大和コネクト証券の評判は?メリット・デメリットやポイント投資サービスも

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少額で手軽な投資サービスとして、1株から投資できるスマホ専用のサービスが続々と誕生しています。中でも、業界最安水準の手数料体系とポイント投資サービスを提供している大和証券グループの「大和コネクト証券」に注目している方もいるのではないでしょうか。

この記事では、証券アプリ「大和コネクト証券」の特徴、メリット・デメリット、評判、始め方について詳しく解説します。少額の株式投資に関心のある方、ポイ活を効率的に行いたい方は参考にしてみてください。

※本記事は2023年7月20日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 大和コネクト証券とは
  2. 大和コネクト証券のメリット
    2-1.1株から投資できる
    2-2.業界最低水準の手数料体系
    2-3.ポイントを活用して運用を体験できる
    2-4.ポイントを株式に交換できる
    2-5.dポイントを貯められる
    2-6.クレカ積立がお得
  3. 大和コネクト証券のデメリット
    3-1.議決権を受け取れないことがある
    3-2.ひな株のスプレッドが高い
  4. 大和コネクト証券の評判
  5. 大和コネクト証券の始め方
    5-1.証券取引口座の開設
    5-2.投資資金の入金
    5-3.銘柄を選択
    5-4.取引の開始
  6. まとめ

1 大和コネクト証券とは

「大和コネクト証券」とは、2019年4月1日より大和証券グループ本社の100%子会社として設立された大和コネクト証券株式会社が提供している証券サービスで、口座開設から実際の株取引、資産管理までをスマートフォンで完結できるのが特徴です。1株単位の少額から投資できるほか、ポイントを活用した運用体験も可能なので、投資初心者の方に適した投資アプリとなっています。

2 大和コネクト証券のメリット

「大和コネクト証券」を利用することには、以下のようなメリットがあります。

2-1 1株から投資できる

大和コネクト証券では「ひな株」と呼ばれるサービスを提供されており、上場企業の株式を1株から購入可能です。

例えば、通常の株式投資では、株価1万円の日本株に投資する場合、最低単元である100株を買うには100万円の投資資金が必要です。

一方、大和コネクト証券の「ひな株」を活用すると、1万円あれば同じ銘柄に投資できるほか、配当金も株数に応じて1株から受け取れるため、少額でも本格的に株式投資を行いたい方にも適しています。

2-2 業界最低水準の手数料体系

大和コネクト証券では、クーポンを利用することで、現物取引と信用取引の手数料が無料となります。クーポンは利用者に毎月10枚分プレゼントされるうえ、余ったクーポンは翌月に繰り越すことも可能です。

また、信用取引口座を開設すると、さらに毎月10枚分のクーポンがプレゼントされます。そのため、年間では最大120回、信用取引口座を開設すれば最大240回まで、取引の約定代金にかかわらず手数料が無料になります。

なお、クーポンを使わない場合の手数料体系は、以下のように定められています。現物取引の手数料は約定代金の0.033%(税込)で、約定代金が200万円を超える場合、約定代金の上限にかかわらず一律で660円の手数料となります。

現物取引の取引手数料

1注文の約定代金 取引手数料(税込)
50万円 165円
100万円 330円
200万円〜 660円

一方、信用取引の手数料は、以下のように現物取引と同様に約定代金の0.033%(税込)と定められています。ただし、約定代金が100万円を超えると約定代金に上限がなくなり、一律330円の手数料となるため、約定代金の大きい方はクーポンの有無に関わらず取引コストを抑えられます。

信用取引の取引手数料

1注文の約定代金 取引手数料(税込)
50万円 165円
100万円〜 330円

2-3 ポイントを活用して運用を体験できる

大和コネクト証券では、貯めたポイントを活用して運用を疑似体験することも可能です。投資体験サービスでは、実際の運用と同じように銘柄を選び、投資を体験できます。

活用できる提携先ポイントの種類は、「Pontaポイント」「永久不滅ポイント」「ドットマネー」の3種類です。これらをキャッシュポイントと呼ばれるポイントに交換すると、運用を体験できます。

