世界経済の好調を背景に海外不動産投資に興味を持つ方が増えていますが、ネットや書籍だけではリアルタイムの情報が得られないと悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は最新の海外物件の選び方や収益性が高い運用方法などを学べる海外不動産投資セミナーを2つご紹介します。
これから海外不動産投資を検討する方や、すでに海外物件を保有して方などにおすすめのセミナーを厳選したのでぜひ参考にしてみてください。
目次
1 オープンハウス
オープンハウスは、アメリカ不動産の販売・管理・売却などで国内トップクラスの実績がある不動産会社です。厳選された物件により、投資家は運用益・売却益を狙うことが可能となっています。
物件購入後の管理を委託でき、全米での管理物件数は1,625件(2020年7月時点)です。管理実務の提供と厳選した物件仕入れも相まって、ダラス・コロンバス・アトランタの3州平均空室率は3.46%(2020年7月時点)と、高い収益性を保っている点も、同社の大きな特徴と言えます。
不動産投資会社名 | 株式会社オープンハウスグループ |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング12階(総合受付13階) |
銀座サロン | 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 11F(※アメリカ不動産事業の拠点) |
設立年 | 1997年 |
上場年 | 2013年 |
資本金 | 200億7,008万円 |
売上高 | 8,105億円(2021年9月期) |
社員数 | 2,301名(2019年3月末現在) |
上場市場 | 東証プライム上場 |
投資エリア | アメリカ(テキサス州、オハイオ州、ジョージア州、ハワイなど) |
1-1 アメリカ不動産投資で国内トップクラスの実績
グローバル化が進展する中、市場の成長力や運用の安定性などを背景に高い評価を受けているのがアメリカの不動産です。オープンハウスでは、そんなアメリカ不動産による資産形成を提案、現地で培ってきた豊富なノウハウを結集し、質の高い物件提案はもちろん、購入手続き、融資、管理実務などをワンストップで提供しています。
アメリカは人口増と経済成長により、高い住宅需要を維持
アメリカのGDPは過去30年間で4倍になっており、2023年には年率3.3%成長、2033年には同5.4%成長と、このまま順調に増加していくことが予測されています。また、人口の増加ペースや出生率についても先進国の中では高い水準にあり、2017年の3億2572万人から2030年には3億6,260万人に到達することが見込まれています。
経済成長と人口増により住宅の需要も高まり、アメリカの住宅価格はこれまで40年以上にわたり、年平均4%の上昇を続けてきました。具体的な価格水準で見ると、2015年の時点で、1983年当時と比較して約3.4倍となっています。今後も人口増加などを背景に、アメリカの不動産価格は長期的な上昇傾向にあると考えられています。
膨大な都市データを分析し、4つの投資エリアに注目
オープンハウスは、アメリカ現地の不動産市場に深く入り込み、人口動態や需給バランス、空室率、学区などの生活環境、周辺取引事例といった広範囲に渡るデータを駆使することで投資に適した地域、物件を見極めています。
オープンハウスでは、長期的な値上がりが期待できるエリアを絞り込むポイントとして、下記5点に注目をしています。
- 転入や自然増により人口が増えている
- 優れた教育機関(主に大学)がある
- ハブ空港に近いなど交通のアクセスがよい
- 居住者の世帯年収が高い
- 不動産価格と世帯収入との乖離が大きすぎない
これらの観点から、トヨタ自動車をはじめ世界的大手企業が多数あり、州別経済規模全米2位、全米の投資に適した町ランキング上位に多数ランクインしている「テキサス州ダラス」、優れた税務環境で世界的大手企業が多数あり、州別GDP成長率全米3位などリーマンショックの影響が少なく安定的な人口増加・経済成長をしている「オハイオ州コロンバス」など、4つの投資エリアに注目して不動産を提案しています。
