分散型取引所(DEX)大手のUniswapの開発を主導するUniswap Labsは4月12日、Web3ファンド「Uniswap Labs Ventures」をローンチしたことを明らかにした。
投資の対象となるのは、ブロックチェーン・インフラや開発者ツール、消費者向けアプリケーションなどを開発するスタートアップを中心とした幅広いWeb3関連プロジェクト。また、Uniswap Labs Venturesがもつ価値観とマッチしたプロジェクトであること重要視しており、長期的な視点でのサービス構築、コミュニティとのオープンなコラボレーション、ユーザー第一主義などのビジョンをもつプロジェクトへの投資に重点が置かれるという。
Uniswap Labs Venturesは、戦略、製品、パートナーシップ、エンジニアリング、デザインにおけるチームの構築と拡大の支援を目的としたファンドである。そのため、同社はプロジェクトのオンチェーンおよびオフチェーンガバナンスへの参加を表明しており、既にMakerDAO、Aave、Compound、Ethereum Name Serviceのプロトコルガバナンスに参加することを明らかにしている。
また、ファンドの規模は明らかにされていないが、投資にはUniswap Labsの資金が直接運用される予定だという。
Uniswap Labsは今回のWeb3ファンドを立ち上げる前に、MakerDAO、Aave、Compound、Ethereum Name Serviceのほか、NFTを共同購入できるプラットフォーム「PartyBid」を運営するPartyDAO、異なるブロックチェーン間の互換性を解決するプロジェクトを開発するLayerZero、Ethereum開発者プラットフォームを手掛けるTenderlyなどを含む、計11社のスタートアップやプロジェクトへの投資を行ってきた。
戦略担当であるTeo Leibowitz氏は、同ファンドについて、Uniswap Labsの最高執行責任者を務めるMary-Catherine Laderとともに運営することを発表している。
【参照記事】Uniswap Labs Ventures
株式会社techtec リサーチチーム
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