なお、ポイントをキャッシュポイントに交換する際の還元率は、次のように定められています。

提携先ポイント 還元率
Pontaポイント 1ポイント=1キャッシュポイント
永久不滅ポイント 100ポイント=450キャッシュポイント
ドットマネー 100ドットマネー=97キャッシュポイント

ポイントをキャッシュポイントに交換したら、100銘柄を超える中から自身の好きな銘柄を選択し、投資を体験します。選んだ銘柄の値動きは実際の経済動向に連動しているため、実践的な投資を体験できます。ポイントから始めることができるため、投資が初めての方でも、現金を減らすことなく取引を始められます。

2-4 ポイントを株式に交換できる

投資体験サービスで貯めたポイントは、実際の株式にも交換可能なので、疑似運用を通じて株主になれます。株式に交換できるポイント数は1株分からで、ポイントが1株分になるまで追加したり、運用することで増やしたりすることが可能です。

ポイントを株式に交換したのち売却すれば現金化できるため、普段から提携先ポイントを貯めている方にとってメリットの大きい内容です。

2-5 dポイントを貯められる

大和コネクト証券はNTTドコモと提携したことで、2022年4月下旬より新たにdポイントを貯めて使えるポイント投資サービスを開始するため、ひな株やひな株USAの取引に応じてdポイントを貯められるようになります。

dポイントは1ポイント以上1ポイント単位で使えるため、普段からdポイントを貯めている方は、大和コネクト証券のポイント投資サービスを活用することで、より効率的に貯められるようになります。

2-6.クレカ積立がお得

大和コネクト証券では、クレカ積立が利用できます。セゾンカードデジタルCONNECTを活用することで、積立の金額に応じて永久不滅ポイントを貯めることができます。

積立金額は1,000円以上であれば1円単位で設定できますが、ポイント還元については、4,999円以下は付与されないため、注意が必要です。また、51銘柄から選ぶことができます。

クレカ積立はつみたてNISAにも対応しているため、長く運用を続けていきたい方にとってメリットがあります。入会キャンペーンがあればさらに永久不滅ポイントがもらえるため、積立を始めたい方や、積立金額を増やしたい方は検討してみてください。

3 大和コネクト証券のデメリット

「大和コネクト証券」を利用する際は、以下の内容に注意することも大切です。

3-1 議決権や株主優待を受け取れないことがある

ひな株を活用して1株単位で銘柄を購入した場合、株主としての権利を全て受け取れないことがあります。株主総会に参加し、株主優待を受け取るためには、最低単元である100株以上保有することが条件です。

配当金は1株から受け取れるものの、株主還元をしっかり受けたい場合、100株以上の株数が必要になる点に留意しましょう。

3-2 ひな株のスプレッドが高い

ひな株を取引する際には、スプレッドと呼ばれる取引手数料に相当する価格差が取引価格に上乗せされます。上乗せされる割合は、取引所の株価に対して0.5%で、通常の現物取引の手数料である約定代金に対して0.033%と比べると高めの水準です。また、ひな株USAを取引する場合、0.7%〜1.5%のスプレッドが基準価格に加減されます。

単元未満株 スプレッド
ひな株 0.5%
ひな株USA 0.7〜1.5%

ひな株やひな株USAを取引する際、1株単位で少額から取引できるものの、取引手数料に相当するスプレッドが高い点にも注意しましょう。

4 大和コネクト証券の評判

大和コネクト証券について、利用者からは次のような感想や意見が寄せられています。

  • 口座開設しなくても投資を体験できる
  • Pontaポイントを現金化できるのがいい
  • 1株から購入できるという点でとても利用しやすい
  • 国内限定だが、手数料が10回までタダになるので、とても嬉しい
  • 投資が1日100円からできるため、気軽に資産運用を始められる

