株式会社oricon ME(オリコン)は1月6日、ネット証券とiDeCo(個人型確定拠出年金) 証券会社についての満足度調査の結果を発表した。ネット証券とiDeCo証券会社の両部門で「SBI証券」と「楽天証券」がトップ争いを展開。SBI証券は取扱商品の豊富さ、楽天証券は取引のしやすさなどがぞれぞれ評価され、高い満足度を得る結果となった。松井証券もコールセンターやサポート体制の評価が高く、上位にランクインした。
調査の対象は過去5年以内にiDeCoの運用を開始し、現在運用している人(掛金の積立を停止している人は対象外)、サンプル数はネット証券調査が1万4674⼈、iDeCo 証券会社調査が4214人。
ネット証券の総合1位は、「SBI証券」と「楽天証券」が同点となった。SBI証券は3年連続16度目の総合1位。取扱商品では10年連続1位。楽天証券は2年連続4度目の総合1位。取引のしやすさ、情報提供では5年連続1位となっている。ほか、「松井証券」がコールセンター部門で初の1位となった。
iDeCo証券会社の総合1位は SBI証券で、今回で2年連続。年齢別では、20代部門で3年連続1位となり、若年層の支持が高い。松井証券は「サポート体制」および40代部門で初の1位。楽天証券が「サイトの使いやすさ」で4年連続1位を維持した。
調査の結果から、ネット証券の顧客は、取扱商品の豊富さ、取引手数料の安さ、システムの安定性などを重視。一方で、iDeCo証券会社の顧客は、取扱商品の豊富さ、情報提供の充実、サポート体制の充実などを重視する傾向にあるといえそうだ。
2024年は新NISAが新たな投資方法として関心を集めたが、iDeCoも24年12月から拠出限度額が引き上げられ、利便性が高まったことで注目されている。加入者数も増加傾向にあり、2025年以降、ネット証券とiDeCo証券会社の競争の激化が予想される。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム
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