ロボアドバイザーの魅力の一つが「投資を小口で始めることができる」という点です。これまで機関投資家や富裕層など大きな運用金額を持つ投資家しか利用することができなかった投資一任型と呼ばれるロボアドバイザーなどのサービスがFintech(フィンテック)の流れで個人投資家でも小口から投資をすることが可能になってきています。
ロボアドバイザーの中には1000円~1万円の金額で始めることができるサービスも増えてきていますので、余裕資金を無駄なく無理のない期間で運用することが可能です。この記事では、1万円以下から投資できるロボアドバイザーサービスをピックアップしてご紹介したいと思います。
1万円以下から投資できるロボアドバイザー
預かり資産・運用者数No.1(※)、大手企業多数出資、メディアにも多数掲載「ウェルスナビ」
ウェルスナビは、最低投資額1万円、手数料は預かり資産の1.1%(現金部分を除く、年率・税込)、追加の手数料なし、自動積立1万円からと少額から取り組みやすいロボアドバイザーのサービスです。運営会社のウェルスナビ株式会社には、SMBCベンチャーキャピタル、SBIホールディングス株式会社、DBJキャピタル投資事業有限責任組合(日本政策投資銀行の100%子会社)など、大手金融機関・ベンチャーキャピタルが出資をしています。
運用面では、年齢や金融資産額などに基づき判定された5つのリスク許容度から、自動で適した運用ポートフォリオを構築してもらえるため、簡単に国際分散投資を始めることが可能です。また、資産運用によって受け取った分配金は、一定額以上になると、自動で再投資にまわしてもらうことができるため、分配金を引き出さずに再投資し続けることで「複利効果」による資産の成長が期待できます。特定口座なども選択可能ですので、確定申告などわずらわしい手続きもなく運用をすることができます。
なお、下記タイアップページ経由で新規に資産運用を開始するなどの条件を満たした方に対して、「1000円がプレゼント」されるタイアッププログラムを実施中です。(※詳細はキャンペーンページで確認してください)
※一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2024年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2024年6月時点)
100円から積立投資が始められるロボアドバイザー「投信工房」
松井証券が提供する投信工房のロボアドバイザーは、最低投資額100円、運用コストは信託報酬等の年率平均0.30%(税込、2022年7月7日時点)から少額・低コストで始めることができるアドバイス型の資産運用サービスです。自動積立やリバランス(ポートフォリオの資産比率を元の比率に戻す)も利用できるため、売買の判断や運用の手間をかけずに投資を進めることができます。
運用面では、年齢や年収、投資方針など8つの簡単な質問の回答結果に基づき判定された5つのリスク許容度から、低コストの投資信託を組み合わせた運用ポートフォリオを提案してもらえることに加え、ポートフォリオの一括購入機能なども実装されているため、手間が少なく簡単に分散投資や積立投資を始められます。
また、開始後もロボアドバイザーが、金融市場や経済情勢の変化に応じて、適宜見直しを提案。簡単にリバランスできる「リバランス注文」を搭載しており、年に1回など定期的にリバランスすることで、適切な運用ができます。
投信工房のロボアドバイザーは「投資信託が多すぎてどれを選んでいいか分からない」「大手ロボアドバイザーの手数料が気になる」「少額から分散投資や積立投資を始めてみたい」といった方などに向いているサービスと言えるでしょう。
1,000円から長期・積立・分散投資ができる、マネックスグループ会社が運営「ON COMPASS(オン コンパス)」
ON COMPASS(オン コンパス:旧MSV LIFE/マネラップ)は、月々1,000円からの少額で本格的な国際分散投資を低コストで行うことができる投資一任型のロボアドバイザーです。運営会社であるマネックス・アセットマネジメント(旧マネックス・セゾン・バンガード投資顧問)は、マネックスグループの子会社となります。
ON COMPASSでは、すべて代わりに投資を実行してくれるので、難しい投資知識や手間のかかる商品の売り買いは一切不要です。投資先もETFを通じて世界80カ国、約5万銘柄(※)に国際分散投資を行うことができます。
ON COMPASSの手数料は年率1.0175%程度(税込)と主要なロボアドバイザーと比べて低水準となっており、長期投資を続ける上で気になるコストを抑えて運用することが可能です。また、申込や売買、プラン変更や追加投資などにかかる費用は一切不要なので、ライフプランの変化に合わせて柔軟に変更が可能です。
1万円から投資可能、預かり資産額やdカード積立額に応じてdポイントがもらえる/THEO+docomo
THEO+[テオプラス] docomoはTHEOの運営会社の株式会社お金のデザインと株式会社NTTドコモとの協業サービスで、新機能であるdカード(dカード、dカード GOLD)によるおつり積立機能と、ドコモ口座との連携が可能なことが特徴となっています。
また、運用額に応じてdポイントが貯まるほか、dカード決済による積立投資を行うと積立額に応じて最大1%のdポイントが毎月たまる「dカード積立」のサービスも提供されています。1度dカードを登録するだけで、毎月自動積立が行うことができ、積立額は毎月1万円~(最大5万円まで)可能です。運用額に応じて貯まるポイントとあわせてダブルでポイントが貯められるため、dカード利用者の方はおトクに積立ができるメリットがあります。
運用面では、最大約30銘柄もの世界のETFを組み合わせて、年齢や金融資産額に応じた231の運用ポートフォリオを構築し、少額から国際分散投資を行うことが可能です。また、搭載されたAIが、世界中の膨大な自然言語情報や市場データを収集・分析し、その情報をもとに銘柄や資産クラスが一定期間後に大幅に下落するかを判断。大きな下落リスクのある銘柄の比率を下げ、保守的なポートフォリオへと変更してくれます。これまで機関投資家しか利用できなかったハイクラスな資産運用を個人でも利用できるようにしたサービスです。
まとめ
ロボアドバイザーでの資産運用イメージをつかみたい方や、分散投資をしたい方、余裕資金だけで運用したい方は、今回ご紹介した1万円以下で取り組めるロボアドバイザーサービスをぜひ検討してみてください。
少額株式投資・ロボアドバイザーの比較
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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