SBI証券、Vポイントの貯め方は?手続き方法とポイントの使い道も

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SBI証券では、SMBCグループの共通ポイントであるVポイントを貯めることができます。Vポイントは、三井住友カードの利用額に応じて付与され、ネットショッピングや交通費等の各種支払いに活用できるので、注目している方もいるのではないでしょうか。

この記事では、SBI証券の利用でVポイントを貯める詳しい方法をご紹介します。また、Vポイントサービスを始める方法や、ポイントの使い道なども解説するので、普段からSMBCグループをよく利用する方や、SBI証券の取引でポイントを効率的に貯めたい方は、参考にしてみてください。

※本記事は2024年5月20日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. SBI証券で貯められるVポイントとは
  2. SBI証券でVポイントを貯める方法
    2-1.国内株式手数料マイレージ
    2-2.投資信託マイレージ
    2-3.金・銀・プラチナマイレージ
    2-4.FX取引
    2-5.SBIラップのおまかせ運用
    2-6.友人を紹介
    2-7.新規口座開設
    2-8 Vポイントアッププログラム
    2-9 三井住友カードつみたて投資
  3. SBI証券で貯まったVポイントの使い道
    3-1.1ポイント1円換算でカードの支払いに使う
    3-2.ショッピング、景品・他社ポイント交換、振込手数料割引等に使う
    3-3 株式・投資信託の買付に使う
  4. SBI証券でVポイントサービスを始める手順
    4-1.メールアドレスの登録
    4-2.個人情報の入力
    4-3.本人確認書類の提出
    4-4.Vポイントサービスの登録
  5. まとめ

1 SBI証券で貯められるVポイントとは

SBI証券SBI証券はSBIホールディングス株式会社の100%出資子会社です。同グループでは証券・銀行・保険・住宅ローンなど様々な金融商品を提供しており、ネット金融業界では大手の企業となります。また、SBI証券はネット証券でもトップクラスの実績を誇っています。

SBI証券の概要

  1. ゼロ革命の対象者は国内株式売買手数料0円
  2. 強力な高機能ツール「HYPER SBI」での取引が可能、スマホアプリにも対応
  3. IPO取扱銘柄数はトップクラス(2022年3月通期で117社の引受、全上場会社数のうち約97.5%の銘柄)
  4. 提携ポイントが豊富でポイ活・ポイント投資に強い(Vポイント・Tポイント・Pontaポイント・dポイントなど)
  5. PTS取引があるため夜間でも取引を行える

Vポイントとは、三井住友フィナンシャルグループ内の共通ポイントサービスです。Vポイントは、三井住友フィナンシャルグループ傘下にある各社サービスの利用で貯められるのが特徴です。

2024年4月22日からは、TポイントとVポイントが統合され、「青と黄色のVポイント」にリニューアルされています。また、三井住友カードを持っていれば、株式や投資信託などの取引に応じてVポイントが貯まるほか、様々な条件に応じてコンビニ・飲食店での利用時に最大20%のVポイントが付与されるVポイントアッププログラムもあるので、Vポイント投資やポイ活を行いたい方にメリットのあるサービスとなっています。

なお、統合前のVポイントをメインポイントに設定している方は、その変更方法について詳しく後述しているので、そちらも参考にしてください。

2 SBI証券でVポイントを貯める方法

Vポイントは、SBI証券の各取引に応じて貯まる「Vポイントサービス」と、クレジットカードである三井住友カードでクレカ積立する「三井住友カードつみたて投資」の利用によりVポイントを貯めることが可能です。

それでは、SBI証券でVポイントを貯める具体的な方法や利用条件を確認していきましょう。

2-1 国内株式手数料マイレージ

SBI証券で国内株式の現物取引を行った場合、月間合計の取引手数料の1.1%相当のVポイント付与を受けられます。例えば、国内現物株式の取引手数料の月間合計金額が10,000円(税抜額)だった場合、110ポイント(110円相当)を貰えます。また、三井住友銀行または三井住友カード仲介口座の場合の付与率は3.0%とさらに還元率が上がります。

