COMMOSUS(コモサス)は、旧CAMPFIRE Ownersから名称変更した融資型クラウドファンディングサービスです。2022年8月にCAMPFIREグループからマネジメントバイアウト(MBO)し、事業用地ファンドや外貨両替事業など、様々な大規模ファンドを組成しています。
本記事では、COMMOSUS(コモサス)の評判や口コミまた利用する際のメリット・デメリットと特徴について解説していきます。投資を検討されている方はご参考ください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- COMMOSUS(コモサス)とは
1-1.大手クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」の子会社が運営
1-2.融資型クラウドファンディングサービスである - COMMOSUS(コモサス)の特徴
2-1.不動産クラウドファンディング「COZUCHI」との協働ファンドを運営
2-2.不動産を中心に金融ファンドなどもある
2-3.旧CAMPFIRE Ownersでは保証付きのファンドの運営実績あり - COMMOSUS(コモサス)のメリット
3-1.予定分配率8%など高利回りの案件も
3-2.特典付きファンドがある - COMMOSUS(コモサス)のデメリット
4-1.貸し倒れリスクがある
4-2.運用中のキャンセルができない - COMMOSUS(コモサス)の評判・概要
- まとめ
1.COMMOSUS(コモサス)とは
COMMOSUS(コモサス)は、少額資金からはじめられる資産運用で事業を応援できる融資型クラウドファンディングサービスです。1万円から投資が可能で、予定分配率は3.0%~7.0%(年率・税引前)となっており、株式、投資信託、FXのように運用期間中に値動きを気にする必要がなく、投資初心者の方でも気軽に検討しやすいサービスとなっています。
募集金額5億円の物流用地プロジェクトファンドなどの大規模ファンドや、不動産クラウドファンディング「COZUCHI」との協働ファンド、外貨両替事業ファンドなど積極的にファンド組成を行っており、募集実績も豊富です。
運営サービス | COMMOSUS(旧名称:CAMPFIRE Owners) |
URL | https://commosus.jp |
会社名 | 株式会社コモサス |
旧名称 | 株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL |
代表者 | 加藤義隆 |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1-19-19 2F |
資本金 | 1億円 |
事業内容 | 融資型クラウドファンディングにおける募集及び私募の取り扱い業務(第二種金融商品取引業) |
登録/加入協会 | 第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2973号/一般社団法人第二種金融商品取引業協会 |
1-1.大手クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」の子会社が運営
COMMOSUS(コモサス)は、かつては大手購入型クラウドファンディングの「CAMPFIRE」の子会社である株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALが運営していました。
融資型クラウドファンディング事業のみCAMPFIREグループからマネジメントバイアウト(MBO)し、2022年12月に旧CAMPFIRE Ownersから名称変更した経緯があります。旧サービス名はCAMPFIRE Ownersです。
1-2.融資型クラウドファンディングサービスである
COMMOSUS(コモサス)は不動産クラウドファンディングではなく、融資型クラウドファンディングです。投資家から集めた資金を第三者に融資し、その際の貸付金利を投資家に対して分配します。そのため、不動産以外を運用するファンドも扱うことがあります。
融資型クラウドファンディングの特徴としては、金利収入であるため運用期間中の分配利率が一定となり、収益見込みが立てやすいという点が挙げられます。一方、高金利の案件では貸し倒れリスクが高まってしまうというデメリットがある点に注意が必要です。
2.COMMOSUS(コモサス)の特徴
融資型クラウドファンディングサービスとしてのCOMMOSUS(コモサス)の特徴を見ていきましょう。
2-1.不動産クラウドファンディング「COZUCHI」との協働ファンドを運営
COMMOSUS(コモサス)の大きな特徴として不動産クラウドファンディングのCOZUCHI(コヅチ)との協働ファンドを運営しているという点が挙げられます。COZUCHIは累計募集実績が約300億円の実績がある不動産クラウドファンディングサービスです。
COMMOSUS(コモサス)はCOZUCHIが仕入れた不動産の資金調達手段として、融資型クラウドファンディングのスキームを活用しています。利回りは7%以上と他の融資型クラウドファンディングよりも高い利回り水準となっている点も特徴的です。
2-2.不動産を中心に金融ファンドなどもある
COMMOSUS(コモサス)では、不動産以外にも外貨両替を行う会社への融資ファンドなどもあります。ファンドの種類はファクタリングの資金用ファンドや、外資系フィンテック企業の外貨両替ファンドなど多岐にわたっています。
3.COMMOSUS(コモサス)のメリット
COMMOSUS(コモサス)のメリットにどのような点があるのか、具体的にみて行きましょう。
3-1.予定分配率8%など高利回りの案件も
COMMOSUS(コモサス)の「首都圏近郊物流用地プロジェクトII(COZUCHI FUND4号)」というファンドでは、予定分配率(利回り)8%と高利回りに設定されています。
