SBI証券、dポイントの貯め方は?手続き方法とポイントの使い道も

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SBI証券では様々な取引に応じてdポイントが貯まるサービスが提供されています。すでにSBI証券とポイントサービスを提携しているVポイントやPontaポイントなどの共通ポイントと同様、新規口座開設や投資信託の保有でdポイントを貯められるので、注目している方もいるのではないでしょうか。

この記事では、SBI証券でdポイントを貯める方法、貯まったポイントの使い道、dポイントサービスを始める手順について詳しくご紹介します。dポイントをお持ちの方でSBI証券の口座開設を検討している方、dポイントを効率的に貯めたい方は、ご参考ください。

※本記事は2024年5月16日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. SBI証券で貯められるdポイントとは
  2. SBI証券でdポイントを貯める方法
    2-1.新規口座開設
    2-2.投資信託の保有
    2-3.国内株式現物取引の手数料マイレージ
    2-4.国内株式入庫
    2-5.金・銀・プラチナ取引
    2-6.SBIラップのおまかせ運用
    2-7 FX取引
    2-8 友人を紹介
  3. SBI証券で貯まったdポイントの使い道
    3-1.提携先の店舗やネットショッピング
    3-2.マイル交換、プリペイドチャージ
  4. SBI証券でdポイントサービスを始める手順
  5. まとめ

1 SBI証券で貯められるdポイントとは

SBI証券SBI証券はSBIホールディングス株式会社の100%出資子会社です。同グループでは証券・銀行・保険・住宅ローンなど様々な金融商品を提供しており、ネット金融業界では大手の企業となります。また、SBI証券はネット証券でもトップクラスの実績を誇っています。

SBI証券の概要

  1. ゼロ革命の対象者は国内株式売買手数料0円
  2. 強力な高機能ツール「HYPER SBI」での取引が可能、スマホアプリにも対応
  3. IPO取扱銘柄数はトップクラス(2022年3月通期で117社の引受、全上場会社数のうち約97.5%の銘柄)
  4. 提携ポイントが豊富でポイ活・ポイント投資に強い(Vポイント・Tポイント・Pontaポイント・dポイントなど)
  5. PTS取引があるため夜間でも取引を行える

SBI証券で貯められるdポイントとは、通信大手NTTドコモが運営する共通ポイントサービスです。NTTドコモの通信サービスなどの利用者を中心にNTTグループ内で利用できるポイントでしたが、最近はグループ外でも利用できる共通ポイントとして展開されており、2023年9月末時点の会員数は9,728万人を超えています。

dポイントは、様々なサービスの利用や買い物などでポイントを貯められるのが特徴で、貯まったポイントは、基本的に1ポイント=1円として各種ショッピングや商品に交換できるほか、ドコモの利用料金への充当や他社ポイントなどへの交換、プリペイドカードのチャージ、寄付など使い道も豊富です。

2 SBI証券でdポイントを貯める方法

2022年2月21日よりサービス開始となったSBI証券のdポイントサービスは、国内株の取引手数料マイレージや投資信託の保有に応じてポイントを付与してもらえます。SBI証券でdポイントを貯める具体的な方法について確認してみましょう。

2-1 新規口座開設

SBI証券では、新規で証券総合口座を開設するとdポイントを100ポイントもらえます。WEBサイトから口座開設の手続きを行い、口座開設申込フォームでポイントサービスの申込みを行うと、初回ログイン後、ID連携完了のタイミングで100ポイントが付与されます。

なお、ポイント付与の対象となるのは個人口座のみであり、法人口座は対象外です。また、カスタマーサービスセンター経由で請求した申込書やインターネットから印刷した申込書を使った口座開設も対象外、SBI新生銀行経由で申し込みする口座開設も対象外となるため注意しましょう。

開設手順では、SBI証券のWEBサイトからの口座開設申込みが必要になるので、最初にメールアドレスを登録します。認証コードが記載されたメールが送られてくるので、個人情報および規約を確認し、口座開設方法を選択すると申し込みの完了となります。

2-2 投資信託の保有

SBI証券では、投資信託の保有でもdポイントを貯めることが可能です。SBI証券の投信マイレージでは、投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントが付与されます。ポイントの付与率は月間保有金額と銘柄によって異なり、詳細は以下の通りです。

月間平均保有金額 1,000万円未満 1,000万円以上
通常銘柄 0.10% 0.20%
SBIプレミアムセレクト銘柄 0.15% 0.25%
その他指定銘柄 ファンドごとにSBI証券が指定した付与率

投信マイレージの対象者は、インターネットコース(コールセンターコース含む)の利用者なので、電話相談できる「ダイレクトコース」や仲介業者に投資相談できる「IFA」コースは対象外となっています。

