昨日のビットコイン相場は上昇。40,000ドル台を挟んだ展開となっていたビットコインだが、NY時間に上昇する動きを見せ、一時41,000ドル台半ばを回復し41,000台での推移が継続。

これといった材料はなく1,000ドル超程度の値幅だが、短期的なショートカバーによる動きと推測される。41,000ドル台から42,000ドルにかけてはポジションが空白であり、42,000ドルあたりまでは短期的なショートが多いことから42,000ドルまでは買い戻し圧力もあり、一旦上昇する動きになると考えている。

OIもそこまで積み上がっておらず、足元は低下してきているため、ここから上昇しても特に過熱感はない状況。

資金調達率は昨日マイナスに偏っていたがこの点は修正されておりフラットになっているため、ショートカバーの圧力は減退したか。
一方でイーサリアムはまだ若干マイナス側に傾いているという点は頭に入れておきたい数字。アルトコインでは総じて昨日は上昇する中、CHZが足元強い動きをしており、アルトコインの中でも上昇圧力が強い動きとなっている。
ポジションはビットコインのロングを40700ドル付近でエントリーしており、まずは43,000ドル付近まで伸びてくれればいいなという印象。SOLロングは継続。
米国市場は株式市場が反発。特段大きなニュースはなかったが足元下落したことから、米国決算を控えて見直し買いが入った様子。
米国債金利を見ても2年で20bpほど低下してきており、10年金利も2.71%と若干足元の急ピッチなインフレを背景とした利上げ予測が落ち着いてきているか。
しかし原油は104ドルまで上昇しており、ここが落ち着いて来ない限りなかなかインフレ圧力が後退することはなさそうなことから原油価格が上昇する場面では金利は高止まりするだろう。
ドル円は円安圧力が強いなか、とうとう126円を突破し2015年の高値125.87を突破したことでマーケットは反応。126円では短期的なショートカバーが誘発され、126円台前半まで上昇する動きとなったが、その後は米ドル安から調整ムードとなり、125円台前半まで下落する動きに。
しかし円安圧力が後退したわけでもなく、再度上方向でトライすると見ており、126円から上を見ておいた方がいいだろう。注意すべき点は財務大臣が足元の円安に対して牽制するコメントのトーンがかなり強まってきており、ここからはコメントを見ながら投資家が円安でトレードする状況になると想定している。介入があれば、数円は下落するものの、単独介入は持続性がないため、下落した局面では大きく強気で買っていくといいだろう。
ポジションはドル円を126円で一旦利食いしており、押したら買うが一旦ここからは静観姿勢。豪ドルも短期でトレードは行ったが、押し目はしっかりと待ちたいため引き続き押し目待ち。日経平均株価は26,900円でショートを振っている。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら

中島 翔

最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 中国WeBankのブロックチェーン活用:ESGインフラストラクチャ構築の最新動向 - 2023年5月30日
- 【2023年5月版】NFTの特徴と市場動向について - 2023年5月29日
- 不動産業界の透明性と効率化を目指す、モノバンドルとサンフロンティアのブロックチェーン活用戦略 - 2023年5月29日
- CROOZ Blockchain Labが参画する『PROJECT XENO(プロジェクトゼノ)』とは - 2023年5月26日
- 金融機関向けブロックチェーン「Evergreen」:アバランチがエンタープライズの課題解決へ - 2023年5月26日