AI(人工知能)が、投資を自動化する時代が到来しました。FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)は、40種類以上の市場データをAIが分析し、最適なポートフォリオを組み替えることで、投資の未来を切り開きます。
この記事では、ロボプロの機能、メリット、デメリットを詳しく解説します。投資初心者からベテランまで、ロボプロがどのように投資戦略を変えるのか、その秘密を一緒に探っていきましょう。
※本記事は2024年2月20日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- ロボプロは分散効果が高い
- ロボプロの実績
- ロボプロのメリット
3-1.AIによる予測と最適化
3-2.感情に左右されない資産運用の自動化
3-3.世界中の資産への分散投資と定期的な資産配分 - ロボプロのデメリット
4-1.リスク許容度に合わせた運用ができない
4-2.年率1.1%(税込)の手数料が発生する
4-3.NISA口座で取引ができない - まとめ
1.ロボプロは分散効果が高い
参照:ROBOPRO「あなたの資産形成に、AIの将来予測を。」
FOLIOのロボプロは、AIを活用した投資一任型ロボアドバイザーサービスです。40種類以上のマーケットデータを分析し、その予測値に基づいてポートフォリオを組み替え、パフォーマンスの最大化を目指します。運用手数料は年率1.1%(税込)で、最低投資金額は10万円(積立金額は1万円)です。
運用戦略にAIを導入しており、予測モデルを継続的に改善しながら運用する点が特徴です。また、運用額が3,000万円を超える部分には年率0.55%(税込)の割引料率が適用されます。さらに積立投資を継続して条件を満たすと、「長期積立特典 抽選プログラム」の対象になります。3カ月に一度の抽選に当選すると、過去3カ月分の手数料の一部または全部がキャッシュバックされる特典です。
2.ロボプロの実績
ロボプロは2020年1月15日に運用を開始しましたが、2020年2月末以降の「コロナショック」により、世界中の株価が暴落しました。しかし、ロボプロでは暴落前に安定資産である債券の比率を高めて守りの姿勢を強めました。
参照:ROBOPRO「運用実績」
3月に相場の底を見極めて債券の比率を減らし、リスク資産である不動産を組み入れることで攻めの姿勢を強め、2020年6月には1月15日比でプラスのリターンに転換したのです。2023年11月までの運用実績は+64.15%と、高いリターンになっています。
参照:ROBOPRO「あなたの資産形成に、AIの将来予測を。」
景気は、「回復」「好況」「後退」「不況」の順に循環するのが一般的です。ロボプロは投資対象とする国・地域ごとの景気循環を予測し、投資配分を変化させます。たとえば、米国の景気が今後良くなると予測した場合は、米国株比率を高めるといった調整をするのです。
3.ロボプロのメリット
FOLIOのロボプロには、3つのメリットがあります。
3-1.AIによる予測と最適化
ロボプロは40種類以上の市場データを使い、膨大な量のデータを組み合わせてAI(人工知能)が分析し、その予測値に基づいてポートフォリオを組み替えます。これにより、投資のリスクを抑えつつ、最大のパフォーマンスを目指せます。
参照:ROBOPRO「AI投資の特長」
3-2.感情に左右されない資産運用の自動化
人は感情や思い込みによって冷静な判断が難しいときがありますが、ロボプロは投資を完全に自動化しています。これにより、投資家は自分で売買のタイミングや分散投資のバランスを考える必要がなく、時間を節約できます。
3-3.世界中の資産への分散投資と定期的な資産配分
ロボプロは、世界中の資産に分散投資することが可能です。これにより、投資家は一つの市場や資産に依存するリスクを軽減できます。一般的なロボアドバイザーは顧客のリスク許容度に応じて、あらかじめ決められたコースの中から資産配分を提案します。一度決められた資産配分は運用コースを変更しない限り大幅な調整はされないのが通常です。
しかし、ロボプロはAIで金融市場を細かく分析し、定期的に資産配分を調整しています。ですから、あらゆる金融局面に対して投資拡大の機会を積極的に狙えるのです。
これらのメリットにより、ロボプロは投資家にとって有益な投資ツールとなります。ただし、投資にはリスクが伴うため、自分の投資目標やリスク許容度に合わせて適切な投資戦略を選択することが重要です。
4.ロボプロのデメリット
FOLIOのロボプロには、デメリットが3つあります。
4-1.リスク許容度に合わせた運用ができない
ロボプロは、個人のリスクに合わせた運用ができません。一般的なロボアドバイザーは、利用者のリスク許容度をもとに、最適な資産配分を提案します。しかし、ロボプロは相場に合わせて毎月最適な資産配分に変更するため、場合によっては個人のリスク許容度を超える可能性があります。たとえば、ある時は攻めの資産である株式の比率を増やし、ある時は守りの金の比率を上げるなど、相場予測による精密な調整によって、パフォーマンスの最大化を目指し続けるのです。
4-2.年率1.1%(税込)の手数料が発生する
ロボプロは、運用代行手数料として預かり資産の年率1.1%(税込)が発生します。ただし、運用額が3,000万円を超える部分には、年率0.55%(税込)の割引料率が適用されます。これは、ロボアドバイザーに頼らず自力で投資できる人にとっては割高と感じるかもしれません。
ただ、自分で運用しようとすると、銘柄の選定から発注、投資配分の見直しまで手動でやる必要があります。これらをすべて自動化できるというのは、忙しい人や自分で運用するのは難しいという人には大きなメリットになります。
4-3.NISA口座で取引ができない
ロボプロは、NISA(少額投資非課税制度)に対応していません。そのため、ロボプロで利益が出た場合は、利益に対して約20.315%が課税されます。
これらのデメリットを理解し、自分の投資目標やリスク許容度に合わせて適切な投資戦略を選択することが重要です。
5.まとめ
FOLIOのロボプロは、AIを活用した投資一任型ロボアドバイザーサービスです。40種類以上の市場データを分析し、最適なポートフォリオを組み替えることで、投資の未来を切り開きます。
しかし、投資家の個々のリスク許容度に合わせた運用が難しく、手数料が発生し、NISA口座での取引ができないというデメリットもあります。投資にはリスクが伴うため、自分の投資目標やリスク許容度に合わせて適切な投資戦略を選択するようにしてください。
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山下耕太郎
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