Circular Economy Hubがお届けするオンラインイベント「Circular X(サーキュラーエックス)」。2024年6月は、ベルギー・ブリュッセルで4月15日・16日に開催された世界循環経済フォーラム(World Circular Economy Forum 2024, 以下WCEF)から、そこで議論されたサーキュラーエコノミーをめぐる現在の重要課題について報告します。
欧州議会選挙を控える欧州は現在不透明な雲に覆われているように感じます。エネルギー高騰による産業・一般家庭への影響、ポストコロナにおける物価高騰に加え、移民問題、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル・ガザにおける戦闘など、政治・社会・経済における不安要因に満ちています。
そんななか、フィンランドのイノベーション基金であるSitraが主催するWCEF2024には、今年は世界158カ国からオンサイト・オンライン合わせて1万人近くのサーキュラーエコノミーに関わるステークホルダーが参加し、グローバルレベルにおけるサーキュラーエコノミーへの関心の高さを示しました。同時に、経済状況が不透明な中、グリーンディールの中核を成すサーキュラーエコノミーアクションプランは、産業政策として大きな役割を担うことを改めて確認する機会となりました。
今回の開催国であるベルギーは現在EU理事会の議長国を務めており、EUの拠点であるブリュッセルを舞台としてサーキュラーエコノミーを世界に推進するWCEFが開催されたことは、非常に象徴的であるように思われます。
同フォーラムに参加した編集部は、サーキュラーエコノミー最前線におけるキーメッセージを抽出。19日開催のIDEAS FOR GOOD編集部による報告会では、バルセロナとブリュッセルで開催された焦点の異なる会議を比較しながら包括的な内容をレポート、本イベントでは資源管理と産業に焦点を絞り、WCEF2024において何が語られたかを報告します。どちらもお見逃しなく。
スピーカー
藤原 ゆかり/Circular Economy Hub 編集部 (ウィーン在住)
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行と油絵。
那須 清和/Circular Economy Hub 編集長
米大学(紛争学専攻)卒業後2社を経て、2020年に共創・研修・調査などを行うサークルデザイン株式会社を設立。同時にCircular Economy Hub(ハーチ運営)に携わる。専門分野:循環型ビジネス、組織の循環ビジョン・循環度測定、循環型都市(サーキュラーシティ)。現在、各企業や自治体向けに講演/研修や共創活動などを実施している。
日時
2024年6月27日(木)18:30-20:00
内容
- WCEF2024とは?
- 展示ブースの紹介
- サーキュラーエコノミー最前線からのキーメッセージ
- セッションでフォーカスされた注目トピック:
- 重要原材料(CRM)
- EUにおけるサーキュラーエコノミー推進規制
- CEをめぐるグローバルノースとグローバルサウスの関係
- サーキュラーエコノミー分野の投資
- 質疑応答
定員
30名(先着順)
プログラムを通じた到達イメージ
- サーキュラーエコノミーに特化したイベントに集結する世界のステークホルダーについて知る
- 現在世界のサーキュラーエコノミー最前線では何が議論されているのかについて学ぶ
- 産業界から見たEUが牽引するサーキュラーエコノミー推進規制のあり方について理解を深める
対象者
- サーキュラーエコノミーへ取り組む産業界の方
- サーキュラーエコノミーと関連規制が担う役割について考えたい方
- サーキュラーエコノミーに関する国際イベントに興味のある方・次回参加を検討されている方
- 上記に関わらず、学生・研究者などサーキュラーエコノミーに関心のある方ならどなたでも
申し込み方法
こちらのPeatixページよりお申込いただけます。
参加費用(すべて税込)
- 一般 2,000円
- ニュースレター登録者 1,500円(6月中旬までに配信予定のニュースレター中のクーポンコードをPeatix申込画面にてご入力ください)
- Circular Economy Hub 読者会員 1,000円(本記事にログインのうえ、最下部記載のクーポンコードをPeatix申込画面にてご入力ください)
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※コミュニティ会員・読者会員の詳細はこちら(コミュニティ会員へご参加いただくと、過去イベントのアーカイブ動画が無料でご覧いただけます。(一部を除く))
会場
オンライン(オンライン会議ツール「Zoom」の会議機能を利用)
注意事項
- 入室用URLを開始1時間前までにお申込みの皆さまへPeatixのメッセージよりお送りいたします。
- 開場は18時20分を予定しております
- Zoomのご利用が初めての方は開始前にアクセスしてください。機能の制限があるため、極力PCでのご参加をお勧めします
- 講義の時間にはマイクをミュートにさせていただきます
- 後日、Circular Economy Hubのレポートなどにて、プログラム開催中の写真を公開する場合がございます。写真NGの場合、ネットワーキング時間以外はカメラオフにてご参加ください
- イベントの内容は録画させていただき、後日申し込みいただいた皆様にアーカイブ動画の限定配信を行う予定です。予めご了承ください
- お申込み後のご返金はお受けしかねますので、あらかじめご了承ください。当日ご参加いただけなかった場合にも後日アーカイブ動画をお送りいたします
- 時間配分は事情により変更になる場合がございます
- 領収書についてはPeatix内のこちらをご参照ください
Circular X について
Circular Xは、Circular Economy Hub 編集部からのインプットと各業界・領域のフロントランナーの皆さまの実践や知見を掛け合わせながら、ご参加いただく皆さまとともにサーキュラーエコノミーを深める化学反応を起こしていくことを目的としています。
主催
- Circular Economy Hub:Circular Economy Hub は、ハーチ株式会社が運営するサーキュラーエコノミーの推進を目的としたオンラインプラットフォームです。国内外のサーキュラーエコノミーに関する最新情報や事例、洞察、イベント・ワークショップ、体験プログラム、ネットワーキング、マッチングなどを通じてサーキュラーエコノミーを推進したい企業や団体、自治体の皆様を支援します。
URL:https://cehub.jp - ハーチ株式会社:Content Marketing for Good(社会をもっとよくするコンテンツマーケティング)をコンセプトにウェブメディア事業を展開。世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」では2019年に欧州6カ国(オランダ・イギリス・フランス・ドイツ・ノルウェー・フィンランド)でサーキュラーエコノミーに取り組む企業・団体50社以上の取材を実施。欧州の先進的な事例を基に日本でもサーキュラーエコノミーの推進を加速したいと考え、2020年3月に「Circular Economy Hub」をローンチ。現在は神奈川県横浜市で「Circular Yokohama」も展開中。
URL:https://harch.jp/
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Circular Economy Hub Editorial Team
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