パブリックチェーンとは、誰でも自由にネットワーク参加可能なブロックチェーンを指します。ブロックチェーンには、パブリックチェーンとプライベートチェーンの2種類が存在します。
ブロックチェーンには、可用性と分断耐性という2つの特徴があります。この特徴は、インターネットのサービス事業者が提供したい、一貫性・可用性・分断性の3つの性質を表すCAP定理を指します。
パブリックチェーンを形成するネットワークは、誰でも自由に参加可能であることから、全体の母数が不明であり、悪意を持つノードもネットワークに参加している可能性があります。こうしたネットワーク内において、パブリックチェーンはPoWやPoS、PoIなどの経済的インセンティブによるコンセンサスアルゴリズムを採用し、ネットワーク参加者の総意を反映した整合性のあるデータを記録しています。
パブリックチェーンは、公共性や真正性などを担保でき、データの透明性に優れています。パブリックチェーンは整合性の取れたデータをブロックチェーンに記録するために、ネットワーク参加者全員のコンセンサスを得る必要があることから、データの処理速度はプライベートチェーンと比べて遅い傾向にあります。
パブリックチェーンの例として、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV、NEM(XEM)などがあります。
パブリックチェーンに関するニュース一覧
- 2019/6/14世界経済フォーラム、第4次産業革命を見据え「ブロックチェーン協議会」設立
- 2019/5/22日本初、グロービス経営大学院がブロックチェーン技術による修了証明書を試験的に発行へ
- 2019/5/8アフガニスタンとチュニジア中央銀行総裁、国家主導ブロックチェーン債の発行について言及
- 2019/4/28リップル社がレポートを公開、2019年第1四半期のXRP市場を総括
- 2019/4/18indeedが仮想通貨・ブロックチェーン求人情報掲載に関する調査を公開。上位10社にJPモルガンがランクイン
- 2019/4/17オラクルのブロックチェーン製品開発担当Frank Xiong氏発言、数年以内に50%以上の企業がブロックチェーンを導入する
- 2019/4/13米議員がデジタル資産を米国証券法の対象外にする法案再提出、仮想通貨同士の交換を非課税に
- 2019/4/5欧州委員会がブロックチェーンの国際基準策定機関INATBAを発足。Ripple社やSWIFTのほか、国際機関も名を連ねる
- 2019/3/29Facebook、ブロックチェーンに関連する22の求人を募集。ブロックチェーンプロジェクトを計画していることが明らかに
- 2019/2/7CTIAとR3がパートナー契約を締結。Cordaを使用した国際金融取引システムが拡大へ
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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