SBI証券、Pontaポイントの貯め方は?手続き方法とポイントの使い道も

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SBI証券では、取引内容に応じて共通ポイントであるPontaポイントを貯めることができます。Pontaポイントは、ネットショッピングや全国の提携店で使えたり、SBI証券内のサービスで利用できたりするほか、株式や投資信託の買付、新NISA商品の購入代金にも充てられるので、注目している方もいるのではないでしょうか。

この記事では、SBI証券でPontaポイントを貯める方法や使い方について詳しくご紹介します。Pontaポイントをよく利用している方や、SBI証券の利用でPontaポイントを効率的に貯めたい方は、参考にしてみてください。

SBI証券

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SBI証券はSBIホールディングス株式会社の100%出資子会社です。SBIグループでは証券・銀行・保険・住宅ローンなど様々な金融商品を提供しており、ネット金融業界では大手の企業となります。また、SBI証券はネット証券でもトップクラスの実績を誇っています。

  1. ゼロ革命の対象者は国内株式売買手数料0円
  2. 強力な高機能ツール「HYPER SBI」での取引が可能、スマホアプリにも対応
  3. IPO取扱銘柄数はトップクラス(2022年3月通期で117社の引受、全上場会社数のうち約97.5%の銘柄)
  4. 提携ポイントが豊富でポイ活・ポイント投資に強い(Vポイント・Tポイント・Pontaポイント・dポイントなど)
  5. PTS取引があるため夜間でも取引を行える

※2024年6月12日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。

目次

  1. SBI証券で貯められるPontaポイントとは
  2. SBI証券でPontaポイントを貯める方法
    2-1.新規口座開設
    2-2.国内株式の購入
    2-3.国内株式の移管入庫
    2-4.投資信託の保有
    2-5.金・銀・プラチナの購入
    2-6.SBIラップによる資産運用
    2-7.FX取引
  3. SBI証券で貯まったPontaポイントの使い道
  4. SBI証券でPontaポイントのサービスを始める手順
    4-1.ポイントサービスの申し込み
    4-2.Ponta会員IDとの連携
  5. まとめ

1 SBI証券で貯められるPontaポイントとは

Pontaポイントとは、提携企業の商品を購入したり、サービスを利用したりした場合にポイントを貯めたり、使用したりできる共通ポイントサービスです。Pontaポイントを運営するのは、三菱商事傘下の株式会社ロイヤリティマーケティングという会社で、2010年3月1日からサービスが開始しています。

Pontaポイントは、提携企業や消費者のポイントターミナルになるとの意味や、「ポイントがポンポン貯まる」なども意味が含まれています。小売、飲食、レジャー・旅行、ファッション・美容等、複数業界の企業と提携し、2021年にはSBI証券とも提携してSBI証券の取引に応じてPontaポイントを貯めたり、使用できたりするサービスを提供しています。

2024年5月末時点におけるPontaの会員数は1億1,777万人、提携店舗数は30万店舗、提携社数・ブランド数は152社・207ブランドと国内最大級のポイントサービスとなっています。さらに、ハワイ、台湾、ベトナム、韓国(一部ホテルの宿泊時)の海外でも使って貯めることが可能で、例えばハワイでは日本で利用しているPontaカードを提示すると、1ドルにつき1ポイント貯まります。

2 SBI証券でPontaポイントを貯める方法

SBI証券では、株式投資や投資信託取引などの取引内容に応じて、Pontaポイントを貯めることができます。Pontaポイント付与対象の具体的なサービス内容および条件は、以下の通りです。

2-1 新規口座開設

SBI証券のサイト上から新規で口座開設をしてポイントサービスの適用対象になった場合、Pontaポイントを100ポイント貰えます。SBI証券の口座開設ページから申し込みを行った上で、ポイントサービスを申し込むと適用対象となります。

なお、ネット上からの申し込みが必須条件なので、カスタマーセンターサービス等から取り寄せた申込書を使用して新規口座開設をした場合などは、適用対象外です。

また、個人名義による新規口座開設のみがポイントサービスの適用対象なので、法人口座の場合は適用されません。さらに、SBI新生銀行経由で申し込みした場合も対象外となるので注意しましょう。

