SBI証券の評判は?メリット・デメリットやおすすめの使い方も

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SBIホールディングスのグループ企業である、「SBI証券」。大手企業が運営しているということもあり、一定の信頼性があります。しかし、実際にSBI証券を利用するかどうかは、取引する上では重要な取引ツールや取引環境なども確認しておく必要があります。

そこで本記事では、SBI証券の概要やメリット・デメリット、評判など、SBI証券について詳しく紹介します。

目次

  1. SBI証券とは
  2. SBI証券のメリット5つ
    2-1.他ネット証券と比べて手数料が安い
    2-2.強力な高機能ツールでの取引が可能
    2-3.夜間取引もできる
    2-4.IPO取扱銘柄数はトップクラス
    2-5.提携ポイントが豊富でポイ活・ポイント投資に強い
    2-6.対面で相談できるプランがある
  3. SBI証券のデメリット3つ
    3-1.セキュリティ面に不安を覚える場合もある
    3-2.システム障害が起こるとログインしづらくなり一部の機能停止も
  4. SBI証券の口コミ・評判
  5. SBI証券の利用に向いている人は?
  6. まとめ

1.SBI証券とは

SBI証券

SBI証券に関するニュース

SBI証券とは・サービスの特徴

SBI証券はSBIホールディングス株式会社の100%出資子会社です。同グループでは証券・銀行・保険・住宅ローンなど様々な金融商品を提供しており、ネット金融業界では大手の企業となります。また、SBI証券はネット証券でもトップクラスの実績を誇っています。

以下では、SBI証券のメリットやデメリット、おすすめの使い方などを詳しく紹介します。

2.SBI証券のメリット5つ

まずは、SBI証券を利用するとどんなメリットがあるのかを、具体的に解説していきます。

2-1.他ネット証券と比べて手数料が安い

SBI証券では2023年9月30日より、ゼロ革命の対象者は国内株式売買手数料0円となっています。なお、ゼロ革命の対象となるには、取引報告書や各種交付書面を全て郵送から電子交付に切り替える必要があります。

以下は、主要ネット証券各社のスタンダードプランとアクティブプランを比較した表(2023年10月時点)です。

1注文の金額 SBI証券
ゼロ革命
楽天証券
ゼロコース
マネックス証券
1注文の約定金額
5万円 0円 0円 50円(税込55円)
10万円 0円 0円 90円(税込99円)
20万円 0円 0円 105円(税込115円)
50万円 0円 0円 250円(税込275円)
100万円 0円 0円 487円(税込535円)

出典:SBI証券

大手ネット証券の各社の手数料を比較しましたが、SBI証券の手数料は低い水準だということが分かります。

2-2.強力な高機能ツールでの取引が可能

SBI証券が提供するトレーディングツール「HYPER SBI」は、直観的な操作でスピーディーな取引を行うことができます。新規注文や注文変更など、マウスをドラッグ&ドロップするだけで変更が可能であり、瞬時の判断が必要な取引では使い勝手抜群の注文機能です。

40種類以上のテクニカル指標を備えており、複数同時表示も可能なため、テクニカル分析がメインのトレーダーの方でも満足のいく取引を行うことができます。また、スマホアプリにも対応しているため、いつでもどこでもレートをチェックし取引を行うことも可能です。初心者から上級者まで満足して取引ができるツールとなっています。

2-3.夜間取引もできる

SBI証券では、PTS取引があるため夜間でも取引を行うことができます(※信用取引は9時~11時30分・12時30分~15時、2022年2月時点)。PTS取引とは、通常の株式投資が行われる取引市場とは別に設けられた、私設取引所で行われる取引のことです。日本証券業界の定める「上場株券等の取引所金融商品市場外での売買等に関する規則」に従って開設されたものです。

昼間は仕事で忙しいという会社員の方も、PTS取引によって仕事終わりでも取引を行うことができます。

2-4.IPO取扱銘柄数はトップクラス

SBI証券はIPOの取扱銘柄数が業界トップクラスであり、IPO投資を中心に取り組みたい場合は、口座開設をしておきたい1社です。以下の表は、ネット証券のIPO取扱銘柄数の比較表(2021年3月通期)になります。