ポイント付与率は、通常銘柄で最大0.2%、SBIプレミアムセレクト銘柄で最大0.25%です。例えば、通常銘柄を500万円、SBIプレミアムセレクト銘柄を500万円の合計1,000万円保有している場合に付与されるポイント数は、(500万円×0.20%÷365日×31日)+(500万円×0.25%÷365日×31日)=1,910ポイントとなります。

なお、ポイント付与率は年率換算となっているため、実際に付与されるポイントは付与対象月の実日数(計算例では31日)に応じて計算されます。月末までの平均保有残高に応じて計算されたポイントの付与日は、翌月15日(非営業日の場合は翌営業日)となります。

なお、SBIプレミアムセレクト銘柄は3ヵ月ごとに見直されます。また、投信マイレージの対象外となる銘柄は、MMF、中国F、MRF、外貨建MMF、ETF、REIT、外国籍投資信託、SBIラップ専用ファンドとなるので留意しておきましょう。

2-3 国内株式現物取引の手数料マイレージ

国内株式の現物取引でもdポイントを貯めることが可能です。

取引ごとに手数料が決まる「スタンダードプラン」コースの手数料および現物PTS取引手数料の月間合計額(税抜き分)に対して1.1%相当のポイント(端数は切り上げ)が付与される仕組みとなります。PTS取引とは、SBI証券の口座保有者が利用できる私設取引所での取引で、証券取引所の取引時間外などでも売買が可能です。

例えば、月間の合計手数料が10,000円(税込み11,000円)なら、付与されるdポイントは10,000円×1.1%=110ポイントです。原則、翌月11日(非営業日の場合は翌営業日)にポイントが加算されます。ただし、1日の約定代金合計で手数料が決まる「アクティブプラン」コースや、S株(単元未満株)の取引手数料はポイント付与の対象外となっています。

2-4 国内株式入庫

SBI証券では、国内株式の移管入庫1回につき100ポイントのdポイントが貯まります。株式の移管とは、証券会社が保管している株式を他の証券会社に預け替えることです。移管元の証券会社から同一名義でSBI証券に移管入庫される株式が対象なので、異名義からの移管はポイント付与の対象外となります。

移管入庫すると、原則として入庫した翌月の11日(非営業日の場合は翌営業日)に移管回数に応じてdポイントが付与されます。

2-5 金・銀・プラチナ取引

SBI証券では金・銀・プラチナなどの貴金属取引でもdポイントを貯めることができます。SBI証券の「金・銀・プラチナマイレージ」サービスでは、金・銀・プラチナ取引にかかる月間合計手数料に応じて1.0%相当のdポイントを付与してもらえます。

ほぼ24時間のリアルタイム取引が可能なSBI証券の金・銀・プラチナ取引では、売却や保管の際の手数料は無料なものの、買付の際に税込1.65%の買付手数料が発生します。この買付手数料の月間合計額に対してポイントが付与される仕組みです。例えば、月間合計手数料が5,000円なら、付与されるポイントは5,000円×1.0%=50ポイント(=50円)です。

月末までに集計された手数料に応じたポイントは、原則、翌月の11日(非営業日の場合は翌営業日)に付与されます。

2-6 SBIラップのおまかせ運用

SBIラップとは入金すればお任せで運用できる投資一任型のロボアドバイザーです。「AI投資コース」と「匠の運用コース」の2種類が用意されており、専用口座を開設して入金するだけで、面倒な運用資産の選定や買付などをおまかせで行ってくれます。

SBIラップを運用すると月間平均運用資産額に応じてdポイントが付与されます。付与率は平均運用資産額に応じて、以下の通りです。

1,000万円未満 1,000万円以上
0.10% 0.20%

例えば、月間平均運用資産額が500万円の場合、獲得できるポイント数は、500万円×0.10%÷365日×31日=424ポイントです。月末までの月間平均運用資産額を集計し、原則、翌月11日(非営業日の場合は翌営業日)にポイントが付与されます。

2-7 FX取引

SBI証券のFXポイントプログラムでは、米ドル/円・豪ドル/円などの33通貨ペアで新規の取引を行った場合、10単位ごとに最大4ポイントが貯まります。

ポイント付与率はステージランクごとに異なり、シルバーステージ(新規取引200単位未満)は10単位=1ポイント、ゴールドステージ(新規取引200単位以上)は10単位=2ポイント、プラチナステージ(新規取引2,000単位以上)は10単位=4ポイントです。さらに、ゴールドとプラチナは誕生月には特典として200ポイントを進呈してもらえます。

なお、FXポイントプログラムの参加条件は、毎月エントリーすることなので、留意しておきましょう。

2-8 友人を紹介

ご友人にSBI証券を紹介し、その友人が新規でSBI証券の総合口座を開設し、さらにdアカウントを連携すると、1人につき5,000ポイントをプレゼントしてもらえます(年間で最大3名、15,000ポイントまで)。