新規口座開設によるポイントサービスが適用となった場合、初回ログイン後、Ponta会員IDとの連携手続が完了した時点で、Pontaポイントが一律100ポイント付与されます。

2-2 国内株式の購入

SBI証券で国内株式を購入した場合も、ポイントサービスの適用対象になり、Pontaポイントを獲得できます。詳しい条件は以下の通りです。

スタンダードプランおよび現物取引であること

国内株式の現物取引の手数料プランには、「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」があります。スタンダードプランとは、1回の注文代金に対して手数料が発生するプランです。一方、アクティブプランとは、1日の約定代金合計額に応じて手数料が発生するプランです。

このうち、スタンダードプランを選択して国内株式の現物取引を行った場合、Pontaポイントの適用対象となり、取引時に発生した手数料の月間合計額(税抜)の1.1%のPontaポイントが付与されます。アクティブプランを選択して国内株式の現物取引を行った場合、S株(単元未満株取引)の場合はポイントサービスの適用対象外です。

このほか、PTS取引(時間外取引)の方法で国内株式の現物取引を行った場合でも、ポイントサービスの適用対象となります。ポイント付与数は、スタンダードプランを選択して国内株式の現物取引を行ったときと同じく、取引時に発生した手数料の月間合計額(税抜)の1.1%です。

ポイントが付与される日は取引があった翌月11日ですが、その日が休日だった場合は翌営業日となります。なお、この間にアカウント連携を解除すると、ポイントが付与されない可能性もあるので、注意しましょう。

ポイントサービスの適用対象者

国内株式購入によるPontaポイントの付与対象者は、「インターネットコース」を選択している方に限られます。

SBI証券では、インターネットコースのほか、ダイレクトコース、IFAコース、対面コースなどの取引コースが複数設けられています。仮に、ポイントサービスの適用対象取引に該当する形で国内株式の購入を行っても、ダイレクトコース、IFAコース、対面コースを選択していた場合、Pontaポイントの付与を受けられないため注意しましょう。

2-3 国内株式の移管入庫

他社の口座で保有している国内株式をSBI証券口座へ移管入庫すると、Pontaポイントの付与対象になります。

Pontaポイントの適用対象になった場合、国内株式の移管入庫1回につき、Pontaポイントを100ポイント貰えます。ただし、当日中に2つ以上の銘柄を移管入庫したり、2社以上の他証券会社の口座から移管入庫したりした場合、入庫回数は1回としてカウントされます。

Pontaポイントの適用条件は、移管入庫前の保有口座の名義と移管入庫先のSBI証券の口座名義は同一であることです。移管入庫前の保有口座が特別口座の場合でも、適用対象となります。

なお、Pontaポイントの適用対象者へのポイント付与は、月単位で行われます。月単位ごとの移管入庫回数を集計の上、その対象月の翌月15日にPontaポイントが付与され、対象月の翌月15日が休日の場合、その翌営業日がポイント付与日となります。

2-4 投資信託の保有

SBI証券の口座で投資信託を保有する場合でもPontaポイントを獲得できます。2008年10月1日以降、購入または移管入庫によってSBI証券の口座内に投資信託を保有している場合、ポイントサービスの適用を受けられます。

Pontaポイント適用対象の投資信託は、SBI証券で購入した商品だけでなく、他証券会社の口座から移管入庫した投資信託も含まれます。

なお、投資信託の保有によるPontaポイントの適用対象となるのは、「インターネットコース」を選択している方のみです。ダイレクトコース、IFAコース、対面コースの取引コースを選択すると、Pontaポイントを付与して貰えないため注意しましょう。

ポイント付与数の計算方法

投資信託の保有によるポイントサービスの適用で付与されるPontaポイント数は、月単位の平均保有金額に応じて決まります。具体的には、「(月間平均保有金額×ポイント付与率)÷365×保有対象月の実日数」でPontaポイント付与数が算出されます。

