IMF(International Monetaly Fund:国際通貨基金)とは、国際金融と為替相場の安定化を目的とした国際機関です。IMFは、国際通貨システムの監督・監視、国際収支に問題を抱えている加盟国への資金貸出、経済政策や制度の近代化と人々の成長促進、3つを主に行っています。
IMFは、1944年7月にニューハンプシャー州ブレトンウッズで行われた会議(国際通貨金融会議)において、45か国の政府代表が経済協力の促進に合意して設立されました。同会議内で金本位制は放棄され、アメリカ合衆国ドルを基軸とした固定為替相場制が始まりました。その後、IMFは主な業務として固定相場を保つための為替介入を行っていましたが、1978年に固定相場制から変動為替相場制へ切り替わるのと同時に、通貨危機に陥った加盟国に対しての経済支援を行う業務をはじめました。
IMFは、仮想通貨やブロックチェーンのような分散型台帳技術(DLT:Distributed Ledger Technology)に対して、①迅速かつ低コストで金融取引の実現、②スマートコントラクトによる金融市場の効率化、③金融包摂、などのメリットがあるとしています。その一方で、仮想通貨がマネーロンダリングやテロへの資金供与手段に利用されるリスクについて警鐘を鳴らしており、公正な視点で規制づくりの必要性を主張する立場にあります。
IMFに関するニュース一覧
- 2022/4/21米財務省、モスクワ拠点のビットコインマイナーを制裁へ
- 2022/4/20IMF、資本規制の対象として暗号資産を含める必要性に言及
- 2022/1/31IMFがエルサルバドルにビットコインの法定通貨化を再考するよう勧告
- 2021/12/14IMFが暗号資産に対する国際的な規制の必要性を指摘
- 2021/10/15IMF、暗号資産は「驚異的な成長を遂げる」も新たな課題とリスクも
- 2021/9/15エルサルバドルのビットコイン投資は課税対象外、無課税国は11ヶ国に
- 2021/8/3国際通貨基金(IMF)、「暗号資産を国の通貨に採用するのは早計だ」との見解示す
- 2019/10/18G7、フェイスブックのリブラはローンチ前に「リスクへの対処が先決」【フィスコ・アルトコインニュース】
- 2019/10/16サステナブル・ファイナンスに「早急かつ抜本的な政策を」IMFが最新レポートで提言
- 2018/4/28「仮想通貨市場はもっと大きくなる」元JPモルガンバンカーが語る
仮想通貨に関する用語集の一覧
- アトミックスワップ
- アルトコイン
- 暗号資産
- インターオペラビリティ
- ウェブウォレット
- ウォレット
- 億り人(おくりびと)
- オフチェーン
- オンチェーン
- カウンターパーティーリスク
- 仮想通貨
- 草コイン
- クロスチェーン
- 公開鍵暗号(秘密鍵・公開鍵)
- コールドウォレット
- コルレス銀行(コルレスバンク)
- コンセンサス・アルゴリズム
- サイドチェーン
- シャーディング
- デスクトップウォレット
- ティッカーシンボル(ティッカーコード)
- ナンス
- ハッシュ(値)
- パブリックチェーン
- ビットコインETF
- フィアット通貨
- プライベートチェーン
- プラズマ
- プレセール
- ブロックチェーン
- ペイメントチャネル
- ペーパーウォレット
- ホールド
- ポジショントーク
- ホットウォレット
- ボラティリティ
- ホワイトペーパー
- マイナー
- マイニング
- マルチシグ(マルチシグネチャ)
- モバイルウォレット
- ライデンネットワーク
- ライトニングネットワーク
- レイヤー2(セカンドレイヤー)
- Airdrop(エアドロップ)
- AML(Anti-Money Laundering)
- ATH(All Time High)
- CBOE(シカゴ・オプション取引所)
- CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)
- CFTC(米商品先物取引委員会)
- Coinmarketcap.com(コインマーケットキャップ)
- DApps(分散型アプリケーション)
- DAO(自律分散型組織)
- DEX(分散型取引所)
- ERC-20
- ERC-223
- ERC-721
- FATF(金融活動作業部会)
- G20
- ICO(Initial Coin Offering)
- ILP(インターレジャープロトコル)
- IMF(国際通貨基金)
- IoV(Internet of Value:価値のインターネット)
- KYC(Know Your Customer)
- OTC取引(店頭取引)
- PoI(Proof of Importance:プルーフ・オブ・インポータンス)
- PoS(Proof of Stake:プルーフ・オブ・ステーク)
- PoW(Proof of Work:プルーフ・オブ・ワーク)
- Non-Fungible Token(NFT)
- P2P(Peer to Peer:ピア・ツー・ピア)
- SCAM(スキャム)
- SEC(米国証券取引委員会)
- STO(Security Token Offering)
- Weiss Ratings(ワイスレーティングス)
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- Talent Protocol、Base Ecosystem Fundから戦略的投資を獲得 Web3人材エコシステムを強化へ - 2024年11月19日
- Powerledger、Solanaとの統合完了で持続可能なエネルギー取引の革新を加速 - 2024年11月19日
- PlastiksとColiba、西アフリカでプラスチックリサイクルを強化へ - 2024年11月19日
- DevvStream、米国最大級の炭素隔離施設の50%株式取得 – 環境保全と経済成長の融合を目指す - 2024年10月21日
- SolarWise、VeChainでソーラーパネル所有権をNFT化 – 小規模投資家に新たな投資機会 - 2024年10月18日