おすすめのソーシャルレンディング会社や投資型クラウドファンディング会社の一覧をご紹介します。各社の特徴やサービス内容については下記を参考にしてください。
ソーシャルレンディング会社・投資型クラウドファンディング会社の一覧
オーナーズブック(OwnersBook)
運営会社のロードスターインベストメンツ株式会社は東証プライム上場企業ロードスターキャピタル株式会社の100%子会社で、代表はゴールドマン・サックスグループで勤務経験があり、ボードメンバーも金融業界出身多数ということで金融のプロが多数在籍している会社です。オーナーズブックの投資案件では、返済金額をカバーできる可能性が高い不動産を担保に設定することで、返済リスクを軽減しています。
利回り水準は3.0%~5.0%と高い水準ではありませんが、オーナーズブックに掲載されている全ての案件は、不動産鑑定士を含む不動産投資の専門家が精査したものとなっています。シニアローンとしての貸付やエクイティ投資等まで用意しており、個々の投資家のリスク許容度に応じて不動産の投資タイプを選択することができます。
COZUCHI(コヅチ)
COZUCHIは、株式会社LAETOLIが運営している不動産投資型クラウドファンディングです。LAETOLI社は1999年創業の不動産会社で、リノベーションや不動産買取事業なども行っているため、投資用不動産のノウハウを豊富に有しています。
COZUCHIでは1口1万円からの出資が可能で、運用期間も最短3ヶ月~1年程度と比較的短期なので、リスクを抑えて運用を始めることができます。案件は都心や首都圏のマンションなどが中心で、物件画像、所在地や物件情報に加え、空室率や物件情報、最寄駅などの周辺状況も開示されています。
また、COZUCHIには、途中解約が可能という特徴もあります。他の不動産クラウドファンディングの中には途中解約ができないサービスもありますが、COZUCHIでは事務手数料はかかるものの、申請すれば途中解約が可能で、出資した資金は翌月に換金することができます。急に現金が必要な状況になったりしたときにも対応しやすいメリットがあります。
CREAL(クリアル)
CREAL(クリアル)は、東証グロース上場企業のクリアル株式会社が運営している不動産投資型クラウドファンディングサービスです。1口1万円から小口不動産投資を始めることができ、運用資産評価額の下落が一定割合までであればブリッジ・シー・キャピタルが損失を負担する仕組みになっており、少額・短期で始めてみたい初心者の方にもおすすめのサービスです。
投資対象は大型のホテルや保育園といったESG投資案件、マンション1棟投資案件や区分マンションなどの小規模の案件など、多種多様なものが揃っています。投資対象になる不動産の住所、事業内容などに加えて、それぞれの案件の動画も公開されているなど、積極的に情報公開をしている点が特徴です。
利回りはソーシャルレンディングと比べると4%~5%台でやや低めですが、CREALは積極的にキャッシュバックキャンペーンなどを実施しているため、投資案件やタイミングによっては実質的な利回りをやや高くすることもできます
Funds(ファンズ)
Funds(ファンズ)は、資産形成したい個人とお金を借りたい企業を結ぶ、国内初「貸付ファンド」のオンラインマーケットです。第二種金融商品取引業者である株式会社クラウドポートが、オンライン上で投資家から資金を集め、各分野のプロであるファンド組成企業が企業にお金を貸すという仕組みになっています。予定利回りは1.5%~6%、投資額は1円から、投資期間は4ヶ月~1年程度で投資できるなど、少額・短期で投資を始めてみたい初心者の方や、分配金を効率よく再投資したい方などにもおすすめのサービスです。
Fundsでは、ひとつの口座で「国内不動産」「事業者貸付」「マイクロファイナンス」「リース」など様々なテーマの貸付ファンドに分散投資が可能です。また、ファンド組成企業には財務状況や事業の計画性、適格性などの観点から厳密な審査を行っており、ファンド募集時にも個別ファンドごとの審査を徹底しているという特徴があります。一方、クラウドポート社内においても、金融の専門家や弁護士が複数在籍しており、法令遵守の業務運営体制(コンプライアンス体制)を構築しており、サービス運営企業・ファンド組成企業ともに高い信頼性が担保されている点が魅力です。
TSON FUNDING