また、ポイント付与率は、保有している投資信託の銘柄によって異なります。投資信託の銘柄ごとのポイント付与率は、以下の通りです。

月間平均保有金額 1,000万円未満 1,000万円以上
SBIプレミアムセレクト銘柄 年0.15% 年0.25%
通常銘柄 年0.1% 年0.2%
SBI証券指定銘柄 銘柄毎にSBI証券が指定した年利率 銘柄毎にSBI証券が指定した年利率

SBIプレミアムセレクト銘柄とは、リターンがトップクラス(選定時点)もしくはリターンとリスクのバランスが取れたファンドをSBI証券が厳選した15本の銘柄を指し、3か月に1回見直されます。2024年6月12日時点のSBIプレミアムセレクト銘柄には、「アライアンス-アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」や「SBI岡三-日本ニューテクノロジー・オープン」など、長期的にリターンを上げている銘柄が揃っているのが特徴です。

なお、ポイントの算出方法は、(月間平均保有金額×付与率)÷365日×ポイント付与対象月の実日数の各ファンド合計となっており、原則翌月の11日に付与されます。

2-5 金・銀・プラチナの購入

SBI証券の取引口座で金・銀・プラチナを購入すると、Pontaポイントの適用対象となり、取引の際に発生した月額合計手数料額(税抜)の1%相当のPontaポイントが付与されます。

金・銀・プラチナ取引の手数料は、購入時の買付代金×1.65%の金額となります。例えば、月間合計の手数料が1万円なら100ポイント貯まります(小数点以下は切り上げ)。なお、売却時の手数料は無料です。

ポイントサービスの適用対象となる金・銀・プラチナの取引種類は、スポット取引と積立取引です。なお、積立取引の方法には、定額買付と定量買付の2種類ありますが、両方ともサービスの適用対象です。

2-6 SBIラップによる資産運用

資産運用をSBI証券におまかせできる「SBIラップ」もPontaポイントの適用対象です。取引コースで「インターネットコース」を選択し、SBIラップで資産運用を行うと、月単位の平均運用資産額に応じてPontaポイントが付与されます。

具体的には、「(月間平均運用資産額×ポイント付与率)÷365×対象月の実日数」の計算式でPontaポイントの付与数が決まります。例えば、運用資産額が300万円なら254ポイント付与されます。

なお、ポイント付与率は、月間平均運用資産額が1,000万円未満の場合は年0.1%、1,000万円以上の場合は年0.2%となっています。

SBIラップとは、1万円から始められる全自動の資産運用サービスで、2024年6月12日時点の預かり資産残高は1,000億円を突破しています。入金した後は、銘柄選びを行う必要がなく、購入手続きやポートフォリオの調整なども全て行ってくれるのが特徴です。AI技術を活かした運用により忙しい方でも投資を長く続けやすくなっています。

手数料は、「AI投資コース」で年率0.954%前後(投資一任手数料0.660%+平均的な信託報酬0.294%程度)、「匠の運用コース」で年率1.461%前後(投資一任手数料0.770%+平均的な信託報酬0.691%程度)です。

2-7.FX取引

FX口座を開設しており、対象通貨ペアの新規取引を行うとポイントが付与されます。なお、このFXポイントプログラムの適用対象となるには、エントリーを毎月行う必要があります。個人口座だけでなく、法人口座を持っている方も対象となるのが特徴です。

対象月ごとにエントリーを行った上、米ドル円など対象通貨ペアの新規取引数量に応じて、10単位につき最大4ポイント(4円相当)を付与してもらえます。対象通貨ペアとは、米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、南アフリカランド円、メキシコペソ円、トルコリラ円などの33通貨ペアです。

また、10単位ごとの付与ポイントは、ステージランクによって異なります。月間の新規取引が200単位未満の場合は「シルバー」となり10単位=1ポイント、200単位以上2,000単位未満の場合は「ゴールド」となり10単位=2ポイント、2,000単位以上の場合は「プラチナ」となり10単位=4ポイントの付与となります。

3 SBI証券で貯まったPontaポイントの使い道

Pontaポイントは全国のコンビニや百貨店、飲食店で利用できるほか、旅行・美容・通販などの各種ネット支払い、商品交換、JALマイレージバンクや中部電力ミライズのカテエネポイント、CDエナジーダイレクトのカテエネポイント等の他社ポイントに交換することも可能です。

