株式会社SOCIAL COMMON CAPITALとグループ会社の株式会社コモサス、株式会社コモサスバンクが運営する融資型クラウドファンディング(CF)「COMMOSUS(コモサス)」の2023年度の募集ファンド数は34件、ファンド発行額は45.6億円となった。
SOCIAL COMMON CAPITAL社の1月5日付の発表によると、23年度のファンド発行額は2022年度比で約5倍の45.6億円となり、19年のサービス開始以降、過去最高額となった。併せて投資家数も22年度の約3倍の約1.2万人となり、プラットフォーム基盤が急拡大した1年となった。
拡大の要因については「22年8月に前親会社からMBOした後、事業方針の変更、商品組成力の強化、資本業務提携などのパートナーとの協業が奏功した」としている。
一方で、急拡大の結果、商品提供量が十分ではなく、「投資したくても投資できない」といった投資家への課題が顕在化した。この点については、昨今のソーシャルレンディング業界で安全性や透明性を確保した商品の提供が一段と重要になっていることを踏まえ、同社の得意とする「低リスク中リターンの不動産ファンド」を中心に商品数の増加を図りつつ、一部不動産ファンド以外の商品も投入してバリュエーションの拡大を図り、「投資家が健全なポートフォリオを構築できるよう努めていく」方針。
また、より多くの人に投資機会を提供できるようプロダクトの機能改善を進め、投資申込における先着方式に加え抽選方式の導入を進める。法務コンプライアンス機能や経理財務機能の強化のため外部より高度専門人材を取締役として迎えるなど、経営・事業管理体制を強化していく方針。
24年度は、前年度の約2倍となる100億円のファンド発行体制の構築を目指す。同年度を「中長的期にデジタル投資銀行として立脚していく中で、足がかりとなる年」と位置づけ、「プラットフォームの基盤拡大と事業成長に向け邁進する」と表明した。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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