1-2 東証プライム上場企業のグループ力で融資や税務をサポート
海外不動産を購入する際に、最もハードルになりやすいのが資金面です。国内の金融機関は海外不動産への投資をハイリスクと判断することが多いため、ほとんどのケースで融資を控える傾向にあります。そのため、投資家は手元にキャッシュがなければ海外不動産が購入できないというケースがほとんどでした。
オープンハウスでは、グループ会社のアイビーネットが融資面をバックアップすることで、融資を活用してアメリカでの不動産投資をスタートすることが可能となっています。アイビーネットの融資プラン「プラチナモーゲージ70」を利用すれば、アメリカ不動産の物件金額の最大70%相当まで融資を受けることが可能です。(*年収や年齢、資産状況などにより条件は異なります)
また、購入したアメリカ不動産を担保として設定することができ、毎月の返済も利息のみなので返済額を抑えて無理なく取り組むことが可能です。
※融資審査・各種条件・詳細に関しては、アイビーネット社にお問い合わせ下さい。
1-3 アメリカ不動産投資の基礎や注目エリアがわかる無料セミナー実施
オープンハウスは、アメリカ不動産投資の基礎から、注目エリア・具体的な物件情報までわかる無料の不動産投資セミナーを定期的に開催しています。セミナーでは、アメリカ不動産投資のメリットだけではなくリスクまでしっかり説明しており、税メリットのポイントや今後の税制動向まで役立つ情報を仕入れることができます。
オープンハウスの無料セミナーで学べるポイント
- なぜ今、アメリカに資金が向かうのか?
- 日本とアメリカの不動産市場の違い
- アメリカ不動産におけるタックスメリット
- アメリカの注目エリアとその理由
- アメリカでおすすめの物件と見極め方
- アメリカ不動産投資で起こりうるリスクやトラブル、対処策
- 購入後の管理と運用イメージについて
- 市場動向や税制を踏まえた適切な売却タイミングとは? 等
2 ビヨンドボーダーズ
海外不動産投資を物件選びから賃貸管理、売却までワンストップで手掛けるビヨンドボーダーズが開催するセミナーです。無料セミナーは主にオンラインで行われ、個別物件の紹介を中心に投資に関するさまざまな情報を得ることができます。
不動産投資会社名 | 株式会社ビヨンドボーダーズ |
本社所在地 | 東京都新宿区新宿2-8-15 PARK FRONT SHINJUKU 3階 |
設立年 | 2015年 |
スタッフ数 | 36名(2019年9月現在) |
上場市場 | 非上場 |
投資エリア | 東南アジア(カンボジア、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム)やアメリカなど |
2-1 東南アジアでの不動産投資に強み
ビヨンドボーダーズの海外不動産セミナーの特徴は、「主に東南アジアの不動産投資を対象としていること」「日系・現地の大手デベロッパーの開発物件のみを紹介していること」などが挙げられます。
たとえばプレビルドのコンドミニアムを購入する場合、手掛けているのが信頼できるデベロッパーかどうかを確認することが重要ですが、その点、ビヨンドボーダーズが紹介する物件は日系・現地の大手デベロッパーのみに限っていることにより信頼性を担保しています。
2022年時点、東南アジアの不動産に関する事業をワンストップで対応できる会社は多くありません。不動産仲介業者に関しては、個人事業として業務を行うブローカーが多く、法人化している会社も社員数2~3名の個人経営的であったりなど、組織として事業展開している会社は非常に少ないと言えます。
その点においてビヨンドボーダーズは、東南アジアの不動産の購入をはじめとして、物件の賃貸や、賃貸している間の物件管理・家賃管理・入居者管理なども相談することが可能です。最終的に売却するところまでをワンストップでサポートしてもらえます。
東南アジア主要5ヵ国の人口推移
人口が増加しているエリアでは、住宅需要の拡大に伴う不動産価格の上昇を期待できます。人口上昇傾向が続く東南アジアの不動産投資では、キャピタルゲインを期待した不動産投資も視野に入れることが可能です。
