CME(Chicago Mercantile Exchange:シカゴ・マーカンタイル取引所)は、米イリノイ州シカゴに拠点を置くCMEグループが運営する、世界でも有数の取引量を誇るデリバティブ取引所です。CMEでは、金利や株価指数、為替、農産物、エネルギーなどさまざまな先物取引・オプション取引を取り扱っていることが特徴です。日本国内の投資家からも、日経平均先物を1日23時間取り扱うことで注目が高い取引所です。
CMEグループでは、市場参加者に対して、金融商品及びコモディティの価格変動から身を守ると同時にそこから利益を得る手段を提供することを目的としています。CMEグループは、「リスク管理の解決方法として店頭デリバティブ商品とそのサービスを提供することで、市場参加者は低取引コストによるリスク低減、ポートフォリオ運用実績の最適化、資産のリスク調整などが可能になる」としています。
CMEは2017年12月、米国で先物取引・オプション取引全般を規制するCFTC(Commodity Futures Trading Commission:米商品先物取引委員会)の承認を受け、ビットコイン先物を上場したことでも知られています。ビットコイン先物の限月(先物取引・オプション取引において期限が満了する月)は、機関投資家のポジション整理によって仮想通貨市場に大きな変動が起きる可能性があるとして、投資家から注視されるイベントとなっています。
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