友人を紹介する手順は、紹介者が発行した紹介URLからエントリーし、エントリー完了ページから口座開設の申し込みを行います。この手順を踏まずに、紹介した場合は、紹介者と被紹介者の関係を確認することが難しいため、ポイントを付与してもらえません。

口座開設後、紹介された人がPC版のウェブ画面にログインしdアカウントを連携すると、被紹介者の条件達成月の翌月最終週に、紹介した人のdアカウントにdポイントが付与されます。

3 SBI証券で貯まったdポイントの使い道

SBI証券を通じて貯まったdポイントには、以下の通り、様々な使い道があります。

3-1 提携先の店舗やネットショッピング

SBI証券で貯まったdポイントは、加盟店、提携店、ポイント交換企業、ネットショッピングなどの様々なお店で利用可能です。

  • dポイント加盟店数:573社
  • dポイント加盟店ブランド数:877ブランド
  • dポイント利用可能店舗数:103,330店舗

例えば、ローソンやファミリーマートなどのコンビニチェーンをはじめ、マクドナルドやモスバーガーなどのファストフード店、マツモトキヨシやココカラファインなどのドラッグストア店、高島屋や三越伊勢丹などの百貨店、ビッグカメラやエディオン、ジョーシン等の家電量販店の利用時にdポイントカードを提示すると、1ポイント=1円換算で購入代金の一部または全部の支払いに充てられます。

このほか、アプリ決済サービスの「d払い」でもdポイントの使用が可能です。セブンイレブンや西武、そごう、大丸、ヤマダ電機、ケーズデンキなどのd払い加盟店、またAmazonやメルカリ等のネットショッピングでもdポイントを購入代金の支払いに利用できます。

3-2 マイル交換、プリペイドチャージ

dポイントは買い物だけでなく、航空会社のマイルへの交換やプリペイドカードのチャージなどにも利用できます。例えば、dポイントを5,000ポイント持っている場合、JALの2,500マイルへの交換が可能です(交換可能なのは1,000ポイント単位で、交換率はdポイント1,000ポイント=JALマイル500マイル。交換上限数は1か月40,000ポイントまで。JALマイルをdポイントに交換することも可能)。

スターバックスのプリペイドカードへのチャージにも利用でき、1ポイント1円として3,000ポイント単位でチャージすることができます。

また、dポイントはNTTドコモの利用料金などにも利用可能です。ドコモ契約者のみが対象となりますが、1ポイント=1円としてドコモケータイやドコモ光などの毎月の利用料金への充当だけでなく、スマホ本体やオプション品の購入も可能です。

このほか、SBI証券では、VポイントやPontaポイント等の共通ポイントを使用して投資信託の買付を行えますが、dポイントはポイント投資に対応していないため、留意しておきましょう(2024年5月16日時点)。

4 SBI証券でdポイントサービスを始める手順

SBI証券でdポイントを貯めるには、事前にポイントサービスの申し込み(dポイントクラブ会員登録)、メインポイントの設定、dアカウント連携が必要です。申込みと設定が済んでいない場合、SBI証券のWEBサイトにログイン後、ホーム画面に表示される「メインポイントを選ぶ」から手続きを進めることができます。

「メインポイントを選ぶ」を選択するとポイントサービスの申込み画面が表示されます。このとき、「未申込」となっていればポイントサービスの申込みができていない状態なので、「申し込む」ボタンを押し、続けて表示されるSBI証券ポイントサービス規約を確認した後、ポイント選択の項目でdポイントを選択します。

提携ポイントサービスの規約を確認して同意したら、SBI証券の取引パスワードを入力します。「dアカウントログイン」のボタンを押すとdアカウントの連携画面に進み、SBI証券のポイントサービスで利用するdアカウントの確認画面が表示されるので、dポイントカードの番号に間違いがないことを確認してから「登録する」を選択すれば、手続きは完了となります。

なお、dアカウント連携は、SBI証券の総合口座開設時の本人確認が完了していることが条件となるので注意しましょう。状況確認がしたい方は、SBI証券のポイントサービスのTOP画面で、dアカウントの連携状況やメインポイントの登録状況が確認できます。

まとめ

SBI証券の国内現物株取引や投資信託の保有、金やプラチナなどの商品取引、ロボアドバイザーのSBIラップを運用すると、dポイントを効率的に貯めることができます。貯まったdポイントは、提携先の店舗やネットショッピングで使えるほか、マイル交換やプリペイドカードへのチャージ、携帯料金の支払いに利用できるなど使い道も豊富です。

SBI証券でdポイントを貯めたい方や、普段からdポイントをよく使用する方は、dポイントサービスの獲得条件や使い道などをしっかり確認した上で、検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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