2-2 投資初心者からセミプロまで手厚いサポート
ビヨンドボーダーズのセミナーの2番目の特徴としては、購入を検討している初心者から、すでに物件を保有して売却を考えている投資家まで、幅広くサポートする内容となっている点です。
海外不動産投資の基本に関するセミナーでは、初心者が抱く疑問に応える講習を実施しています。「どの国で投資をすれば最も高い収益を得られるのか」「物件購入後の工事に関するトラブルやリスクにはどのようなものがあるか」など丁寧に解説しています。リスクを回避し、収益性を高めるために必要な知識を得られる内容となっています。
たとえば過去に実施したマレーシア不動産におけるセミナーでは、総階数48階、総戸数288戸からなるリッツカールトンの有名ホテルレジデンスの紹介を中心に、投資初心者を対象として、定員15名、開催時間15:00〜17:00でセミナーが行われました。
またマレーシアで不動産を保有している投資家のために、過去1万件の売却データをもとに「できるだけ高く、早く売る」方法に関するセミナーなども開催されています。
2-3 購入から売却までワンストップ
ビヨンドボーダーズでは購入から売却までをワンストップでサポートしているため、物件購入後も安心して依頼することができます。手続きは全て日本人のアドバイザーが日本語で対応するため、これまで外国語習得で海外投資を断念していた方も安心して取り組むことができます。
東南アジア・モンゴルの海外不動産投資を検討している人は、気になるセミナーがあれば受講を検討されてみると良いでしょう。
ビヨンドボーダーズのセミナーで学べるポイント
- 東南アジアにおける不動産投資の基本
- 東南アジア主要5ヵ国の比較
- 現地生中継のリアルタイムセミナー
- 新興国&低価格で取得しやすい物件の情報
- 実際に購入した投資家の体験談
- 東南アジアのリゾートに特化した開発物件の情報 等
3.海外不動産投資セミナーを受講するメリット
海外不動産投資セミナーでは、情報を得にくい海外の物件情報や不動産市場のトレンドなどを詳しく解説してもらうことが出来ます。また、不動産会社のセミナーに参加すると、国や物件に関する情報だけでなく、不動産会社に関する情報収集も可能です。
管理も委託する場合には長期間のパートナーともなり得るため、実際に不動産会社のスタッフと話をしたり、質問をしてみるなどして、コミュニケーションに問題がないか確認されてみるのも良いでしょう。
また、セミナーを実際に受講して自身の投資目的をあらためて確認できるのもメリットと言えます。投資対象国によって長期的な家賃収入を見込んでいくのか、売却によってキャピタルゲインを獲得していくのかという基礎的な戦略も異なってくるため、複数社のセミナーを比較されてみるのも良いでしょう。
4.海外不動産投資セミナーを受講するデメリット・注意点
海外不動産投資セミナーは初心者向けに受講できるセミナーも多く提供されており、海外不動産投資の概要や特徴について確認する際に役立ちます。一方、海外不動産投資の全ての情報を一回のセミナーで把握することは難しいため、受講前後には自身でも情報収集を行っていくことが大切なポイントになります。
海外不動産投資は、現地との商習慣の違いや流通通貨の違いによる為替リスクなど、日本国内での不動産投資とは異なる性質を含んでいます。これらの違いや注意点について慎重に検証し、セミナー受講後は一度持ち帰って再検討するなどの対策をしてみましょう。
まとめ
海外不動産投資セミナーに参加して必要な情報を得たあとは、物件選びに移ることになります。これまで紹介したセミナーを主催する不動産会社は物件管理のサポートや売却に関する相談も受け付けているため、初心者の方でも気軽に参加可能です。
このほか将来的にハワイなどのリゾート地への移住を考えている方、当面は賃貸運用を行い将来は自分たちが住む目的で海外不動産購入を検討しているという方も、一度不動産投資セミナーの受講を検討されてみると良いでしょう。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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