IPOへの投資は利幅を狙いやすく、購入時に手数料もかからないため、投資初心者の方にも人気があります。
一方で、IPO株は人気が高く当選確率が低いことや、IPOの申込みに事前入金が必要であることやまとまった資金が必要であることには注意が必要です。
この記事では、IPO株への投資が気になっているという方に向けて、IPOの実績が豊富な証券会社や少額からIPOに参加ができる証券会社、事前入金が不要な証券会社などをピックアップしてご紹介します。
IPO投資に強い証券会社、株式投資サービス
IPO抽選に外れても次回以降に当選しやすくなる、IPO取扱数トップクラスのネット証券会社「SBI証券」
SBI証券は、口座開設数720万を超える大手ネット証券です。SBI証券の国内現物株式の手数料は他ネット証券サービスと比べても低水準となっています。また、手数料のプランは1注文ごとに約定代金がかかるスタンダードプランと、1日の約定金額で手数料が計算される「アクティブプラン」の2つから選択が可能です。
IPOについては、SBI証券は2021年3月通期で全上場会社数のうち、約93.0%の銘柄を取扱いIPO取扱数トップクラスとなっています。また、SBI証券ではIPOの抽選(ブックビルディング後の抽選・配分)に外れても「IPOチャレンジポイント」というポイントが貯まり、次回以降のIPO申込み時にポイントを使用することで当選しやすくなる仕組みがあります。(※IPOの抽選に外れてもポイントが加算される仕組みです)
米国株の銘柄数が豊富、国内株の手数料は税込55円から、IPOは初心者に嬉しい完全抽選制「マネックス証券」
マネックス証券では、大手ネット証券会社の1社で、国内株・IPO・外国株などが取引可能となっています。
国内現物株式の手数料は税込55円から(2022年4月時点)となっています。手数料のプランは1注文ごとに約定代金がかかる「取引毎手数料コース」と、1日の約定金額で手数料が計算される「一日定額手数料コース」の2つから選択が可能です。
IPO(新規公開株)は、初心者に嬉しい完全抽選制となっており、NISAにも対応しています。IPOの引受け件数実績は2021年に73件の取扱実績があります。
外国株については米国株と中国株が利用可能です。米国個別株と米国ETFの取扱銘柄数は5,000銘柄超と充実しています。また、中国株は香港証券取引所に上場しているほぼ全ての銘柄が取引可能です。外国株の取引も特定口座に対応しているので確定申告が楽になるメリットがあります。
国内5大証券の1社でIPO主幹事数は国内トップクラス、新規口座開設でIPOの当選確率アップ「SMBC日興証券」
三井住友フィナンシャルグループのSMBC日興証券は国内5大証券の一つに数えられる国内トップクラスの規模の証券会社です。
2021年の国内新規公開銘柄(IPO)件数126件に対して、関与件数81件と国内屈指の取扱銘柄数となっています。※2021年の国内新規公開銘柄について、開示書類から引受証券会社の状況等(販売委託先を除く)を同社が集計。
日興イージートレードのIPOについて、同率抽選(当社で一般投資家へ配分する数量の10%を目処)で当選しなかった場合、ダイレクトコースの投資家限定で、最大5%を目処とした当選確率が最大25倍に変動する「ステージ別抽選」を実施しています。口座開設から3カ月であればブロンズステージとなり、また、資産を預ければ預けるほどステージが上がり、当選確率もアップしますので、IPOを狙いたいという方は検討されてみると良いでしょう。
事前入金が不要でIPOに参加しやすい、ランクが上がればIPO抽選の当選確率アップも「岡三オンライン」

岡三オンラインは、岡三証券株式会社が運営するネット証券です。
IPOでは事前入金が不要で、より多くのIPOに気軽に参加することができます。また、優遇手数料コースの対象である「超プレミア」「プレミアゼロ」「プラチナ」のランクになると、IPO抽選に当選する確率が上がるというメリットもあります。

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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