会社名 引受者数
SBI証券 80社
みずほ証券 58社
SMBC日興証券 47社
大和証券 44社
楽天証券 43社
野村證券 41社
マネックス証券 40社
岡三証券 32社

※集計対象は新規上場企業の国内引受分で、追加売出分と海外は含まず
※各社発表資料よりSBI証券が集計
⇒出典:SBI証券

SBI証券は2021年3月通期の全上場会社数のうち、86社(93.0%)の銘柄を扱っています。取扱銘柄数が多いということは、その分当選するチャンスも高い傾向にあるということです。

また、万が一抽選に外れてしまった場合も「IPOチャレンジポイント」という仕組みがあるため、次回の抽選で当選する確率を上げることも可能です。IPOチャレンジとは、ブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じてポイントが加算されるSBI証券独自の仕組みとなります。

2-5.提携ポイントが豊富でポイ活・ポイント投資に強い

SBI証券では、Tポイント・Pontaポイント・dポイント(2022年2月21日~)と提携しており、投資信託の保有額や株式などの購入金額に応じて、いずれか選択したポイントを獲得できます。また三井住友カードのVポイントや東急ポイント(2022年4月~予定)が貯まるお得な制度があったり、ポイントを運用できるサービスを提供していたりもするなど、ポイント制度の充実度は証券会社トップクラスです。

Tポイント・Pontaポイント・dポイント

SBI証券では株の取引ごとにTポイント・Pontaポイント・dポイント(以下「メインポイント」)をお得に貯めることや、投資信託を保有するだけで保有額に応じて毎月メインポイントをもらうことができます。取引で貯めた各メインポイントは、コンビニや書店など幅広い場所で利用可能です。

また、投資信託の買付にメインポイントを利用することもできます。1ポイント1円として、最低100円から買い付けをすることができます。取引で貯めたポイントで投資信託を買付し、お得に分散投資ができます。

メインポイントは管理画面上で連携手続きを行うことで、自由に選択・変更が可能です。普段の利用頻度に応じて好きなポイントを貯めたり投資信託の購入に使えたりするため、高い利便性を有していると言えます。

Vポイント・東急ポイント

SBI証券では、三井住友カードによる決済と自動積立、Vポイント付与といったサービスを受けられます。対象の金融商品は、投資信託やNISA、つみたてNISAです。

自動積立の設定方法は、SBI証券サイトからファンドを選び、積立買い付けもしくはつみたてNISAボタンを選択します。その後、決済方法や買い付け数量の入力ページへ移るので、クレジット決済にチェックを入れると毎月一定額を自動積立できるようになります。

三井住友カード プラチナなどは、積立額100円につき3ポイント付与されます。通常は100円につき0.5ポイントなので、6倍のポイント還元率です。Vポイントを重視している方は、ポイント還元率を確認するのも大切です。また、提携カードなど一部のクレジットカードは、Vポイント付与なしという点に注意が必要です。

三井住友カードとSBI証券では、Vポイント投資というサービスの提供もしています。Vポイント投資は、三井住友カードで貯めたVポイントを投資に活用できるサービスで、「SBI証券Vポイントサービス」の登録を行うことで、保有しているVポイントをSBI証券の投資信託の買付代金に利用できます。利用できるのは、三井住友カードのウェブサイトや 「Vpass」アプリ経由で証券口座を開設、またはすでにSBI証券の証券口座を保有し、三井住友カードの金融商品仲介サービスへの変更手続きを行ったユーザーです。Vポイントが貯まるカードは「三井住友カード」など16種類となっています。

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また、2022年4月からは、同様の「クレカつみたて」サービスが東急カードとの提携で開始されています。所定の条件を満たすことで、積立決済に対する東急ポイントの加算率が最大3%まで上昇するサービスです。またクレカつみたては、東急カードの会員制プログラム「TOKYU ROYAL CLUB」のステージアップカウント対象にもなる予定です。東急カードを普段利用している方に嬉しいサービスと言えるでしょう。

2-6.対面で相談できるプランがある

SBI証券はネット証券では珍しく、担当者に投資の相談ができる「対面コース」を用意しています。手数料は2,750円(税込)~と、店頭証券の対面サービスと同様にオンライン取引より高額ですが、インターネットが使えない方や担当者に相談しながら銘柄選びをしたい方にも門戸が開かれています。

