AMLとは「Anti-Money Laundering(アンチ―マネーロンダリング)」の略で、反社会的勢力やテロ組織、犯罪者集団などによるマネーロンダリングや詐欺を防ぐための一連の対策のことを指しています。仮想通貨の取引は匿名性が高く、マネーロンダリングに利用されるリスクが高いため、AMLは非常に重要だと言えます。その一環として、仮想通貨取引所では口座開設の際に十分な本人確認手続き(KYC)を行っており、パスポートや免許証などの本人確認書類、本人の顔写真、両者が同時に移った写真の提出などを求めているのが一般的です。また、最近ではICO(Initial Coin Offering)に参加するためのアカウント開設時にもKYCが求められることがあります。ICOにより資金調達を行う企業側としても仮想通貨によって反社会的勢力などから不正な資金を受け取ってしまうことはプロジェクト自体の信用リスクに直結するため、このAML/KYCの取り組みは非常に重要だと言えます。
AMLに関するニュース一覧
- 2022/2/24UAE、暗号資産サービス提供にライセンス制度を導入
- 2022/2/9ブロックチェーン分析Chainalysis、NFT市場の水増し取引やマネロンのリスク指摘
- 2022/1/312021年の暗号資産不正利用は86億ドル、DeFiによる資金洗浄が増加
- 2021/12/10金融庁、日本円連動のステーブルコイン発行体を制限か
- 2021/11/26DeFiの詐欺や盗難被害が大幅に増加、1年間で105億ドルに到達
- 2021/8/3米カストディ大手Anchorage(アンカレッジ)、米連邦保安官局にサービス提供へ
- 2021/7/26金融庁が分散型金融に関する研究会を設立、解釈や課題も明記
- 2021/5/28バイデン政権下で暗号資産規制の議論が再開、AML/CFT及び投資家保護が焦点
- 2021/4/19日銀決済機構局長「中国のCBDCが世界を席巻することはない」と発言、日本の開発状況にも言及
- 2021/3/26米Coin CenterがFATFのガイダンス更新案の問題点を指摘、パブコメの提出を求める
仮想通貨に関する用語集の一覧
- アトミックスワップ
- アルトコイン
- 暗号資産
- インターオペラビリティ
- ウェブウォレット
- ウォレット
- 億り人(おくりびと)
- オフチェーン
- オンチェーン
- カウンターパーティーリスク
- 仮想通貨
- 草コイン
- クロスチェーン
- 公開鍵暗号(秘密鍵・公開鍵)
- コールドウォレット
- コルレス銀行(コルレスバンク)
- コンセンサス・アルゴリズム
- サイドチェーン
- シャーディング
- デスクトップウォレット
- ティッカーシンボル(ティッカーコード)
- ナンス
- ハッシュ(値)
- パブリックチェーン
- ビットコインETF
- フィアット通貨
- プライベートチェーン
- プラズマ
- プレセール
- ブロックチェーン
- ペイメントチャネル
- ペーパーウォレット
- ホールド
- ポジショントーク
- ホットウォレット
- ボラティリティ
- ホワイトペーパー
- マイナー
- マイニング
- マルチシグ(マルチシグネチャ)
- モバイルウォレット
- ライデンネットワーク
- ライトニングネットワーク
- レイヤー2(セカンドレイヤー)
- Airdrop(エアドロップ)
- AML(Anti-Money Laundering)
- ATH(All Time High)
- CBOE(シカゴ・オプション取引所)
- CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)
- CFTC(米商品先物取引委員会)
- Coinmarketcap.com(コインマーケットキャップ)
- DApps(分散型アプリケーション)
- DAO(自律分散型組織)
- DEX(分散型取引所)
- ERC-20
- ERC-223
- ERC-721
- FATF(金融活動作業部会)
- G20
- ICO(Initial Coin Offering)
- ILP(インターレジャープロトコル)
- IMF(国際通貨基金)
- IoV(Internet of Value:価値のインターネット)
- KYC(Know Your Customer)
- OTC取引(店頭取引)
- PoI(Proof of Importance:プルーフ・オブ・インポータンス)
- PoS(Proof of Stake:プルーフ・オブ・ステーク)
- PoW(Proof of Work:プルーフ・オブ・ワーク)
- Non-Fungible Token(NFT)
- P2P(Peer to Peer:ピア・ツー・ピア)
- SCAM(スキャム)
- SEC(米国証券取引委員会)
- STO(Security Token Offering)
- Weiss Ratings(ワイスレーティングス)
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- Plastiksがダノン・スペインと提携ープラスチック循環の透明性を向上へ - 2024年10月10日
- そごう・西武、百貨店初のNFTマーケットプレイスを開設 – デジタルアートの新たな体験価値を提供 - 2024年10月7日
- CHAR、ポートフォリオ型取引開始でカーボンクレジット市場に新風 - 2024年10月7日
- 暗号資産関連企業向けにEU規制対応支援サービス開始 – Zumoが新機能をリリース - 2024年10月1日
- アフリカの”住”を変えるーEmpowa、RWAトークンで住宅ローン革命へ - 2024年9月26日