に何かトラブルがあったとき、被害を最小限に留められます。

分散投資の基本は、投資方法を分散することです。たとえば、投資方法には、

  • 株式
  • FX
  • 不動産
  • ソーシャルレンディング

などの種類があります。この投資方法を複数選ぶことで、ある程度のリスクは分散が可能です。

ただ、もしリスクをさらに分散したいのであれば、ひとつの投資方法内でも分散を心がける必要があります。そして、ソーシャルレンディングであれば、ソーシャルレンディング内で分散投資が可能です。それは、ソーシャルレンディングでは、投資先の企業がいろいろな事業を行っているからです。

たとえば、投資先の企業が行う事業としては、

  • 不動産事業
  • 自然エネルギー開発事業
  • アミューズメント事業
  • 個人融資事業
  • 海外事業

などが挙げられます。この中で、投資先を複数選ぶことで、ソーシャルレンディング内でも分散投資ができるのです。

会社員の場合、分散投資をしたくても、いろいろな投資方法を勉強する時間の余裕は多くないと思います。しかし、ソーシャルレンディングは案件の種類が豊富なため、ソーシャルレンディング内での分散投資も可能です。
もちろん、ソーシャルレンディングだけに資金を集中させるのは、安全ではありません。多くても投資資金全体の3割程度を上限と考えておき、その資金の中で分散投資をするのが良いでしょう。

4 予備知識を多く求められない

ソーシャルレンディングは他の投資と比べて投資の予備知識を多く求められないという特徴もあります。たとえば株式やFXなどの場合、投資で安定的にパフォーマンスを上げられようになるまで勉強しなければならないことが数多くあります。たとえば、

  • 投資のやり方
  • 投資の専門用語
  • 投資商品ごとの特性
  • 投資テクニック
  • 相場の分析
  • 個別企業・通貨などの分析

などを勉強しなくてはいけません。

また、株式やFXの相場は、経済情勢の変化に敏感です。長期的に安定した利益を出したいのであれば、最新の経済事情に詳しくなる必要があります。したがって、経済にも興味をもっておく必要があります。

しかし、ソーシャルレンディングの場合は、事前に求められる知識が、株式やFXほど広範ではありません。具体的には、

  • ソーシャルレンディングの仕組み(ルール)
  • ソーシャルレンディングの専門用語
  • 案件詳細ページの見方

などが理解できれば、ソーシャルレンディングを始めることが可能です。専門用語にしても、株式やFXほど多くはありません。

会社員は仕事や家庭に活動時間が多く割かれるため、投資の勉強に取れる時間はそう多くありません。しかし、ソーシャルレンディングであれば、最初のハードルは高くありません。勉強に費やせる時間が限られても、ソーシャルレンディングは最初の投資としてはじめやすいでしょう。

5 不動産担保付きの投資案件がある

ソーシャルレンディングには不動産などの担保がついた投資商品もあります。たとえば、先ほどの「オーナーズブック」や業界大手サービスの一つ「SBIソーシャルレンディング」には、不動産担保付きのファンドに投資をすることが可能です。

不動産の担保があれば、融資先企業が資金を返済できなくても、元本滅却のリスクが減ります。つまり、ソーシャルレンディングの事業者が担保物権を売却して、その資金を投資家の返済に充てればよいということになります。

したがって、ソーシャルレンディングでは、担保や保証などをつけることで、貸し倒れのリスクをより小さく抑えることも可能です。その代わり、担保・保証付きの案件は、利回りが低い傾向にあります。

  • リターンを取るか
  • リスクの軽減を取るか

自分の投資スタイルに合わせて、自由に選ぶことができるという点も、ソーシャルレンディングが選ばれている理由の一つと言えるでしょう。

6 ソーシャルレンディングは運用の手間が少ない

30代・40代の会社員がソーシャルレンディングに投資する理由として、運用の手間が少ないことも挙げられます。

株式やFXの場合、資金を銘柄に投資して終わりではありません。それは、相場の値動きがひんぱんに起こるからです。

もし銘柄や通貨の「買い」を行っていたとして、その銘柄の価格が下がり続けたとしましょう。損失を抑えるためには、どこかで「売り」を行い、損切りをしないといけません。株式やFXでは、そのリスクを避けるために、日中に値動きをいつも気にする必要があります。

一方、ソーシャルレンディングの場合、一度投資をしたらもうやることがありません。それは、ソーシャルレンディングが、投資家の都合で資金を引き上げられないシステムだからです。

ソーシャルレンディングは、

  • 事業者
  • 融資先企業

この2者間で、利回りや資金の運用期間などが決められます。そして投資家は、すでに決定した利回りや運用期間などを参考に、その案件へ投資するかどうかを決められるのです。

よって、融資先企業が早期返済を行わない限り、投資家が預けた元本は、基本的に運用期間の終了まで戻りません。

このソーシャルレンディングの特徴は、「日中は本業に集中したい」という会社員のニーズとマッチするのではないでしょうか。将来に備えて資産運用をしたくても、運用状況をリアルタイムでチェックする余裕がない方は多いはずです。

しかし、ソーシャルレンディングであれば、投資後は一度投資をしたあとは利息の発生を待つだけです。いつもどおり自分の生活を送りつつ、資産を増やしていくことができます。

7 ソーシャルレンディングは1万円から始められる

ソーシャルレンディングの「少額から投資を始めることができる」という点も、リスクを抑えたい会社員から支持されています。

ソーシャルレンディングの場合、事業者によっては、1万円からの投資が可能です。したがって、「失敗や元本割れが怖いので、まずは少額で様子を見たい」という方も気軽に利用することができます。

なお、1万円から投資できるソーシャルレンディング事業者としては、以下のような会社があります。

まとめ

以上、30代・40代の会社員がソーシャルレンディングに投資をしている理由をご紹介しました。おさらいすると、ソーシャルレンディングは、

  • 平均利回りが5~8%
  • パフォーマンスが安定している
  • 投資先のバリエーションが豊富である
  • 予備知識を多く求められない
  • 不動産担保付きの投資案件がある
  • ソーシャルレンディングは運用の手間が少ない
  • ソーシャルレンディングは1万円から始められる

という、7つの理由がありました。

ソーシャルレンディングは1万円から投資ができますので、まずは記事内でご紹介した会社を中心に気軽に検討されてみてはいかがでしょうか。

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石村淳

石村淳

ローリスクでの資産運用を目指すフリーライター。ソーシャルレンディングや仮想通貨などで、少しずつ資産を増やしています。HEDGE GUIDEではソーシャルレンディング記事が担当です。読者の方の疑問が残らないように、わかりやすく読みやすい文章を心がけています。