また、IFA(外部のアドバイザー)経由で、投資助言を受けながら投資ができるコースも用意されています。手数料は対面コースに比べると安価で、全国各地のIFA企業と契約できます。

3.SBI証券のデメリット3つ

以下ではSBI証券のデメリットを紹介します。口座を開設する前に押さえておきましょう。

3-1.セキュリティ面に不安を覚える場合もある

SBI証券を含むネット証券各社では、暗号化通信やセキュリティソフトなどを利用し念入りに個人情報漏洩やハッキング等への対策を行っていますが、100%安全かといえばそうではありません。

ユーザーは自分のID・パスワードを自分で管理しなければならず、フィッシングサイト等を経由して不正ログインの被害に遭う可能性もあります。そのため、自分でパスワード等の管理をすることに自信がなかったり、設定画面上でセキュリティ設定を操作する自信がなかったりする方にはデメリットとなり得ます。

3-2.システム障害が起こるとログインしづらくなり一部の機能停止も

SBI証券では、大きな相場変動などがあった場合にシステム障害が起こり取引ができなくなることやサービスにアクセスできなくなることもあります。

たとえば、2020年3月のコロナショック下では、米国市場の相場状況を受け、外国株式サイトへのアクセスの集中および米国株式の約定件数の急激な増加により、外国株式サイトやスマホサイトにおいてログインしづらい事象や、夜間の時間帯においてウェブサイトで一部機能(入出金)が利用できない事象などが生じていました。

4.SBI証券の口コミ・評判

では実際にSBI証券を利用しているユーザーのリアルな評判を見ていきましょう。

  • 「SBI証券では、投資信託を持っているだけでTポイントが貯まる。また、SBI証券での株式取引や買い物などで貯めたTポイントを使って投資信託を買うこともできる」
  • 「SBI証券の投信の毎日積立サービスは、時間的分散でリスクヘッジになるし口座からの引き落とし設定もできるので便利」
  • 「SBI証券の投資信託は信用取引の担保にできる。投信と株式にハイブリッドで効率よく投資できる」
  • 「外国株式サイトのほうで、円建て決済ができるのが結構便利。マネックス証券のように円をドルに変えたり、ドルを円に変えて取引する必要がない」
  • 「SBI証券の外国株サイトは使いづらい。楽天証券の方が外国株も一覧で見れて使いやすい」
  • 「株のスマホアプリの使い勝手には満足。信用取引でデイトレをしていてもストレス無く取引できる」

※個人の感想です。実際に口座開設や取引を検討する際は、必ずご自身でも最新情報をお調べのうえご判断ください。

少額から投資信託を積立投資できる点や手数料の安さには定評がある一方、使いにくいという声や、競合サービスである楽天証券との比較で劣るという声も聞かれます。

口コミの数は多く、ネット証券会社としてのシェアは非常に高いものの、全てにおいて優れているというわけではないため、実際に利用した上で他社サービスと比較検討することも必要でしょう。

5.SBI証券の利用に向いている人は?

SBI証券は下記のような方に向いている証券会社です。

  • 株式取引手数料を安く抑えたい方
  • Tポイントで投資をしたい方
  • 投資をしながらTポイントを貯めたい方
  • IPO投資を検討している方
  • 少額から株取引や投資信託の購入を行いたい方
  • スマホアプリで株の取引をしたい方

SBI証券は、手数料や取引ツール、サービスなどの観点から見てもバランスが取れた証券会社といえます。

まとめ

SBI証券は、SBIホールディングス株式会社の100%子会社であるネット証券会社です。初心者の方や上級者の方など、どのレベルの方でも取引を行うことができます。最後に、もう一度SBI証券のメリット・デメリットをおさらいしましょう。

SBI証券のメリット

  • 手数料が安くお得に取引ができる
  • 強力な高機能ツールでの取引が可能
  • 夜間取引もできる
  • IPO取扱銘柄数No.1
  • ポイ活・ポイント投資の充実度がトップクラス
  • 対面相談もできる

SBI証券のデメリット

  • セキュリティ面に不安を覚える場合もある
  • システム障害でログインや取引ができなくなることも

SBI証券に関心のある方は、他の証券会社とも比較検討のうえ口座開設を考えてみてはいかがでしょうか。

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