不動産投資ができるクラウドファンディングサービス

上場企業など大手も参入し始めた不動産投資クラウドファンディング。ソーシャルレンディングとは異なり、キャピタルゲイン(売却益)を狙える点や投資案件情報の透明性の高さ、優先出資を始めとした投資家保護などの仕組みの充実などにより、投資家からも支持を獲得しています。

最近では、ESG不動産投資や地方創生、社会的インパクト投資などができるサービスや余ったポイントを不動産投資に回せるサービスなども登場しており、投資の幅も広がってきています。

この記事では、注目の不動産投資クラウドファンディングのサービスをピックアップしてご紹介したいと思います。

東証1部上場企業が運営!永久不滅ポイントで不動産投資ができる「リンプル(Rimple)」

不動産投資クラウドファンディング リンプル(Rimple)リンプル(Rimple)は、東証1部上場のマンション投資会社「プロパティエージェント」が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。リンプルの投資案件は、プロパティエージェントが企画・開発したマンションが中心となっており、1口1万円からの少額投資が可能となっています。リンプルの年率の利回りは5%前後、運用期間は6ヶ月前後となっています。

また、リンプルでは、他社のポイントを、リンプルで使用できる「リアルエステートコイン」に交換し、投資をすることができます。現在は永久不滅ポイントから交換することができ(※永久不滅ポイント:1000ポイント×4.5=4500リアルエステートコイン)、「1コイン=1円」の価値で不動産に投資することができます。今後も、ポイントサービスは順次追加されていく予定です。

リンプルは「優先劣後方式」の仕組みを採用しており、万が一運用による損失が発生した場合でも30%までは投資家の元本が守られる、という仕組みとなっています。この劣後出資の割合は、他社の不動産投資クラウドファンディングサービス(10%~20%)と比べても高い水準です。


首都圏中心の賃貸マンションに1口1万円から投資可能、買取請求は24時間365日可能「i-Bond(アイボンド)」

i-Bond(アイボンド)i-Bondは、東証JASDAQスタンダードに上場している不動産会社「株式会社マリオン」が2019年5月から提供している不動産投資型クラウドファンディングです。予定分配率は年1.5%(税引前)、1口1万円から投資ができるため、「まずは少額から始めてみたい」という方には、はじめやすくなっています。運用期間は無期限であるため、投資家の短期・中期・長期の運用方針に対応することができ、他の不動産クラウドファンディングで「ファンドに毎回応募するのが面倒」「再投資の手間を少なくしたい」と感じている方にもメリットがあります。

i-Bondで運用されている対象不動産は、首都圏を中心とした賃貸マンションとなっています。また、単一の不動産に対して投資をするのが主流な他の不動産投資型クラウドファンディングやソーシャルレンディングと異なり、i-BondはJ-REIT(Jリート)のように複数の不動産で構成されているため、分散効果があります。

また、買取請求を24時間365日WEB(オンライン)で受け付けている点も大きな特長の一つで、買取請求を行った場合、5営業日後に投資家の口座に振り込まれます。なお、手数料については、会員登録・申込・買取手数料は無料となっています。ただし、申込・買取時の金融機関の振込手数料は投資家負担となっています。

さらに、i-Bondでは「優先劣後方式」を採用しており、投資家からの出資(優先出資)は鑑定評価額の95%とし、残る5%を事業者である株式会社マリオンが負担する仕組み(劣後出資)となっています。対象不動産の鑑定評価額が下落した場合でも5%以内であれば、投資家側の出資元本への影響はありません。


地方都市の区分マンションやゲストシェアハウスに投資できる「ジョイントアルファ」

不動産投資クラウドファンディングJointo α(ジョイントアルファ)Jointo α(ジョイントアルファ)は、大手不動産会社で東証1部上場の『あなぶき興産』が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。ジョイントアルファの投資案件は、地方都市の区分マンションやゲストシェアハウスなどが中心となっており、サイト上でも「不動産投資×地域創生への挑戦」を特徴の一つに掲げています。

ジョイントアルファの年利回りは3.6~5%と不動産投資型クラウドファンディングの中では平均的な水準となっています。また、1口は10万円からとなっており、こちらは他サービス(1万円から始められる等)と比べるとややハードルは高くなっていますが、実物の不動産投資(数千万円~数億円)に比べれば非常に始めやすくなっています。

運用期間は6ヶ月~1年と短期案件が中心のため、「不動産投資に興味はあるけど、少額から始めてみたい」「まずは短期間で様子を見てみたい」「不動産投資で分散投資がしたい」という方でも、気軽に始めることが可能です。また、優先出資・劣後出資の仕組みを採用しており、2020年6月現在で公開中のファンドについては劣後出資の割合が30%となっており、他社サービス(10%~20%)と比べても高い水準となっています。

なお、第2号のリノベーションゲストハウス案件では、出資者特典として「Alphabed Inn 高松駅前」の宿泊料が20%キャッシュバックされる(※ただし、出資者様本人名義での宿泊予約、ならびに運用期間内での宿泊に限る)という実績があり、今後もゲストハウス案件では出資特典が付く可能性があります。


募集総額30億円超、保育所・教育施設・ヘルスケア・地方創生などESG不動産投資ができる「CREAL」

不動産投資クラウドファンディングCREALCREAL(クリアル)は、不株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営している不動産投資型クラウドファンディングサービスです。1口1万円から小口不動産投資を始めることができ、運用資産評価額の下落が一定割合までであればブリッジ・シー・キャピタルが損失を負担する仕組みになっており、少額・短期で始めてみたい初心者の方にもおすすめのサービスです。

投資対象は大型のホテルや保育園といったESG投資案件、マンション1棟投資案件や区分マンションなどの小規模の案件など、多種多様なものが揃っています。投資対象になる不動産の住所、事業内容などに加えて、それぞれの案件の動画も公開されているなど、積極的に情報公開をしている点が特徴です。

利回りはソーシャルレンディングと比べると4%~5%台でやや低めですが、CREALは積極的にキャッシュバックキャンペーンなどを実施しているため、投資案件やタイミングによっては実質的な利回りをやや高くすることもできます。

まとめ

不動産投資クラウドファンディングは情報の透明性が高く、優先劣後方式などの仕組みを導入しているサービスも多いですが、貸倒れリスクが0になるなわけではありません。運営企業や各投資案件をしっかりと精査しながら投資を進めていきましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チームは、不動産投資や金融知識が豊富なメンバーが不動産投資の基礎知識からローン融資のポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融メディア「HEDGE GUIDE」