ROBOPROの実績・評判は?メリット・デメリットや他ロボアドとの比較も

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投資に関心を持つ人が増える中、AIによる高度な資産運用を自動で行えるロボアドバイザーサービスの利用者が増えています。特にプロ仕様のAI技術を活用した「ROBOPRO」は短期でもリターンを狙うことができ、メディアなどでも注目されています。

そこでこの記事では、ROBOPROの特徴やメリット・デメリット、過去の運用実績について詳しくご紹介します。投資知識に自信がない方や、手離れの良い投資サービスを探している方は参考にしてみてください。

目次

  1. ROBOPROとは
    1-1.プロ仕様のAI技術を活用した「進化型」ロボアドバイザー
    1-2.積極的な運用による高パフォーマンスの実績
    1-3.入出金以外の作業が不要
  2. ROBOPROのメリット
    2-1.プロの運用ノウハウとAI技術による高度な運用
    2-2.短期・長期のどちらでもリターンが狙える
    2-3.投資家を保護する体制
    2-4.振込手数料無料の「リアルタイム入金」が使える
  3. ROBOPROのデメリット
    3-1.最低投資金額10万円
    3-2.NISA口座に対応していない
    3-3.他サービスとは併用できない
  4. ROBOPROの運用実績
  5. ROBOPROの口コミ・感想
  6. ROBOPROの始め方
  7. まとめ

1 ROBOPROとは

ROBOPROは、オンライン証券事業を行う株式会社FOLIOと、金融機関向けにAI技術を提供するAlpacaJapan株式会社が協業で開発・提供している自動運用型のロボアドバイザーサービスです。

サービス名 ROBOPRO
URL https://folio-sec.com/
運営会社名 株式会社FOLIO
本社所在地 東京都千代田区一番町16-1 共同ビル一番町4F
設立 2015年
代表取締役 四元 盛文

【代表経歴】
1993年、日商岩井株式会社(現・双日株式会社)に入社。1999年からはリーマン・ブラザーズ証券株式会社、2005年からはバークレイズ証券株式会社にて、債券部門や投資銀行部門の業務に従事。2016年、AlpacaJapan株式会社の設立にかかわり、 2017年に代表取締役CEOに就任。2022年、AlpacaTech株式会社を新設分割設立し、代表取締役CEOに就任。2023年、株式会社FOLIOホールディングスによるAlpacaTech株式会社の連結子会社化に伴い、同社の代表取締役COOに就任。2024年、株式会社FOLIOの代表取締役に就任。同時に株式会社FOLIOホールディングス 代表取締役社長兼COO、AlpacaTech株式会社 取締役を務める。

資本金 141億2万6106円(2023年3月末時点)
上場有無 非上場
サービス開始年月 2020年1月
運用手数料 運用額3000万円まで:預り資産の年率1.1%(税込)
運用額が3000万円を超える部分:年率0.55%(税込)
最低投資金額 10万円
入金方法 リアルタイム入金、銀行振込
投資対象 ETF(米国株、先進国株、新興国株、米国債、新興国債、ハイイールド債、金、不動産)
リバランス 1ヶ月に1回、リバランスを実施
※リバランスとは、相場の価格変動に応じて保有割合を再調整すること

以下、どのような特徴を持ったサービスなのか見ていきましょう。

1-1 プロ仕様のAI技術を活用した「進化型」ロボアドバイザー

ROBOPROは、金融機関向けに提供されていたAI技術を、個人向けのマーケットに初めて提供した運用支援サービスです。AIによる市場予測などに基づき、状況に合わせたダイナミックな運用を行うのが最大の特徴です。

市場や商品に関する膨大なデータをAIが解析することで、投資に関する多くの作業が自動化されており、効率的な運用が可能となっています。

1-2 積極的な運用による高パフォーマンスの実績

ROBOPROは、長期の戦略に基づいて銘柄の見直しを短い周期で積極的に行います。ロボアドバイザーサービスの多くは、短期の市場環境の影響を避けるために銘柄の見直しは数カ月に一回程度しか行いませんが、ROBOPROでは1カ月に1回行われるのが特徴です。

