Coinbaseが給与を直接口座に入金できる新機能を発表、法定通貨の入金コスト削減へ

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米暗号資産取引所Coinbaseが、ユーザーの給与を直接取引所口座に入金できる新機能を9月28日に発表した。米国ユーザーを対象に、数週間以内を目処にリリースするという。

発表された新機能では、ユーザーが給与をCoinbaseに直接入金することにより、これまでよりも簡単に暗号資産取引ができる環境を提供することを目指す。ユーザーは給与の何%をCoinbaseに入金するか設定し、米ドルまたは100種類以上の暗号資産に換金されてCoinbase口座で受け取る仕組みだ。

この新機能を利用してCoinbase口座に資金を入金する場合、取引手数料はゼロになるという。入金された給与は、暗号資産取引だけでなくステーキングやCoinbaseカードで使用することも可能だ。

これまで、暗号資産取引やステーキングなどを行う場合に、一度取引所へ法定通貨を入金する必要があった。これは、Coinbaseに限らず世界中の取引所で共通する手順となっているが、ユーザーからは不便だと指摘する声があがっていたという。Coinbaseは、法定通貨の入金作業を取り除くべく、ユーザーの給与を直接Coinbase口座に入金できる機能を計画したようだ。

Coinbaseによると、現在までにFortress Investment Group、M31 Capital、Nansen、SuperRare Labsなどの従業員が給与を暗号資産で受け取れるよう提携を進めているという。提携に合意した企業の従業員は、Coinbaseに口座を開設することで、アプリ内から最初の一度だけセットアップを行うことで、以降は給与がCoinbase口座に入金される。提携先企業に勤めるインセンティブとしても働きそうだ。

また、今回の発表に併せて、暗号資産で商品を購入すると最大4%のリワードが付与されるVisaデビットカードのアップデートも発表している。これまでは暗号資産による決済にのみ対応していたが、今週から米ドルでの決済にも対応するという。

【参照記事】Now get your paycheck deposited into Coinbase | by Coinbase | Sep, 2021

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec