Regen AtlasとEcoTokenは12月16日、Celoブロックチェーン上での環境クレジット償却を可能にする提携を発表した。この提携により、ユーザーは5種類のCeloトークンを使用して環境クレジットを償却し、環境保護に貢献することが可能になる。
EcoTokenは、複数のブロックチェーンにまたがる環境クレジットの管理と償却のためのシステムを提供する。同社の主力製品「ecoLedger」は、環境資産の取引履歴を透明性高く記録・管理するシステムで、もう一つの製品「ecoToken dApp」は、環境貢献を証明するNFT「Impact Certificates」の発行や、貢献度を可視化する「ImpactScoreboards」機能を備えている。
今回の提携により、Regen Atlas上でCeloのネイティブトークン「CELO」やステーブルコイン「cUSD」、「Glo Dollar」などを使用して、環境クレジットを即座に償却できるようになる。例えば、1クレジットが25cUSDの場合、12.5cUSDで0.5クレジット、50cUSDで2クレジットを償却できる柔軟な仕組みを採用している。
すべての取引はブロックチェーン上に記録され、EcoTokenのエンドポイントやRegen Networkで確認可能。現在Solana、Eclipse、Celoなど7つのブロックチェーン上で10のプロジェクトが展開されている。
将来的には環境資産の転送機能も追加される予定で、この提携によりブロックチェーン技術を活用した環境クレジット市場の発展が期待される。また、個人投資家の参入障壁を下げることで、市場の流動性向上にも貢献する見通しだ。
【参照記事】Regen Atlas Partners With Ecotoken

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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