高い精度の市場予測と最新のデータをもとに積極的に銘柄を組み替えるため、市況の変動があったとしても、好調な銘柄に適時組み替えて利益を狙うことが可能です。過去のシミュレーションや実際の運用成績においては、一般的なロボアドバイザーを上回るパフォーマンスを見せています(2020年8月時点、詳細は後述)。

1-3 入出金以外の作業が不要

ROBOPROは、資産運用に関してアドバイスを行うだけではなく、実際の運用も行ってくれるサービスです。資産運用における情報収集やポートフォリオの作成、投資先の決定、売買取引、ポートフォリオの修正、税務処理、手数料計算などの処理をすべて自動的に行ってくれるため、投資家は口座への入金と出金をするだけで済みます。

ほぼお任せできるサービスとなっているため、投資知識や経験を問わず、手間のかからない使いやすいサービスとなっています。

2 ROBOPROのメリット

ROBOPROを利用することで、投資家にはどのようなメリットがあるのかについて確認していきましょう。

2-1 プロの運用ノウハウとAI技術による高度な運用

ROBOPROを利用することで、初心者の方でも専門家の運用ノウハウと高度なAI技術を活用できるのが大きなメリットです。

投資のための情報収集や、ポートフォリオの設計、適切なタイミングでの売買などの運用作業は基本的に不要となるため、誰でもプロレベルでの運用を行うことができます。高い収益性を狙える上、突発的なリスクへの対応もスムーズに行うことが可能です。

2-2 短期・長期のどちらでもリターンが狙える

一般的なロボアドバイザーでは、市場の変動といった短期的な要素によって収益が不安定になることを避けるため、中長期をイメージした資産運用が行われます。そのため、短期においてはパフォーマンスが不安定になりやすいなどのデメリットがありました。

一方、ROBOPROでは、AIで精度の高い市場予測と、短い周期での銘柄入れ替えが可能なため、短期だとしてもリターンを狙えるようになっています。そのため、短期・長期のどちらにおいてもパフォーマンスを期待できるサービスとなっています。

2-3 投資家を保護する体制

ROBOPROでは、投資家の大切な資産を守るために様々な対策が施されています。

データの送受信は256 bit SSL通信方式によって暗号化されており、保管時においてもすべて暗号化されているため、サイバー攻撃にも強くなっています。外部のセキュリティ組織とも連携し、トラブル時にもスピーディーな対応が期待できます。

また、預かり金は株式会社FOLIOの資産とは分別管理されます。株式会社FOLIOが経営破綻に陥ったとしても投資家の出資金は返還されます。日本投資者保護基金にも加入しているため、分別管理に問題があった場合でも1,000万円まで補償されます。

2-4 振込手数料無料の「リアルタイム入金」が使える

「リアルタイム入金」は、銀行のインターネットバンキングから24時間365日、FOLIOの運用口座に入金できるサービスです。投資サービスの中には、取引手数料がかからない一方で入金時に手数料がかかるケースも多く、少しずつ積み立てたり投資額を増やしたりしたいという人には使いにくい場合もあります。

FOLIOのリアルタイム入金は、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、PayPay銀行、イオン銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行が対応しています。手数料が無料になるだけでなく即時に入金処理ができるので、最短即日の取引が可能です。

3 ROBOPROのデメリット

ROBOPROは、高いパフォーマンスを期待できるロボアドバイザーですが、他サービスと同様に損失が出る場合もあります。ここではROBOPROの投資リスクもしっかりと確認していきましょう。

3-1 最低投資金額10万円

ロボアドバイザーの中には1万円以下の少額から運用可能なサービスもありますが、ROBOPROの最低投資金額は10万円とやや高めです。

3-2 NISA口座に対応していない

ROBOPROは様々な資産に対して投資を行うため、税控除のサービスを受けられるNISAの基準を満たしません。NISA口座には非対応なので、ROBOPROの収益に対しては税金が発生します。

3-3 他サービスとは併用できない

FOLIOは、LINEスマート投資や、FOLIOおまかせ投資といった他のロボアドバイザーサービスも提供しています。しかし、これらのサービスとROBOPROは併用することができません。既存サービスを利用している場合、解約した上でROBOPROに申し込む必要があります。

