フィアット通貨(フィアット・カレンシー)とは、日本円や米ドル、ユーロなど、中央銀行が発行した通貨のことを指します。仮想通貨投資の世界では、よく「仮想通貨をフィアットに戻す」といった表現が使われます。
仮想通貨に投資している方の多くが現状では仮想通貨の含み益をフィアット通貨建て、例えば日本であれば日本円ベースで把握している方が多いと思いますが、今後仮想通貨がより普及し、仮想通貨による決済がより一般的になっていくと、この状態も変わっていく可能性があります。
仮想通貨とフィアット通貨の関係をドル・円の関係と捉え直してみると、フィアット通貨建てで仮想通貨の含み益が増えているということは、逆に言えば仮想通貨に対するフィアット通貨の価値が下がっていると考えることもできます。これは、1ドル100円だったところが1ドル120円になれば、ドルに対する円の価値が下がっている、つまり「円安」になっているという状況と同様です。
仮想通貨があらゆる決済に利用できるようになり、基軸通貨として考えられるようになれば、仮想通貨をフィアット通貨に戻す必要はなくなります。今後、仮想通貨の普及に伴いフィアット通貨の価値がどのように変化していくのかについても注目が集まります。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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