ICO(Initial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリング)とは、資金調達をしたい個人や企業、プロジェクトなどがトークンやコインと呼ばれる独自の仮想通貨を発行し、それを広く投資家に販売することで資金を集めることを指します。このトークンの販売はトークンセールなどと呼ばれます。
ICOは従来の株式を活用した資金調達であるIPO(Initial Public Offering:新規株式公開)よりもはるかに資金調達のハードルが低いのが大きなメリットです。プロジェクト内容やチーム概要、開発スケジュールなどを公開したウェブサイトとその詳細を記したホワイトペーパー、そして独自のトークンを発行するだけで世界中から瞬時に多額の資金を調達することができるため、世界中の新興スタートアップ企業らが、ベンチャーキャピタル投資に代わる新たな資金調達手段としてICOを実施しています。
ICOプロジェクトへの投資は、仮想通貨投資の中でも最もハイリスク・ハイリターンの投資だと言えます。本当に将来性のあるICOプロジェクトに初期の段階で参加してトークンを購入することができれば、短期間で数百~数万倍のリターンを得ることも可能ですが、一方で世界にはすでに大量のICOプロジェクトが存在しており、その将来性や実態を正しく見極めることは簡単ではありません。また、最近ではこのICOの仕組みを利用したICO詐欺も増えてきているため、ICOへの投資はより慎重な姿勢が求められます。
ICOに関するニュース一覧
- 2022/8/3「De:Lithe Φ」のゲームトークン、Huobi Japanで開催予定のIEOについて解説
- 2021/11/29韓国、ICO禁止を見直しへ
- 2021/11/4新経済連盟、「ブロックチェーンの官民推進に関する提言」を各省庁の大臣へ提出
- 2021/10/19クリプトママのセーフハーバールールに反対、SEC委員が見解示す
- 2021/9/14炭素隔離イニシアチブSave Planet Earth、炭素クレジットを活用したNFTプラットフォーム開発へ
- 2021/8/31ガートナーがハイプ・サイクル2021を公開、「DeFi」「NFT」「DID」が初登場
- 2021/8/11Googleが暗号資産関連広告の制限を一部解除、ICOやDeFiは引き続き禁止対象に
- 2021/8/11SEC委員長「大部分の暗号資産は証券」との見解示す、DeFiやステーブルコインへの影響も
- 2021/6/1米SEC長官、DeFiを含む暗号資産の規制に言及。投資家保護の観点から規制の整備を進める方針
- 2021/3/30米SECクリプトママがNFTの証券性について言及、細分化された販売方法に対して注意を促す
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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