Scamとは、直訳すると「詐欺」という意味となります。仮想通貨の世界ではこのSCAM(スキャム)が横行しているため、仮想通貨への投資を検討中の方は最大限の注意を払う必要があります。特に注意をしたいのは、仮想通貨で資金調達をする新規のICO(Initial Coin Offering)に参加し、トークンを購入するときです。米国ではSEC(証券取引委員会)が、日本においても金融庁が警告を呼び掛けています。
ICOにおいては、実際にはプロジェクトや開発の実態が全くないにも関わらずウェブサイトとホワイトペーパーのみを用意してトークンのプレセールを開始し、関係者らがソーシャルメディアなどを活用してトークンの将来性を流布して購入を煽り、仮想通貨を不正に調達するという詐欺事例が多発しています。これらのICOプロジェクトは普通にGoogleの検索連動型広告にも表示されているため、知らずに騙されてしまうケースも少なくありません。
ICOが詐欺かどうかを見抜くためには、ウェブサイトやホワイトペーパーをしっかりと読み込むだけではなく、開発者の実態があるかを海外の仮想通貨掲示板コミュニティで確認する、開発者が実在するかLinkedInを調べるなど、自分自身で手間をかけてしっかりと調査する必要があります。くれぐれもソーシャルメディア上で誰かが推していたからなどの理由で安易にICOプロジェクトに参加しないようにしましょう。
一方で、特定の仮想通貨を保有する投資家がポジショントークの一環として他の通貨を「スキャム」だと煽っているケースもよく見られます。誰かがスキャムだと言ったからといってそれが実際に100%詐欺であるというわけでもありません。他人の意見を過度に信用することなく、最終的には自分自身で判断する心がけが必要です。
SCAMに関するニュース一覧
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- 2018/5/31詐欺的なICOに資金差し止め命令、SECが公表
- 2018/4/25「ビットコインは詐欺」ペイパルの元CEOが警鐘を鳴らす理由とは?
- 2017/12/5ICOプロジェクトの継続可否を投資家が決める分散型プラットフォームDescrow。12月27日までICOを実施中
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