また、SBI証券では、Pontaポイントを使用して投資信託を購入できます。対象商品は、SBI証券で取り扱っている投資信託の全銘柄で、金額指定の方法で購入する場合および積立買付の場合であり、インターネットでの買付がPontaポイントの付与対象となります。

SBI証券では、投資信託の単位である口数を指定する方法や一定金額を継続的に買付する積立の方法でも購入でき、買付代金の全額または一部をポイントに充てることが可能です。例えば、投信スポット買付の場合は、銘柄を選んだ後の注文時に利用ポイント数を入力します。投信積立買付の場合は、積立注文で利用するポイント数を事前に設定画面で入力するだけで設定完了です。

一方、クレジットカードの積立決済や口数指定、ジュニアNISA口座で投資信託を購入する場合は、Pontaポイントを購入代金として利用できない点に注意してください、

なお、換金率は1ポイント1円です。最低1ポイントから利用可能で、ポイント数の利用上限は設けられておらず、ポイント投資の方法で投資信託を購入する場合、保有しているポイントの数の範囲内であれば、Pontaポイントを上限なく利用できます。

さらに、Pontaポイントは国内株式(単元未満株含む)の買付にも利用可能です。1ポイント1円として買付代金の全額または一部に充当でき、利用上限も原則ありません。ただし、ジュニアNISA口座での買付、インターネット以外での買付は対象外となります。

4 SBI証券でPontaポイントのサービスを始める手順

SBI証券でポイントのサービスを始めるには、事前に申し込みを行った上で、Ponta会員IDと連携させる必要があります。ポイントサービスの申し込み、Ponta会員IDとの連携手続きは、以下の手順で進めていきます。

4-1 ポイントサービスの申し込み

ポイントサービスの申込は、SBI証券のサイト内で手続きを行います。SBI証券のマイページにログインした後、画面上の「口座状況」の枠内にある「メインポイントを選ぶ」を選択すると、ポイントサービスの申込画面に移動します。

ポイントサービスを利用していない場合、画面上にある「SBI証券ポイントサービス」は未申込の状態になっているので、ポイントサービスの申し込み手続きを行います。

4-2 Ponta会員IDとの連携

申し込み後、SBI証券ポイントサービス規約の確認およびメインポイント選択の画面に移動します。次にPDF画面を開いて規約内容を確認し、ポイント選択の中から「Pontaポイント」を選択します。そして、Ponta会員IDとの連携を行うための規約内容の確認および同意の手続きをした後、取引パスワードを入力すると、「Ponta web」のページに移動します。

SBI証券でPontaポイントサービスを利用するには、Ponta会員IDの登録が必要なので、Ponta会員に未加入の場合、「Ponta web」のサイト上でPonta会員IDの登録を行い、リクルートIDも必要となります。リクルートIDが未登録の場合、同時に登録を行います。

「Ponta web」のサイト上で必要な手続を済ませた後、SBI証券のページに戻ると、連携したPonta会員のID番号の下4桁が画面上に表示されています。番号に間違いがないのを確認した後、下部にある「登録する」ボタンを押せば、SBI証券とPonta会員IDの連携手続きは完了し、その旨が画面上に表示されます。

なお、メインポイントの設定は、取引を行った月の翌月10日の0時00分までに行う必要があります。ポイントが付与されるタイミングが、原則、毎月10日を起算日として2営業日目の翌日に行われるためなので、余裕を持って設定しておくことが大切です。

まとめ

SBI証券で新規口座開設や指定された金融商品を購入、入庫、保有するとPontaポイントを貯められます。Pontaポイントは買い物や各種支払いなど様々な用途があるほか、SBI証券で投資信託を購入する際、Pontaポイントを買付資金の全部または一部に使用することも可能です。

なお、SBI証券でPontaポイントを貯めたり、使ったりするには、事前の申し込みやPonta会員IDとの連携が必要です。SBI証券でPontaポイントを貯めたい方、Pontaポイントでポイント投資を行いたい方は、その条件や内容をしっかり確認することが大切です。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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