株式投資型CFのイークラウド、調達支援額が累計10億円突破。25年は新たな金融商品の取扱いも

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株式投資型クラウドファンディングサービス「イークラウド」の調達支援額が2024年12月24日、累計10億円を突破した。運営するイークラウド株式会社によると、同月19日時点で2024年最後の案件が約定し、株式投資型クラウドファンディング(ECF)事業の調達支援額は累計12億円超に上り、イークラウドを通じて資金調達した企業数は約40社、平均調達額は約3000万円となった。

イークラウドはスタートアップ企業と個人投資家を繋ぐ株式投資型CFで、2018年7月設立。24年の主な調達企業は株式会社C-INK、BECS株式会社、由風BIOメディカル株式会社、株式会社アドレス。

企業名 事業 調達額
株式会社C―INK 「導電性インク」の開発 4,010万円
BECS株式会社 紙としてリサイクル可能なプラスチック代替素材の開発 3,141万円
由風BIOメディカル株式会社 体外検査薬の開発・原料製造 2,840万円
株式会社アドレス 多拠点生活のサブスクサービス 6,990万円

このうち、アドレス社はイークラウドを通じた2回目の資金調達で、今回も国内最高額を目指し1回目の9930万円と合算した累計調達額がイークラウド内で最高記録となる1億6920万円になった。

イークラウドで資金調達に挑むスタートアップ企業は、投資家への発信にも積極的だ。アドレス社は23年の初回のCFで国内最高額(当時)となる9990万円を調達。24年は一般投資家とともにサービスを作り上げる「コミュニティラウンド」に挑み、「空き家と人口減少課題に向き合う『多拠点生活ライフプラットフォーム』」というビジネスモデルに参画を募った。

イークラウド社もCFの情報開示にとどまらず、幅広い情報発信を行っている。24年7月には子供向けイベント「キッズイークラウド」を都内で開催。小学生から中学生、保護者の約30人が参加し、スタートアップ4社の特別講師がそれぞれ「どんな課題に取り組んでいるのか」「どんな想いで起業したのか」を子どもたちに伝えた。こうした活動は同社のnoteで随時掲載されている。

2025年は新たな金融商品の取り扱いを始める計画。「今後も挑戦するスタートアップとそれを応援する個人投資家の架け橋となり、すべての人が理想の未来を描き挑戦できる、豊かな社会を目指していく」としている。

【関連サイト】イークラウド株式会社 「キッズイークラウド」(公式noteより)
【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「イークラウド」[PR]
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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