TSON FUNDING(ティーソンファンディング)は、愛知県名古屋市に本社を構える株式会社TSONが運営する不動産投資型クラウドファンディングサービスです。株式会社TSONは2008年創業の不動産事業や関連事業を営む企業で、TOKYO PRO Marketに上場しています。
TSON FUNDINGでは、ファンドの想定利回りが6.7%に設定されており、他の不動産投資型クラウドファンディングの水準(3%~5%程度)と比べて比較的高めに設定されています。TSON FUNDINGではキャピタルゲイン型とインカムゲイン重視型の2種類のファンドがあり、ポートフォリオに合わせた投資方法を選択できます。インカムゲイン重視型のファンド「SMART FUNDシリーズ」では、入居開始より全期間家賃固定型の空室保証制度を設定しています。
また、TSON FUNDINGの投資物件はWEB上から集めた約300万件以上の分譲住宅販売データをもとに、市場の平均的な販売価格や販売期間を査定する独自の不動産AIの技術を活用して厳選しています。
最低投資額は5万円(1口1万円・最低5口から)とやや高めですが、ファンドの運用途中でも手数料(投資金額の3%+消費税)を支払うことで解約することができる特徴があります。
ちょこっと不動産
ちょこっと不動産は、2021年3月にオープンした不動産クラウドファンディングサービスで株式会社良栄が運営しています。良栄は、用地取得から市場分析、企画、設計、施工、アフターサービスに至るまで自社一貫体制を築いており、不動産開発や不動産賃貸の分野で多くの実績がある会社です。
ちょこっと不動産では、1口1万円から不動産投資を開始でき、対象不動産はレジデンス(戸建て、アパート、マンション)、オフィスビル、テナントビル、店舗など多様な商品が予定されており、運用期間も短期~中長期とラインナップに幅を持たせることが予定されています。
2021年4月リリース予定の1号ファンドは、対象不動産は都内区分マンション、期間は6~12カ月、予定分配率6.0%程度が予定されています。
信長ファンディング
信長ファンディングは、名古屋に本社を置く株式会社ウッドフレンズが提供する不動産投資型クラウドファンディングサービスです。運営元の株式会社ウッドフレンズは、JASDAQ(ジャスダック)と名古屋証券取引所(名証)に上場しており、不動産開発や販売だけでなく生活環境に関連する事業なども行っている企業です。建売住宅の販売などで実績豊富な企業で、地元の名古屋を中心とした東海エリアをはじめ、東京でも不動産を取り扱っています。
信長ファンディングは、国産木材を積極的に活用した賃貸アパートや中古不動産再生物件を商品化することで、株式会社ウッドフレンズがこれまで培ってきた不動産事業や建設事業、建材事業などのノウハウを活かした不動産型クラウドファンディングサービスとなっています。最低投資金額は10万円と他サービスと比べてやや高めですが、名古屋など東海エリアに投資ができる点や予定分配率の水準が5%程度と高めな点、上場企業が運営しているといったメリットがあります。
また、信長ファンディングは地域経済の活性化や国産材の積極活用などを特徴として掲げており、不動産でESG投資ができるクラウドファンディングでもあります。ESG投資に関心がある方や、地方創生・地域活性化・環境問題などに関心のある方にとっても大きなメリットになるでしょう。
TECROWD(テクラウド)
TECROWD(テクラウド)は、日本の建設会社のTECRA株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングサービスで、国内・海外の不動産に1口10万円から投資できます。想定利回りは8.0%と比較的高めの水準となっています。
投資対象はモンゴル・カザフスタンのオフィスビル・レジデンスや、日本の障がい者向けグループホームやレジデンスなどとなっています。また、海外物件については自社建設・監修を行う不動産をメインに紹介しているのが特徴で、日本の建築技術が生かされた不動産に投資できます。
優先劣後構造による投資家を保護する体制や、投資家から集めた資金について透明性を保って管理するための分別管理体制などが整っているのも特徴です。また、海外資産への投資に伴う為替変動リスクに対応するために、現地金融機関と提携して日本円での投資・償還を実施しています。海外不動産への投資ということで生じる為替リスクに対しては、TECROWDではあらかじめ一括借上げを円建てで契約することで、為替変動リスクを軽減しています。
Jointo α(ジョイントアルファ)
