株式会社バンカーズ・ホールディングは子会社のクラウドクレジット株式会社を4月1日付で第二種金融商品取引業に関する権利義務を、吸収分割により株式会社バンカーズに承継させ、併せて吸収分割後の権利義務の全てを吸収合併により株式会社バンカーズ・クラウドクレジット・ファンディングに承継させる。クラウドクレジットは解散し、同社が運営する貸付型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「CROWD CREDIT」の運営事業者はバンカーズに変更となる。
3月31日までにCROWD CREDITで募集された貸付型ファンドの営業者は、クラウドクレジット・ファンディング合同会社のまま変更はなく、4月1日をもって同社の代表社員はクラウドクレジット社からバンカーズ・クラウドクレジット・ファンディング社に変更となる。組成ファンドに係る貸付債権の管理・回収は引き続き同社が行う。
クラウドクレジット社はソーシャルレンディング(SL)事業会社として2013年1月設立。主に海外で社会的インパクト投資とコモディティや未上場企業の株式を指すオルタナティブ投資を扱っている。2023年1月にバンカーズ・グループの傘下となり、同年9月には株式会社バンカーズの貸付型CFプラットフォーム「バンカーズ」とCROWD CREDITの累計出資金額は2社合計で800億円を突破。CROWD CREDIT単体でも、今年1月時点で融資額535億円超となっていた。
今回の吸収分割で変更となるのはサービス運営事業者のみで、サービス名とサービス内容に変更はない。投資家は手続きなどの必要はなく、引き続きサービスを継続して利用できる。
バンカーズHDは2022年3月、SBIホールディングス子会社のSBIソーシャルレンディングから事業を継承。SBIソーシャルレンディングが自社の不祥事によって事実上の廃業となったため、SLへの逆風が強まった時期もあったが、バンカーズ・グループはその後も事業を拡大させ、SL業界最大手となっている。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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