日本では仮想通貨市場でも有数のハッキング事件を受け、仮想通貨投資におけるセキュリティへの関心が高まりました。「仮想通貨の特性上、ハッキングリスクを完全にゼロにすることはできない」とまで言われる仮想通貨ですが、仮想通貨取引所ではさまざまな対策によってハッキングへの対策を行っています。
ここでは、HEDGE GUIDE編集部がおすすめするセキュリティ対策が万全でハッキングやサイバー攻撃への対策が整っている取引所、また顧客への情報開示などがしっかりとされている取引所をご紹介していきます。仮想通貨取引では、ハッキングリスクやメンテナンス対策(取引所メンテナンス時には他取引所を利用する)を考えて、2つから3つの仮想通貨取引所で口座を開設しておくことがおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
セキュリティ対策が万全なおすすめ仮想通貨取引所・販売所3選
仮想通貨を100%コールドウォレットで管理する「Liquid」

Liquidは顧客の資産を100%をコールドウォレットで管理する仮想通貨取引所です。コールドウォレットは、仮想通貨の所有権とも言える秘密鍵をインターネットに接続されていないオフライン環境下で保存する管理手法です。通常の取引所ではネットワークに接続したままのホットウォレットとコールドウォレットを併用してサービスを提供しているところを、Liquidはコールドウォレットでの顧客資産管理を100%にしていることが特徴です。
10年以上の金融サービス提供実績をグループ会社にもつ「GMOコイン」

GMOコインは東証一部上場のGMOインターネットのグループ会社で、GMOクリック証券などをはじめとする金融サービスを10年以上提供している仮想通貨取引所です。いまや業界標準であるコールドウォレット管理はもちろん、仮想通貨送付の際に複数の秘密鍵を必要とする「マルチシグ(マルチシグネチャー)」やアカウント乗っ取り対策、システムへの侵入を24時間365日態勢で行うことで、セキュリティ対策を講じていることが特徴です。
セキュリティ強化を取引所運営の第一方針とする「bitbank」

bitbankは、ビットコインセキュリティ専門企業のBitGoと提携をしている仮想通貨取引所です。具体的には、インターネットに接続されているホットウォレットの安全性を常時確保することで、万全のセキュリティ対策を行っています。また、bitbankは、利用者に対して同取引所が取り扱う仮想通貨のセキュリティ対策の詳細な対応状況を公開しており、ユーザー目線でもセキュリティ状況を吟味して安心して利用できることも特徴です。
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HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チーム

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