初心者のための失敗しない仮想通貨投資、6つのポイント

仮想通貨は価格の変動が激しいことで知られており、むやみに購入と売却を繰り返したり、計画もなくレバレッジをかけて取引を行ってしまうと、多額の損失を出してしまうことに繋がりかねません。そのため、ここではHEDGE GUIDE編集部が仮想通貨投資初心者の方におすすめする投資で失敗しないためのポイントを6つご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

失敗しない仮想通貨投資、6つのポイント

  1. できるかぎり一次情報から情報を収集する
  2. 仮想通貨の売買は取引所形式がおすすめ
  3. 投資は余剰資金で行う
  4. ドル・コスト平均法で着実に積立投資を進める
  5. レバレッジ取引は行わない
  6. 売却戦略を考えておく

できるかぎり一次情報から情報を収集する

仮想通貨投資は手軽に開始できる投資です。口座開設も非常に簡単ですし、ブログやTwitter、Telegram、discordなど、さまざまな情報源から仮想通貨投資に関する情報も入手が可能です。仮想通貨に関するセミナーや勉強会も多く開催されていますし、中には友人・知人から仮想通貨の購入を勧められたことがある方もいるのではないでしょうか。

しかし、残念ながらこうした情報の中には間違った情報をもとに伝えられている情報も数多くあります。仮想通貨は海外を中心に開発されているため、あらゆる情報は英語で発信されていることが一般的です。こうした情報を翻訳する段階で間違って誤った解釈をしてしまい、間違ったまま情報が拡散されていることも珍しくありません。

誤った情報を参考に投資判断をすることは非常に危険です。最低限、それぞれの仮想通貨プロジェクトの公式ページやフォーラムを確認することで、正しい情報を収集しましょう。また、何かの情報を見た際にはその情報を最初に発信したのは誰なのかについて確認し、一次情報であるかを確認するだけでも、誤った情報に振り回されることが非常に少なくなります。

仮想通貨の売買は取引所形式がおすすめ

仮想通貨取引所には販売所形式と取引所形式の2種類があり、仮想通貨の購入にはどちらの形式で仮想通貨を購入するかを決める必要があります。

販売所方式では、購入者は仮想通貨取引所から仮想通貨を購入します。この方式のメリットは、購入者は販売所が提示する価格で自分が購入したい数だけ仮想通貨を購入できることにあります。一方で、販売所形式では販売所である仮想通貨取引所に手数料を支払うことになるため、購入と売却を繰り返して利益を上げるトレーディングには不向きの販売形式です。

取引所形式では、購入者は売却を検討している投資家から仮想通貨を購入します。取引所は購入者と売却者を仲介する「板」取引の場を提供する形です。この方式のメリットは、販売所と比較して取引所に対して手数料を支払う金額が大きく削減できることにあります。しかし、取引所形式の場合、売却したい投資家がいなければ仮想通貨を購入することはできませんし、自分が購入したい数の仮想通貨が必ずしも購入できないこともあるというデメリットもあります。

こうした特徴を考慮して個人投資家が利益を最大化するためにどちらを選べばいいかという観点で考えると、取引所形式で仮想通貨の売買を行うことがおすすめです。

投資は余剰資金で行う

仮想通貨の価格変動の激しさを見て、多額のリターンを得るために生活費用を含めたすべての資金を投資にあてるという方もいますが、これは避けるべきです。自身の生活費用を投資資金にするような投資スタンスは、仮に損失が発生した場合に生活が立ち行かなくなりますし、損失を取り戻すためにさらに投資するという行動をとってしまうことに繋がることも珍しくありません。

国内の仮想通貨取引所16社が参画する仮想通貨交換業協会(JVCEA)は仮想通貨投資の現状に関するレポートを発表しており、仮想通貨投資を行っている人の年齢や取引所に預け入れている金額などを公開しています。発表によると、仮想通貨の現物に投資する投資家の約77%が10万未満を口座に保有しているとされており、100万を超える金額を超える投資をしている方はごく一部であることがわかっています。

仮想通貨は最低購入単位が細かく設定されているため、少額からの購入も可能です。ビットコインのように数十万円するような仮想通貨でなくても、アルトコインの中には数円〜数十円で購入できるものも数多く存在しています。月に1回飲み会を我慢して浮いたお金を投資にあてるくらいでも仮想通貨投資は十分なリターンを見込むことが出来ます。もちろん、仮想通貨投資はハイリスクハイリターンな投資ですので必ずリターンがあるわけではありませんが、まずは少額の投資から仮想通貨投資を始めてみることで、仮想通貨がどういったものかを学ぶきっかけにも繋がっていくでしょう。