※個人の感想です。サービスのご利用に当たっては、ご自分でも情報収集された上で最終的にご判断ください。

大和コネクト証券は、1株から購入可能なので初心者でも低リスクで株式投資を開始できる点が高く評価されています。その他にも、Pontaポイントを始めとするポイントを活用して、口座開設なしに投資を体験するサービスや、ポイントを現金化できることから多くの利用者から好評です。

また、国内株式に関しては、独自のクーポンにより手数料が月10回まで無料になることも利用者の満足感を高めています。

一方、「取引できる銘柄数が少ない」などの口コミがある通り、大和コネクト証券は日本株および米国株の有名銘柄を取り扱っているものの、銘柄数は他社のネット証券と比べて少ないため、物足りなさを感じる場合もあります。

このほか、ポイントを株式に交換した際、特定口座に保管できないとの意見もあるため、投資体験サービスを利用するときは留意しておきましょう。

5 大和コネクト証券の始め方

大和コネクト証券を始めるためには、口座開設が必要です。具体的な手続方法を確認してみましょう。

5-1 証券取引口座の開設

大和コネクト証券株式会社で証券取引口座を開設します。トップページにある「口座開設」からメールアドレスを入力し、「登録する」をタップします。

次に、登録したメールアドレス宛てに届いたリンクから本人確認書類を提出します。本人確認書類として認められる書類は、「マイナンバーカードと本人確認書類1点」または「マイナンバー通知カードと本人確認書類2点」です。

上記いずれかの書類をアップロードしたら、氏名や生年月日、住所などの個人情報を入力します。入力が終わったら、特定口座や個人情報の利用目的に同意すると、口座開設の申し込みは完了です。

なお、口座開設の申し込み方法は、「アプリ」「WEB」の2種類あり、本人確認書類の提出手順が異なるものの、どちらも最短3日間で申込手続きが完了します。

5-2 投資資金の入金

ログイン情報を受け取り「大和コネクト証券」にログインしたら、投資資金の入金を行います。「大和コネクト証券」では入金方法は「入金専用口座へ振込」「口座振替サービス」の2種類あります。

入金専用口座への振込は、お客様ごとに用意された専用口座に振り込む方法です。買付余力に反映されるタイミングは、次の通りです。手数料は振込に利用する金融機関によって必要な場合があるため注意しましょう。

入金反映タイミング 時間帯
即時反映 平日8:30〜18:00
平日8:30頃 平日0:00〜8:29・土日祝祭日
翌日8:30頃 平日18:00〜

一方、口座振替サービスは利用者の銀行口座から毎月決まった金額を証券口座に振り込む方法です。手数料は無料で、毎月4日にお持ちの銀行口座から引き落とされたのち、毎月13日の3営業日後に証券口座に振り込まれます。

口座振替サービスを利用する場合、アプリ上の「まいにち投信」から「銀行口座自動引き落とし」の振替設定を行うことができます。

5-3 銘柄を選択

証券取引口座への入金が終わったら、投資先の銘柄を選択します。現物株式を買う場合、「銘柄を探す」をタップしてから銘柄ランキングやテーマカテゴリ、おすすめの優待情報から探します。

一方、ひな株を買う場合、「ひな株」をタップすると、買付金額や買付件数、配当利回りの項目ごとにランキングが表示されるため、上位の銘柄から選ぶことができます。

5-4 取引の開始

投資する銘柄を選んだら、取引を開始します。現物株式の場合には、100株単位で株数を入力して「成行」または「指値」などの購入方法を選択し、注文します。一方、ひな株の場合は購入株数を入力すれば注文手続きの完了となります。

まとめ

大和コネクト証券は、少額投資やポイ活を手軽に行える点が高く評価されている投資アプリです。毎月プレゼントされるクーポンを利用すれば、取引手数料も無料になるため、コストを気にする方や初心者の方でも始めやすくなっています。

提携先ポイントをお持ちの方は、投資体験サービスを活用したポイントの運用体験から始めることも可能なので、利用者の評判等も参考にしながら検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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