Vポイントサービスの適用対象になるのは、インターネットコースを利用している方で、1注文ごとの約定代金に手数料がかかる「スタンダードプラン」の手数料コースを選択し、国内株式の現物取引を行った場合です。また、PTS取引(時間外取引)の方法で国内株式の現物取引を行った場合もVポイントサービスの適用を受けられます。

対面コースやIFAコース、カスタマーサービスセンター経由で電話注文した場合などは、適用対象外となるので注意しましょう。ポイントは翌月中旬ごろ(原則、翌月10日を起算日とする2営業目の翌日)に付与される予定です。
す。

2-2 投資信託マイレージ

SBI証券の口座で投資信託を保有している場合もVポイントの付与を受けられます。SBI証券で購入した銘柄だけではなく、他の証券口座から移管入庫した銘柄も投資信託保有によるVポイントサービスの適用対象ですが、Vポイントサービスの適用対象となる投資信託の種類は、SBI証券取扱いの投資信託に限られ、ETF、REIT、外国籍投資信託、SBIラップ専用などは投資信託マイレージの対象外です。

Vポイントサービスの適用対象となった場合、(月間平均保有額×ポイント付与率)÷365日×付与対象月の実日数でVポイントの付与数が算出されます。ポイント付与率は、対象の保有する投資信託の銘柄によって異なり、最大で年0.2%となっています。

具体的なポイント付与率は、以下の表の通りです。

項目 月間平均保有額が1,000万円未満 月間平均保有額が1,000万円以上
通常銘柄 年0.1% 年0.2%
SBIプレミアムセレクト銘柄 年0.15% 年0.25%
SBI証券指定の銘柄 銘柄ごとに指定された年率
年0.0175%~0.063%
銘柄ごとに指定された年率
年0.0175%~0.063%

例えば、投資信託を500万円(通常銘柄300万円、SBIプレミアムセレクト銘柄200万円)保有していた場合のVポイントは、(300万円×0.1%÷365日×31日)+(200万円×0.15%÷365日×31日=月間510ポイントになります。

投信マイレージの適用対象になるのは、インターネットコースを利用している方であり、対面コース、IFAコース、カスタマーサービスセンター経由で電話注文した場合などは、適用対象外です。ポイントは翌月中旬ごろ(原則、翌月10日を起算日とする2営業目の翌日)にファンドごとに計算されて付与される予定です。

2-3 金・銀・プラチナマイレージ

SBI証券の口座内で、金・銀・プラチナの取引を行った場合、Vポイントサービスの適用対象となります。具体的には、取引時に発生した買付手数料の月間合計額の1.0%に相当するVポイントを貰うことができます。リアルタイムのスポット取引、定額積立、定量積立による取引はいずれもVポイントの付与を受けられます。

例えば、月間のスポット取引合計手数料額が1,000円、定額積立取引の合計手数料額が1万円だった場合、(1,000円×1%)+(1万円×1%)でポイント付与数が算出されるため、110ポイントを付与して貰えます。

金・銀・プラチナマイレージの対象となるのは、SBI証券の金・プラチナ取引口座を所有している利用者です。ポイントは翌月中旬ごろ(原則、翌月10日を起算日とする2営業目の翌日)に付与されます。

なお、金・プラチナ取引の取引手数料として、売却時は無料ですが、購入時は1.65%(税込)かかるので留意しておきましょう。

2-4 FX取引

SBI証券のFXポイントプログラムでは、米ドル/円や豪ドル/円などの33通貨ペアで新規取引を行うと、10単位につき最大4ポイントのVポイントを貰えます。貰えるポイントは、ステージランクによって以下のように異なります。

シルバー(新規取引200単位未満) ゴールド(新規取引200単位以上) プラチナ(新規取引2,000単位以上)
ポイント数 1ポイント 2ポイント 4ポイント
誕生月特典 なし 200ポイント 200ポイント

FXポイントプログラムの対象となるのは、FX口座を開設している方ですが、参加するには毎月のエントリーが必要なので注意しましょう。

2-5 SBIラップのおまかせ運用

ロボアドバイザーのSBIラップを運用する場合でもVポイントを貯められます。SBIラップとは、金融や投資の知識が不要でお金を預けるだけで商品選びから購入、運用をおまかせできる資産運用サービスです。

