米クリーン・メイン・カーボン(CMC)は19日、バイオ炭による二酸化炭素除去証書(CORC)をPuro.earthレジストリで初めて発行したと発表した。炭素開発のパートナーとしてFlowcarbonと連携し、厳格な検証プロセスを経て実現した。
バイオ炭は、木質バイオマスを加工して作られる土壌改良材で、二酸化炭素の長期隔離に加え、土壌の保水力向上や化学肥料削減などの効果がある。CMCは地元メイン州で調達した低価値の木質バイオマスを活用し、高品質なバイオ炭を生産している。
カーボンクレジット市場では近年、クレジットの信頼性が課題となっている。英ガーディアン紙は2023年1月、大手認証機関Verraが発行した熱帯雨林保全によるカーボンクレジットの90%が「無価値」と報じ、議論を呼んだ。
「このマイルストーンは、農村地域での持続可能な経済機会創出とバイオ炭産業におけるリーダーシップという当社の使命を体現するものだ」とCMCのパトリック・ジョーンズ社長は述べた。同社は今後、農業や水質浄化、鉱山再生など、バイオ炭の用途拡大と生産能力増強を計画している。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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