Jointo α(ジョイントアルファ)は、大手不動産会社で東証1部上場の『あなぶき興産』が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。ジョイントアルファの投資案件は、地方都市の区分マンションやゲストシェアハウスなどが中心となっており、サイト上でも「不動産投資×地域創生への挑戦」を特徴の一つに掲げています。
ジョイントアルファの年利回りは3.6~5%と不動産投資型クラウドファンディングの中では平均的な水準となっています。また、1口は10万円からとなっており、こちらは他サービス(1万円から始められる等)と比べるとややハードルは高くなっていますが、実物の不動産投資(数千万円~数億円)に比べれば非常に始めやすくなっています。
運用期間は6ヶ月~1年と短期案件が中心のため、「不動産投資に興味はあるけど、少額から始めてみたい」「まずは短期間で様子を見てみたい」「不動産投資で分散投資がしたい」という方でも、気軽に始めることが可能です。また、優先出資・劣後出資の仕組みを採用しており、2020年6月現在で公開中のファンドについては劣後出資の割合が30%となっており、他社サービス(10%~20%)と比べても高い水準となっています。
なお、第2号のリノベーションゲストハウス案件では、出資者特典として「Alphabed Inn 高松駅前」の宿泊料が20%キャッシュバックされる(※ただし、出資者様本人名義での宿泊予約、ならびに運用期間内での宿泊に限る)というものがあり、今後もゲストハウス案件では出資特典が付く可能性があります。
大家.com
「大家.com」は株式会社グローベルスが運営する不動産クラウドファンディングのプラットフォームです。グローベルスは、東証2部上場企業の株式会社プロスペクトの子会社で、創業から20年以上不動産投資に関わってきた不動産の専門企業です。
大家.comの最低出資金額は1万円から、予定分配率4%~6%となっています。また、大家.comでは、個人だけでなく法人の投資家登録も可能になっている点やブロックチェーン技術を用いて、第三者へ出資持ち分の譲渡ができる仕組みを導入している点も大きな特徴となっています。
優先劣後制度を採用しているため、不動産価値の下落があってもその影響を小さくすることができます。また、案件によっては保証会社と連携して保証付きプランを提供するなどの他サービスではあまり見られないリスク対策にも取り組んでいます。
クラウドクレジット
クラウドクレジットは、海外投資案件に特化したソーシャルレンディングサービスで、高度経済成長のステージにあり資金需要も旺盛な国のベンチャー事業者に対して、ソーシャルレンディングの仕組みを使い、日本の余剰資金をそれらの国々に供給することにより高利回りの実現を目指しています。投資額は1万円から、利回りは6.0%~9.8%(2024年1月時点)で、外貨建て案件にも投資可能です。
単なる貸付けの事業に留まらず、社会的な課題解決を行う企業への融資も積極的に行うことで、経済的なリターンだけでなく社会的なリターンも追求できる「社会インパクト投資」にも取り組んでいます。
なお、2022年12月28日には融資型クラウドファンディング(CF)「Bankers(バンカーズ)」を手がけるバンカーズ・ホールディングスがクラウドクレジット株式会社を買収し、現在はバンカーズのグループ会社となっています。
リンプル(Rimple)
リンプル(Rimple)は、東証プライム上場グループ企業のマンション投資会社「プロパティエージェント」が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。リンプルの投資案件は、プロパティエージェントが企画・開発したマンションが中心となっており、1口1万円からの少額投資が可能となっています。リンプルの年率の利回りは5%前後、運用期間は6ヶ月前後となっています。
また、リンプルでは、他社のポイントを、リンプルで使用できる「リアルエステートコイン」に交換し、投資をすることができます。現在は永久不滅ポイントから交換することができ(※永久不滅ポイント:1000ポイント×4.5=4500リアルエステートコイン)、「1コイン=1円」の価値で不動産に投資することができます。今後も、ポイントサービスは順次追加されていく予定です。
リンプルは「優先劣後方式」の仕組みを採用しており、万が一運用による損失が発生した場合でも30%までは投資家の元本が守られる、という仕組みとなっています。この劣後出資の割合は、他社の不動産投資クラウドファンディングサービス(10%~20%)と比べても高い水準です。
