ソーシャルレンディングは簡単に始めることができ、5%~10%の高い利回りを期待することができる一方で、貸倒れや事業会社の倒産などのリスクもある投資です。そのため、複数の会社への分散投資が基本となりますが、分散投資先についてもしっかりと信頼ができる会社を選びたいところです。
大手企業が運営するサービスであれば、下記のような点についてある程度の信用力があります。
- 資本金などが大きく、倒産の心配が少ない
- 投資案件の実績が豊富
- システムや口座管理が充実している
- サポートがしっかりしている
この記事では、大手が運営するソーシャルレンディングサービスをピックアップしてご紹介したいと思います。
大手が運営しているソーシャルレンディングサービス
東京大学名誉教授、元財務事務次官などがアドバイザーに就任している注目サービス「Funds(ファンズ)」
Funds(ファンズ)は、資産形成したい個人とお金を借りたい企業を結ぶ、国内初「貸付ファンド」のオンラインマーケットです。第二種金融商品取引業者である株式会社クラウドポートが、オンライン上で投資家から資金を集め、各分野のプロであるファンド組成企業が企業にお金を貸すという仕組みになっています。予定利回りは1.5%~6%、投資額は1円から、投資期間は4ヶ月~1年程度で投資できるなど、少額・短期で投資を始めてみたい初心者の方や、分配金を効率よく再投資したい方などにもおすすめのサービスです。
Fundsでは、ひとつの口座で「国内不動産」「事業者貸付」「マイクロファイナンス」「リース」など様々なテーマの貸付ファンドに分散投資が可能です。また、ファンド組成企業には財務状況や事業の計画性、適格性などの観点から厳密な審査を行っており、ファンド募集時にも個別ファンドごとの審査を徹底しているという特徴があります。
一方、Fundsを運営するクラウドポート社内には、金融の専門家や弁護士が複数在籍しており、法令遵守の業務運営体制(コンプライアンス体制)を構築しています。また、アドバイザーには東京大学名誉教授の伊藤 元重氏や元財務事務次官の佐藤 慎一氏、みずほコーポレート銀行常務執行役員やみずほ証券副社長などを務めた松田 清人氏などが名を連ね、社内外ともに安心感のあるメンバーを揃えています。
東証プライム上場企業が運営する不動産特化型ソーシャルレンディング、1万円から投資可「オーナーズブック」
オーナーズブックは、東証プライム上場企業100%子会社のロードスターインベストメンツ株式会社が運営しています。親会社であるロードスターキャピタルは東証マザーズの上場企業で、代表はゴールドマン・サックスグループで勤務経験があり、ボードメンバーも金融業界出身多数ということで金融のプロが多数在籍している会社です。オーナーズブックの投資案件では、返済金額をカバーできる可能性が高い不動産を担保に設定することで、返済リスクを軽減しています。
利回り水準は3.0%~5.0%と高い水準ではありませんが、オーナーズブックに掲載されている全ての案件は、不動産鑑定士を含む不動産投資の専門家が精査したものとなっています。シニアローンとしての貸付やエクイティ投資等まで用意しており、個々の投資家のリスク許容度に応じて不動産の投資タイプを選択することができます。
応募総額1400億円超、証券会社が運営する大手サービス「クラウドバンク」
クラウドバンクは、業界初のクラウドファンディング専業証券会社が運営するサービスで、1万円・2ヶ月からの投資が可能です。バリエーションに富んだファンドに特徴があり、ファンドへの応募金額は1400億円超を集めています。代表者の信用調査や連帯保証人の有無などの厳格な審査、不動産や売掛債権などの担保設定、資金重要者の代表者が債務を連帯保証することなどで資産保全を図っています。
まとめ
ソーシャルレンディングはまだまだ日の浅い投資領域ですので、信頼できる会社で投資を始めることが大切です。これからソーシャルレンディング投資を始めたいという方は、まずは今回ご紹介した大手サービスを検討されてみると良いでしょう。
ソーシャルレンディング会社の比較・まとめ
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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