他の融資型クラウドファンディングと比較しても予定分配率8%は非常に高水準となっており、高いリターンが設定されたファンドを探している方にとってメリットと言えます。ただし、高利回りファンドは出資先の返済負担が大きくなることでハイリスクになりやすいという点に注意しましょう。
3-2.特典付きファンドがある
COMMOSUS(コモサス)では、不動産関係のファンドの中で特典付きファンドがあります。過去の特典付きファンドの事例としては、「『THE CITY RESIDENCE』事業ファンド(シティホームズ4号)」があります。
『THE CITY RESIDENCE』事業ファンド(シティホームズ4号)の特典
- 特典の対象者:10万円以上投資された方※特典の内容は投資金額により異なる
- 特典の内容:シティホームズのグループ会社「株式会社シティダイニング」から、お食事券など特典の提供
マンション取得資金融資案件の際に、借入人であるシティホームズ社からお食事券など各種サービスを利用できる特典となっています。
4.COMMOSUS(コモサス)のデメリット
次はCOMMOSUS(コモサス)のデメリットを見ていきましょう。
4-1.貸し倒れリスクがある
COMMOSUS(コモサス)は融資型クラウドファンディングであり、融資先から資金が回収できない事も起こりえます。その場合は、投資家にとって大きな損失が発生する可能性があります。
リスク対策として、不動産の仕入れ資金の融資案件では不動産を担保にしたり、また先ほど挙げたように保証会社を中に入れて保証をつけることで、投資家の資産保全対策を行っています。どのようなリスク対策を行っているのかファンドによって異なるので、投資前にチェックしておきましょう。
4-2.運用中のキャンセルができない
COMMOSUS(コモサス)は融資型クラウドファンディングであるため貸付を行いますが、貸付の際には金銭消費貸借契約を締結します。契約の中には金利を何パーセントにするのか、またいつまでに返済するかなどの融資条件が盛り込まれています。
金銭消費貸借契約がもとになっている融資型クラウドファンディングにおいて、融資期間中は返済要求ができないということになります。つまり、自分の都合で運用中のキャンセルができないので、ファンド募集時に予定された運用終了期間まで自分のお金でも自由に使うことができない点には注意しておきましょう。
5.COMMOSUS(コモサス)の評判・口コミ
COMMOSUS(コモサス)の評判・口コミについて見て行きましょう。
COMMOSUS(コモサス)の良い評判・口コミ
- COZUCHIの協働ファンドが魅力的である
- 1つのジャンルにファンドの種類が偏ってないのが良い
- 特典が付いているファンドがあるのが嬉しい
COMMOSUS(コモサス)の残念な評判・口コミ、改善を求める声
- 予定分配率が少し高すぎる気がしている、返済遅延が起きないか心配
- すぐに募集枠が埋まって投資できなかった
- 人気ファンドの募集ではサーバーになかなかアクセスできなかった
※上記はすべて個人の感想です。投資を検討される際は、ご自身でも最新情報などを収集の上ご判断ください。
良い評判・口コミとしては、COMMOSUS(コモサス)とCOZUCHIの協働ファンドは利回りも高く大きな収益が見込めるので、注目されていることが伺えます。
また、現状では不動産関連のファンドが多くなっていますが、外国為替ファンドや過去には社会的インパクト投資のファンドなども扱っています。多様なジャンルを選びながら分散投資できる点も良いという声が見られました。ファンドの一部では特典付きのファンドもあり、こちらも高く評価されています。
一方、残念な評判・口コミとしては、高いリターンの設定に対して不安を感じている方や、人気ファンドでは募集枠がすぐに埋まってしまったり、サーバーダウンによってうまくアクセスできなかったなどの声もありました。
COMMOSUSのような融資型クラウドファンディングのリターンについては、利回りが高くなるほど融資先の返済負担が大きくなるため基本的にハイリスクな運用対象になる傾向があります。投資対象の不動産担保・保証について確認し、また一度に大きな資金を投入しないよう分散投資を心がけておくと良いでしょう。
その他、人気ファンドの応募が殺到してしまうことについては、他のクラウドファンディングサービスでもしばしば見られる現象です。特にリターンが高く設定されているファンド、保証内容が厚くリターンの確度が高いファンドについては人気が集中してしまう傾向があるので、前もってスケジュールを確認しておき、他のサービスと併用するなど工夫をされると良いでしょう。
まとめ
COMMOSUS(コモサス)は、大手購入型クラウドファンディングサービスのCAMPFIREの子会社から運営を引き継いでおり、前身のCAMPFIRE Ownersから数えると3年以上の運営実績がある融資型クラウドファンディングです。
不動産クラウドファンディング「COZUCH」との協働ファンドの募集もあり、高い利回りが得られるファンドとして人気を集めています。一方で融資型クラウドファンディングであるため債務不履行のリスクなどがあり、保証付きのファンドや担保付きのファンドなど、ファンド別にどのような資産保全対策がとられているかをチェックし、投資判断していく必要があるでしょう。
COMMOSUS(コモサス)人気を集めている背景には、複数の種類のファンドがあったり、特典付きのファンドがあるなど、投資家にとって様々なメリットがある点が挙げられます。人気のファンドには応募が殺到するケースも見られているので、まずは事前に会員登録を済ませておくことも検討してみましょう。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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