SBIラップでは、月間の平均運用資産額が1,000万円未満の場合0.1%、1,000万円以上の場合0.2%のVポイントが付与されます。例えば、月間の平均運用資産額が300万円なら、月間付与ポイントは、300万円×0.2%÷365日×31日=510ポイントです。

SBIラップのおまかせ運用の対象となるのは、インターネットコースを利用している方です。ポイントは、翌月中旬ごろ(原則、翌月10日を起算日とする2営業目の翌日)に付与されます。

2-6 友人を紹介

SBI証券のポイント投資を友人に紹介すると、5.000ポイントが貯まります。被紹介者(紹介された人)が新規でSBI証券の総合口座を開設し、Vポイントカード登録を完了すると、被紹介者1人につきVポイントを5,000ポイント進呈してもらえます。紹介できるのは年間3人(合計15,000円)までですが、紹介する際はSBI証券の口座を持っていなくても可能です。

紹介プログラムの対象となるには、紹介フォームから専用URLを発行し、被紹介者にメール等で知らせ、紹介を受けた人が専用URLからSBI証券の総合口座開設を完了させた後、被紹介者のV会員番号を登録する必要があります。ポイントは、被紹介者の条件達成月の翌月最終週に、紹介者のV会員番号に付与されます。

2-7 新規口座開設

三井住友カードを経由してSBI証券の口座を新規開設した場合もVポイントの付与を受けられます。Vポイントサービスの適用対象になって付与を受けられるポイント数は、一律100ポイントです。

2-8 Vポイントアッププログラム

三井住友カードを持っている場合、当月のVポイント投資で合計10,000ポイント以上利用すると、指定のコンビニ(セブンイレブン、ローソン等)および飲食店(マクドナルド、ガスト等)で三井住友カード利用金額の1.00%相当のVポイントが貯まります。

なお、以下の設定手続きが必要になります。

  1. メインポイントを新Vポイント(統合後のVポイント)に設定する
  2. Vポイントカード番号を登録する
  3. 三井住友カードVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)に登録する
  4. SMBC IDに登録する

2-9 三井住友カードつみたて投資

三井住友カードつみたて投資とは、SBI証券で投資信託を積立購入する際、三井住友カードで代金の支払いを行うクレカ積立サービスのことです。三井住友カードつみたて投資を利用して投資信託の積立購入を毎月行った場合、原則として、カード積立額の0.5%のVポイントが毎月付与されます。付与されるポイントはカードの種類によって異なり、ビジネスやゴールドで1.0%、プラチナで2.0%、プラチナプリファードで5.0%です。

三井住友カードつみたて投資の対象者は、SBI証券の証券総合口座を保有している方です。サービスの対象となる保有口座は、NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)、特定口座、一般口座ですが、iDeCo(個人型確定拠出年金)は適用対象外です。

また、積立購入額は、100円~10万円の範囲内で設定可能です。なお、三井住友カードつみたて投資は、個人名義の口座で投資信託を積立購入する場合のみ利用可能で、法人口座は不可となっています。このほか、銀聯カード、指定以外のビジネスカード、デビットカード、家族カードなど利用できない種類のカードもあるため留意しておきましょう。

3 SBI証券で貯まったVポイントの使い道

SBI証券で貯まったVポイントは、以下の方法で使用することが可能です。

3-1 1ポイント=1円換算でカードの支払いに使う

SBI証券で貯まったVポイントは、1ポイント=1円換算で三井住友カードの支払い代金の全部または一部に充当できます。

また、三井住友カードの支払い額よりキャッシュバック交換分のほうが多い場合、残高分を翌月に繰り越すことも可能で、繰越残高を翌月以降の支払い代金へ充当できます。

ただし、キャッシュバック残高の有効期限は3ヶ月以内なので、その期間を経過すると失効して利用できなくなります。

3-2 ショッピング、景品・他社ポイント交換、振込手数料割引等に使う

SBI証券で貯まったVポイントは、店舗やネット上での買い物、各種景品やギフトカードなどと1ポイント=1円換算で交換可能です。

なお、2024年3月31日のサービス内容改定に伴い、Vポイントから一部の他社ポイント(楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント)への交換ができなくなりました。2024年4月1日以降でも交換可能な他社ポイントは、ビックポイント、スターバックスカード、nanacoポイント、ヨドバシゴールドポイントなどになります。

