DEX(分散型取引所)とは・意味

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DEXとは「Decentralized Exchange」の略で、和訳すると分散型取引所となります。従来の仮想通貨取引所は、中央管理者となる取引所に自らの仮想通貨を預け、取引を行う中央集権型の取引所が一般的でした。

しかし、中央集権型の取引所に通貨を預ける場合、その秘密鍵の管理を取引所に委任する形となるため、取引所の内部者が不正に資金を引き出してしまうリスクや、取引所の秘密鍵がハッキングされ、資金が流出してしまうリスクがあります。

過去にこうした中央集権型取引所を狙ったハッキング事件は2014年のMt.GOX事件や日本のコインチェック取引所の事件などたびたび起こっており、そのたびに取引所に仮想通貨を預けるリスクについて取り沙汰されています。

この問題を解決するのが、中央集権の管理者が存在しない取引所、DEX(分散型取引所)です。DEXでは、秘密鍵の管理を取引所に任せるのではなく、仮想通貨を売買したい人同士が自らの秘密鍵とアドレスを用いて直接取引することができます。DEXはブロックチェーン上に存在している非中央主権型取引所のためセキュリティも優れています。

一方で、DEXでは取引にあたりKYCプロセス(本人確認)などがないためマネーロンダリングに利用されるリスクや、現状では中央集権型取引所と比較すると参加者が少ないため流動性が低いといったデメリットもあります。

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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