4 ROBOPROの運用実績

株式会社FOLIOの発表によると、1月15日からのリターンは1.3%となっています(2020年6月30日時点)。なお、この期間は、新型コロナウイルスの蔓延によって世界中でロックダウンが行われて経済が停止していたため、ほぼすべての資産価値が低下する難しい市況でしたが、ROBOPROはその中でもしっかりと運用成績を上げています。

中長期的な評価はこれからですが、短期局面においては他サービスと比較して高いパフォーマンスを発揮したと言えます。

5 ROBOPROの口コミ・感想

ROBOPROを実際に利用しているユーザーに対し、株式会社FOLIOが実施したアンケートでは、75%ほどのユーザーが「追加で投資をしたい」と考えており、半数以上が「ROBOPROのパフォーマンスに期待している」という結果が出ています。

このほか、利用者からは次のような感想も寄せられています。

  • 「インデックス投資ではない新しいロボアドバイザー」
  • 「市場の流れが読みづらい時流なので、AIによる予測は重要」
  • 「運用をお任せできるから負担にならない」
  • 「ポートフォリオが頻繁に変わる」
  • 「最低投資金額が10万円と少し高め」

※上記はすべて個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、ご自分でも情報収集をされた上で最終的にご判断下さい。

ROBOPROの運用成績に高い評価をするものや、コロナショックで荒れた市場環境の中、AIを活用したアクティブ運用の可能性を高く評価する声が目立ちます。従来のインデックス投資をベースとするロボアドバイザーと違い、柔軟なポートフォリオの組み替えを行うROBOPROは、ポートフォリオを毎月見る楽しみもあるという声もあります。

「他サービスと比較してパフォーマンスやサービスに満足している」という感想が多く、今後はさらなる実績の積み上げやサービスの拡充等に期待が集まっています。

6 ROBOPROの始め方

ROBOPROを利用できるのは、20歳以上75歳以下で、日本国内でマイナンバーの発行を受けている方です。加えて、株式会社FOLIOの他のサービスを利用していないことが条件となります(利用している場合は解約が必要)。

口座開設前に必要になるのは、マイナンバー記載書類と、本人確認書類です。マイナンバーカードがあれば、1つでこれらの提出書類の確認ができます。マイナンバーカードがない場合、記載カードやマイナンバー入りの住民票、運転免許証・保険証・パスポートなどを合わせて提出する必要があります。

そして口座開設の前に、FOLIOの公式サイトからアカウントを登録します。アカウントはメールアドレスまたはLINEアカウントで登録できます。

アカウントの登録後は、マイページ内で口座開設の手続きを行います。いくつかの質問に回答して口座開設を申し込みます。マイナンバー確認書類と本人確認書類の提出が必要になりますが、本人確認のときに「スマホで完結、本人確認(推奨)」または「郵送でご本人確認(ウェルカムレター)」から選んで、書類の画像をアップロードします。

「スマホで完結、本人確認」を選んだ場合、本人確認がAIによって行われ、最短で翌営業日には口座開設が完了します。「郵送でご本人確認(ウェルカムレター)」を選んだ場合、登録の住所に「ウェルカムレター」が転送不要の簡易書留郵便で届きます。本人確認や書類の発行で1週間ほど必要です。

口座開設が終わった後、マイページから口座設定を行います。確定申告を自分で行いたくない場合は、確定申告の方法で「フォリオにまかせる」を選びましょう。「特定口座源泉徴収あり」になり、確定申告が不要になります。

その後、リアルタイム入金、または銀行ATM、窓口およびインターネットを利用しての銀行振込(専用の入金口座)で入金します。入金された金額が10万円を超えたら、自動的に運用が始まります。

まとめ

ROBOPROは、高度な資産運用ノウハウとAI技術によって運用を行う進化型AIロボアドバイザーです。投資に関するほぼすべての作業をお任せできるため、投資家の知識やスキルによらず運用でき、資産運用のための手間や時間もかからないなどのメリットがあります。

従来のロボアドバイザーではカバーできていなかった短期の運用にも強みがあり、実際、コロナ下の難しい市況においても実績を残しています。これからロボアドバイザーによる投資を考えている方は、候補の一つとして検討を進めてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム

HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチームは、ロボアドバイザーに関する知識が豊富なメンバーが投資の基礎知識からロボアドバイザーのポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」