このほか、Vポイントは、SMBCダイレクトや三井住友銀行アプリで振込手続きを行う際、手数料割引に使用することもできます。1ポイント=1円換算ですが、全額割引、5割引、3割引のいずれかから選択しなければなりません。

3-3 株式・投資信託の買付に使う

VポイントはSBI証券での国内株式の買付、または投資信託のスポット買付や積立買付に利用できます。国内株式の買付では、1ポイント1円で買付代金の全額または一部に充当できます。また、S株(単元未満株)の買付にも利用可能です。投資信託の買付でも1ポイント1円から可能ですが、クレジットカード決済による積立買付は対象外です。

4 SBI証券でVポイントサービスを始める手順

SBI証券でVポイントサービスを始めるためには、事前に登録を済ませておく必要があります。SBI証券の口座を保有していない場合、三井住友カードを経由して新規開設を行った上で、Vポイントサービスの登録手続きを行いましょう。

具体的な手順を確認してみましょう。

4-1 メールアドレスの登録

三井住友カードの口座開設ページからSBI証券の口座を開設します。金融商品仲介業務に関する留意事項および規約に同意した上で、メールアドレスの登録を行うと、認証コードが送られてくるので、コード番号を入力して手続きを進めていきます。

4-2 個人情報の入力

認証コードを入力した後は、個人情報の入力を行います。利用者の住所、氏名、生年月日、職業などの属性を入力する形で設定手続きを行います。

4-3 本人確認書類の提出

入力内容および規約を確認した後、口座開設方法の選択と本人確認(マイナンバー確認等)書類の提出を行います。SBI証券の口座開設方法には、「ネットで行う方法」と「郵送で行う方法」の2つがあります。「ネットでの口座開設」を選択した場合、そのまま本人確認書類の提出手続きが可能です。

4-4 Vポイントサービスの登録

口座開設申込手続きの完了後、最短で翌営業日以降にVポイントサービス登録の案内メールが登録メールアドレスに送られてきます。案内メールには登録画面に移行できるURLが掲載されています。

そこから登録画面に進み、「登録する」を選択した後、規約への同意をした上で、メインポイントを統合後のVポイントに設定します。Vポイントカード登録や三井住友カードVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)登録を済ませ、VpasアプリなどでID連携の手続きを行ったうえで、SMBC IDの登録とVpassとの連携を行います。

登録手続き後、「利用登録完了」のメッセージが表示されて登録完了すれば、Vポイントサービスの利用が可能となります。また、SBI証券のサイト上から口座開設後にポイントサービスを利用している場合、他のポイントからVポイントが貯まるコースへ変更することも可能です。

一方、すでにSBI証券の口座を持っておりコース変更により三井住友カード仲介口座への変更を行う際は、三井住友カード仲介口座への変更手続き画面からコース変更の申し込みを行います。なお、Vポイント以外のSBI証券のポイントサービスを登録している場合、解除手続きが必要になります。

申込手続きが完了すると、SBI証券のサイト画面の左上に「三井住友カード」のマークが表示されます。また、サイト内の「重要なお知らせ」の項目にコース変更の申込手続き完了の通知が届きます。

SBI証券にログイン後、「口座管理」→「お客様情報設定・変更」→「ポイント・外部ID連携」→ポイントサービス「Vポイント」と進みます。ID連携手続きには、「Vポイントカード登録」と「三井住友カードVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)」があります。

Vポイントカード登録手続きでは、Yahoo! JAPAN IDの連携または電話番号認証を行うとV会員番号が登録されます。三井住友カードVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)手続きでは、Vpass IDまたはSMBC IDの連携を行えば設定完了です。

まとめ

SBI証券で「Vポイントサービス」の適用対象になると、取引内容に応じてVポイントを貯められるほか、投資信託の積立購入時に三井住友カードで代金の支払いを行える「三井住友カードつみたて投資」を利用してVポイントを貯めることも可能です。

Vポイントは、三井住友カードの支払いに全額または一部を充当したり、商品券や他社ポイントと交換したりできるなど、様々な使い道があります。

SBI証券でVポイントを効率的に貯めたい方は、サービス内容やポイント付与の条件を事前に確認した上で、検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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