ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は1月12日、同サービスの預かり資産が1兆円を突破したと発表した。2016年7月の正式リリースから約7年5ヶ月で1兆円の大台を達成した。
ウェルスナビは現在、38万人超に利用されている。21年から提供を始めた「おまかせNISA」は、今月から導入された新しいNISAにも全面的に対応。「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの非課税枠を自動で組み合わせることで、リスクを抑え、最適な資産運用を実現するとうたう。
新しいNISA口座全体の手数料は、最大で年率1%(税込1.1%)。自動積立のみで入金した場合、年率0.63~0.67%程度(税込0.693~0.733%)まで下がる。こうしたアナウンスもあって利用者は拡大を続け、23年11月6日時点で、預かり資産は9500億円を突破していた。
代表取締役CEOの柴山和久氏は、預かり資産1兆円突破を「最初の節目」として感謝の気持ちを表明。「サービス開始以降、国際情勢によって金融市場はさまざまな影響を受け、直近ではコロナ・ショック、ロシアのウクライナ侵攻など大きな出来事があった」とふり返り、「長期投資の効果を得る大前提は、世界経済全体に資産を分散しリスクを抑えること。特定の資産が長期で高いリターンを得られるとは限らない。株だけではなく、債券や不動産、金といった、異なる値動きの資産も組み合わせることが重要」として、改めてウェルスナビのサービスの特徴である「長期・積立・分散」の資産運用スタイルに言及。
そのうえで「相場の動きに合わせて行動を変えるのではなく、淡々と続けていくことが大切。長く続けることで徐々にリターンは安定していき、長期投資の有効性を実感できるようになる。ウェルスナビのリターンは2年以上続けると9割以上がプラスのリターンとなっている」とアピールした。
同社は、今後10年で預かり資産20兆円を目標に掲げた。これは、日本の個人金融資産2000兆円の約1%にあたる数字だ。「預かり資産1兆円をスタート地点に、誰でも安心して使える次世代の金融インフラとして成長を続ける。資産運用以外の領域でも、総合的なアドバイスをオンラインで中立的に行う立場を目指したい」(柴山CEO)と、さらなる成長に意欲を見せる。
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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