TECROWD(テクラウド)のメリット・デメリットは?投資リスクや注意点も

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不動産投資型クラウドファンディングの中でも、「TECROWD(テクラウド)」は2021年2月に登場した比較的新しいサービスです。建設と不動産を扱う会社であるTECRA株式会社が運営を行っています。

TECROWDの大きな特徴は、モンゴルなど中央アジアに位置する新興国の不動産ファンドを取り扱うということです。新興国不動産案件へ投資するメリットやデメリット、リスクについて詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではTECROWDの特徴やメリットなどを他社と比較しながら解説します。TECROWDでの投資を検討している方はご参考下さい。

目次

  1. TECROWD(テクラウド)とは
  2. TECROWD、新興国不動産投資ファンドのメリット
    2-1.予定分配率が他の不動産投資型クラウドファンディングより高い
    2-2.為替変動対策をしている
    2-3.分散投資ができる
    2-4.投資対象物件の品質管理をTECRA株式会社が行っている
  3. TECROWDの新興国デメリットやリスク
    3-1.新興国のカントリーリスク
    3-2.不動産関連の法改正が行われる可能性がある
    3-3.物件やエリアの情報を集めることが難しい
  4. まとめ

1.TECROWD(テクラウド)とは

TECROWD(テクラウド)TECROWD(テクラウド)は、モンゴルなど中央アジアにある新興国不動産を扱う不動産投資型クラウドファンディングです。

日本で運営されている不動産投資型クラウドファンディングの多くは、日本国内の不動産案件を運用対象としています。しかし、TECROWDは日本国内の不動産ではなく、中央アジアの不動産物件を専門に扱っている特徴があります。

また、TECROWDを運営するTECRA株式会社は日本や海外で建設と不動産を扱う会社です。豊富な物件の施工実績は、TECROWDで運用される不動産の品質にも活かされています。

TECROWDで運用される新興国の不動産は、日本の物件と同じ基準で工程・品質の管理・監督を行っている物件が対象となります。

2.TECROWD、新興国不動産投資ファンドのメリット

では、TECROWDの案件に投資するメリットを確認していきましょう。

2-1.予定分配率が他の不動産投資型クラウドファンディングより高い

TECROWDでは2021年3月時点で、案件は1案件しか公開されていません。予定分配率は8%となっています。

利回り8%という数字は、他社が運営する不動産投資型クラウドファンディングの案件と比較しても高いと言えるでしょう。不動産投資型クラウドファンディングの予定分配利回りは3%から5%台が中心であり、8%の利回りの案件は多くありません。

収益性を重視する方にとって、予定分配利回りの高さはメリットと言えるでしょう。

2-2.為替変動対策をしている

海外で運用される案件は、為替変動リスクが伴います。特に、新興国の場合はドルやユーロなど通貨よりも社会情勢の影響を受けやすく、大きく価値を下げる可能性があります。

価値が大きく下がってしまうと、案件の運用が成功しても、日本円に両替した時に大きく目減りしてしまうリスクもあるため注意が必要です。

このような為替リスクに対し、TECROWDではあらかじめ一括借上げを円建てで契約することで、為替変動リスクを軽減しています。案件の運用に成功すれば、為替の変動が起きても一定の利益を獲得できる可能性があります。

2-3.分散投資ができる

TECROWDに投資すれば、中央アジアなど日本以外の国への不動産に投資することができます。投資対象を色々な国に分散することで、経済に問題が起きた時のダメージを限定的なものにできる可能性があります。

ただし、新興国など投資対象国によっては、日本と比較して経済情勢が不安定な国もあります。分散投資はリスク低減に役立つ投資方法ですが、投資対象国ごとのリスクについても判断することが大切です。

2-4.投資対象物件の品質管理をTECRA株式会社が行っている

TECROWDで運用する物件は、TECRA株式会社の施工物件であり日本の技術、品質基準に適合したものとなっています。国内でも総合建設を扱うTECRA株式会社による施工管理も行われており、品質は日本の物件と同等となっています。

3.TECROWDのデメリットやリスク

投資先を選ぶときには、メリットを知る以上にその投資先のリスクについても確認しておくことが大切です。TECROWDの案件リスクには、他の不動産投資型クラウドファンディングと比較してどのようなものがあるかを確認していきましょう。

3-1.新興国のカントリーリスク

TECROWDの運用対象の国は、主に中央アジアであり、新興国に該当する国が多く含まれています。新興国に投資する際は、そのカントリーリスクを考慮することが重要となります。

カントリーリスクとは、国特有のリスクです。例えば日本のカントリーリスクとして、地震により不動産物件が影響を受けるということが考えられます。

モンゴルの場合はモンゴルならではの災害リスク、また政情リスク、さらには通貨リスクなどが考えられます。一括借り上げは円建ての契約ですが、為替の大きな変動が起きれば想定外のリスクが発生する可能性もあります。

3-2.不動産関連の法改正が行われる可能性がある

新興国は先進国と比較して法整備が進んでいないケースも多く、不動産関連の法改正が行われるケースも少なくありません。

TECROWDでの投資においても、ファンドまたは不動産に影響を与える可能性のある国内外の法制度が制定または変更された場合、ファンドの利益の減少または費用の増加をもたらす可能性があります。

3-3.物件やエリアの情報を集めることが難しい

また運用対象の物件が日本国内ではなく、モンゴルという日本から離れた海外の国で運用されるという点は注意点となります。

モンゴルで運用されている物件を実際に確認することは難しく、エリアの情報を調査するハードルも日本国内の不動産と比較して高いと言えます。

まとめ

TECROWDは、東アジアの新興国で運用される不動産物件を運営する不動産投資型クラウドファンディングです。予定分配利回りも8%と高く、収益性を求める方にとってメリットの大きい不動産投資型クラウドファンディングと言えます。

ただし、新興国と言うとどうしても政治経済の問題や通貨の問題などが発生しやすく先進国に比べて経済の基盤が脆弱である点を考慮しておくことも大切です。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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