ドル・コスト平均法で着実に積立投資を進める

仮想通貨投資を行っていると、ハッキング被害の報道をはじめとする仮想通貨の未来に不安を感じるニュースや大手企業との提携といった報道で、価格が大きく乱高下することがあります。ポジティブなニュースが広まっているからといって、「買い時を逃してしまうから今すぐ買わないと!」と思って一度に資金投入をしてしまうと、その後に出たもっと大きなネガティブニュースによって価格が大きく下落するということも珍しくないのです。

仮想通貨投資には国際基準はもちろんさまざまな法整備・ルール作りが進みきっていないことから、価格操縦が行われたり、個人投資家による投機的な動きが反映されやすい環境となってしまっている現状があります。そのため、仮想通貨への投資は先程述べたとおり、余剰資金で行うことはもちろん、用意した資金を分割して投資にあてるドル・コスト平均法で購入を進めることがおすすめです。

レバレッジ取引は行わない

仮想通貨投資は実際に仮想通貨を購入・売却する現物取引以外に、レバレッジ取引を行うことも可能です。レバレッジ取引には、現物を必要とせず売買の差額で決済が可能な仮想通貨FX、仮想通貨取引所からビットコインを借りて取引を行う信用取引、特定の期日にあらかじめ決めた価格で売買を行う先物取引、の3種類の取引があります。国内ではこれらの取引で最大自分の資金の25倍までレバレッジを効かせることが可能です。しかし、最近ではレバレッジ取引で生活資金を失う投資家を出さないためにも、仮想通貨取引所16社が参画する仮想通貨交換業協会(JVCEA)がレバレッジ取引の倍率に上限の設定を検討していることが報道されています。

仮想通貨の価格変動は凄まじいと表現できるレベルのもので、2017年には主要な仮想通貨であるリップル(XRP)が一年で数百倍にまで高騰しました。現物取引でも数百倍が達成できるところに、さらにレバレッジをかけることで大きく利益を上げたいと考える方が出てくることは自然な流れかと思います。しかし、現物取引とレバレッジ取引の違いで、レバレッジ取引の恐ろしいところは利益がマイナスになる可能性があることにあります。

現物取引の場合、どれだけ仮想通貨の価格が変動して最悪0円になったとしても、購入した仮想通貨に投入した資金が0円になるだけで済みます。レバレッジ取引の場合、自己資金以上に仮想通貨を購入しているため、仮想通貨の価格が大きく変動することによって本来自分が持っている資金以上に損失を出してしまう可能性があるのです。

仮想通貨投資はいまだに未熟な市場で、価格操縦はもちろん、風説の流布による価格の乱高下が毎日のように起こっています。こうした中、初心者の方がレバレッジ取引で短期で利益をあげるにはテクニカル分析などの勉強と努力が必要になるため、まずは現物取引で着実に仮想通貨投資に慣れていくことがおすすめです。

売却戦略を考えておく

仮想通貨投資に限らずすべての投資で言えることですが、売却戦略を考えておくことは重要です。現在の仮想通貨は企業などで実用的なレベルで使われるケースが少なく、値動きのほとんどは投資家による売買によって発生していると言われています。よく指摘される事実でもありますが、現在の仮想通貨投資は自分が売りたいと思う価格で購入してもいいと考える誰かが現れない限り、仮想通貨投資で利益を得ることが出来ない状態です。

中には、「買った仮想通貨は売却せずにずっと保持して、通貨のように使えるようになる日を待てばいい」という考え方をする人もいるかもしれませんが、仮想通貨投資は株式投資と違ってプロジェクトの経営に参加したり配当をもらえるということができません。仮想通貨が世界中に広まり、個人商店でも仮想通貨での支払いが可能というレベルに普及すれば話は別ですが、当面は仮想通貨は現在のような投資対象として認識される日が続くのではないでしょうか。

仮想通貨が世の中に浸透して実際に利用されることを信じている人であれば、仮想通貨を売却せずに長期保有を続け、実際に仮想通貨で支払いをする世界が実現するのを待つというのも手でしょう。しかし、そこまでに達するにはまだまだ時間がかかることは事実ですし、投資対象として利益をあげたいと考えている人であれば、どの時点で仮想通貨を売却するかは常に考えておくことが重要です。

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HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チーム

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HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チームは、仮想通貨投資やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーが、仮想通貨に関する最新ニュースやコラム、仮想通貨に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融メディア「HEDGE GUIDE」