レンデックス
レンデックスは、10%近い高い利回りと1年以内の短期案件中心という点が魅力のソーシャルレンディングサービスです。1口2万円から小口で投資を始めることができ、大部分の案件に不動産担保が設定されています。担保の査定については自社だけでなく、東急リバブルの査定も利用することで、金額の信頼性を高める取り組みをしています。
担保が設定されている案件では、査定結果の80%までを上限にファンドが組成されているので、担保不動産の価値の下落幅が20%までであれば元本割れが起こらない仕組みとなっています。会員登録手数料・口座開設手数料・口座維持管理手数料・案件申込手数料・払い戻し手数料などはすべて無料(0円)となっており、実際に投資を行う際の投資家口座への振込手数料だけを負担すればよいため気軽に利用を開始することができるサービスです。
ファンディーノ(FUNDINNO)
ファンディーノ(FUNDINNO)は、累計成約件数350件超、累計応募金額108億円超(2024年1月時点)を超える株式投資型クラウドファンディングサービスです。1口10万円前後の小口から、IPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することが可能です。
応募企業については、個人投資家保護の観点から、詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいています。審査過程は、公認会計士・弁護士・税理士等有識者を中心としたチームで行い、また、審査会議においては多数決ではなく、審査員全員一致でなければ通過することができないという厳しい審査を行っています。
非上場株式への投資ということでハイリスクではありますが、IPOやバイアウトを目指す成長性の高い企業に小口から投資をすることができるため、ハイリターンを目指したい方や、共感できる企業や面白そうな企業を応援してみたいという方におすすめのサービスです。
ユニコーン(Unicorn)
ユニコーンは、投資銀行・証券出身のIPOのプロが多数在籍しており、独自のネットワークや目利きで厳選された有望なベンチャー企業に投資ができる株式投資型クラウドファンディングサービスです。1口5万円の小口から、将来のIPOやM&Aが見込める成長企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を3ヶ月に1回以上確認することが可能です。
また、投資額に応じて、企業から定期的に株主優待を受けられる機会があるという点も嬉しいポイントです。未上場企業への投資の場合、株式の売却益(キャピタルゲイン)がメインとなりますが、保有期間中に株式優待を受けることができれば、インカムゲインも期待できるためより長期的な投資として考えやすくなるメリットがあります。
応募企業の審査については、百数十社の企業の上場をサポートしてきた投資銀行・証券出身のIPOのプロがデューデリジェンスを行い、社会の課題を解決する可能性を有する企業や最先端技術で社会を豊かにする企業を中心にピックアップされています。
クラウドバンク
クラウドバンクは、業界初のクラウドファンディング専業証券会社が運営するサービスで、バリエーションに富んだファンドに特徴があります。2013年10月にサービスを開始し、2024年6月時点でファンドへの応募金額2816億円超、平均利回りは5.82%(※2024年3月末までの1年間に運用終了したファンド実績値、年率・税引前)となっています。
代表者の信用調査や連帯保証人の有無などの厳格な審査、不動産や売掛債権などの担保設定、資金重要者の代表者が債務を連帯保証することなどで資産保全を図っています。
また、クラウドバンクは企業として社会課題解決の取り組みも実施しています。2022年12月時点で4年連続で国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンと連携し、途上国の子供たちの健やかな成長と子供たちが住む地域の自立を目指す「チャイルド・スポンサーシップ」に参加しており、累計2,000万円以上の寄付を通じて100人以上の途上国の子供たちを支援している実績があります。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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