P2P(Peer to Peer)とは、ネットワークに接続されたコンピューター端末同士が直接通信する方式のことを指します。インターネットにおいて一般的に用いられているクライアント・サーバー方式の場合、一台のサーバーに対して多数のクライアントを抱えた際、サーバーやその回線に負荷が集中するうえ、サーバーに障害が発生すると全てのクライアントに影響が出てしまうという脆弱性もあります。
一方Peer to Peer形式の場合はネットワークの中心にあるサーバーが存在しない分散型のシステムとなっており、スケーラビリティが高いうえ、特定の端末に障害が発生してもネットワーク全体には影響が及ばないというメリットがあります。ビットコインをはじめとする仮想通貨の基盤技術であるブロックチェーン技術もこのPeer to Peerによる取引方式となっており、中央集権型のネットワークではなく、各端末が同じ台帳を保有する分散型台帳システムとなっています。
P2Pに関するニュース一覧
- 2021/3/26米Coin CenterがFATFのガイダンス更新案の問題点を指摘、パブコメの提出を求める
- 2021/3/2FATFがトラベルルール含む暗号資産ガイダンスを修正、ステーブルコインに関する項目も
- 2021/1/22Braveが次世代通信プロトコルIPFSのサポートを発表。「ipfs://~」でWebサイトの表示が可能に
- 2020/8/7DeCurret、ブロックチェーンを活用した電力P2P取引に関する実証実験を実施
- 2020/3/9拡大する暗号資産レンディングの期待とリスク、クレジット市場を革新するか
- 2019/5/8ビットコイン決済の仮想通貨デリバディブ取引向けのP2Pプロトコルが発表
- 2019/3/14バークレイズのアナリスト、「Facebookは独自デジタル通貨により約30億米ドル増収の可能性」
- 2018/4/4南アフリカのビジネススクール、ビットコインでの学費支払いを認める
- 2018/3/7製造業の中小企業と零細企業をつなぐブロックチェーンプラットフォーム「SyncFab」
- 2018/2/19ライトニングネットワーク、ビットコイン以外の仮想通貨でも導入か
仮想通貨に関する用語集の一覧
- アトミックスワップ
- アルトコイン
- 暗号資産
- インターオペラビリティ
- ウェブウォレット
- ウォレット
- 億り人(おくりびと)
- オフチェーン
- オンチェーン
- カウンターパーティーリスク
- 仮想通貨
- 草コイン
- クロスチェーン
- 公開鍵暗号(秘密鍵・公開鍵)
- コールドウォレット
- コルレス銀行(コルレスバンク)
- コンセンサス・アルゴリズム
- サイドチェーン
- シャーディング
- デスクトップウォレット
- ティッカーシンボル(ティッカーコード)
- ナンス
- ハッシュ(値)
- パブリックチェーン
- ビットコインETF
- フィアット通貨
- プライベートチェーン
- プラズマ
- プレセール
- ブロックチェーン
- ペイメントチャネル
- ペーパーウォレット
- ホールド
- ポジショントーク
- ホットウォレット
- ボラティリティ
- ホワイトペーパー
- マイナー
- マイニング
- マルチシグ(マルチシグネチャ)
- モバイルウォレット
- ライデンネットワーク
- ライトニングネットワーク
- レイヤー2(セカンドレイヤー)
- Airdrop(エアドロップ)
- AML(Anti-Money Laundering)
- ATH(All Time High)
- CBOE(シカゴ・オプション取引所)
- CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)
- CFTC(米商品先物取引委員会)
- Coinmarketcap.com(コインマーケットキャップ)
- DApps(分散型アプリケーション)
- DAO(自律分散型組織)
- DEX(分散型取引所)
- ERC-20
- ERC-223
- ERC-721
- FATF(金融活動作業部会)
- G20
- ICO(Initial Coin Offering)
- ILP(インターレジャープロトコル)
- IMF(国際通貨基金)
- IoV(Internet of Value:価値のインターネット)
- KYC(Know Your Customer)
- OTC取引(店頭取引)
- PoI(Proof of Importance:プルーフ・オブ・インポータンス)
- PoS(Proof of Stake:プルーフ・オブ・ステーク)
- PoW(Proof of Work:プルーフ・オブ・ワーク)
- Non-Fungible Token(NFT)
- P2P(Peer to Peer:ピア・ツー・ピア)
- SCAM(スキャム)
- SEC(米国証券取引委員会)
- STO(Security Token Offering)
- Weiss Ratings(ワイスレーティングス)
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- Talent Protocol、Base Ecosystem Fundから戦略的投資を獲得 Web3人材エコシステムを強化へ - 2024年11月19日
- Powerledger、Solanaとの統合完了で持続可能なエネルギー取引の革新を加速 - 2024年11月19日
- PlastiksとColiba、西アフリカでプラスチックリサイクルを強化へ - 2024年11月19日
- DevvStream、米国最大級の炭素隔離施設の50%株式取得 – 環境保全と経済成長の融合を目指す - 2024年10月21日
- SolarWise、VeChainでソーラーパネル所有権をNFT化 – 小規模投資家に新たな投資機会 - 2024年10月18日