株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で4月12日、「不動産賃貸も電子契約の時代へ!独自開発の電子押印システムとシンプルなUI/UXで契約手続きをオンラインで完結するDXツール『PICKFORM』」の情報が公開された。株式発行者は、小規模な不動産管理会社向けサービス「PICKFORM」を開発した株式会社PICK。目標募集額999万9千円上限応募額3999万6千円で、投資金額は1口9万9000円(550株)、1人5口まで。申込期間は4月20日から24日。
不動産業界の現状について、同社は「FAX、紙ベースでの各種取引、対面文化、不要な仲介、属人的な作業や情報処理など、未だ多くの事務作業が発生している。また、IT企業が提供する物件検索・オンライン内見・申込・契約などのオンラインサービスは、高機能・高コストで、業界の多数を占めるSMB(中小・零細企業)では導入しづらく、導入しても使いこなせていない」と指摘する。
同社のPICKFORMは、SMBをターゲットに、不動産賃貸契約における「申込から契約手続き」までをオンラインで完結できる電子契約サービスとして開発された。紙ベースのやり取りが少なくなり、業務時間と郵送コストが削減できるほか、これまで不明瞭だった手続きの状況がオンライン上で簡単に確認できる。また、タイムスタンプを利用した自社開発の電子押印システムで、電子契約書や重要事項説明書の非改ざん性の証明を担保し、安心・安全で業務効率の良い電子契約サービスを提供する。
ITリテラシーの低い不動産管理会社にも馴染みやすいシンプルな設計にした。現在使っている紙の契約書面をそのまま電子移行するため、導入時の面倒な設定やデータ移行も不要。一度使えばすぐに覚えられるUI/UXを心がけ、汎用性を高める。機能も、賃貸契約で必須の「申込・入居審査・契約・更新手続き」に特化、競合サービスに比べて低価格を実現した。料金体系は導入費用0円、月額3万円(税別)を予定する。
デジタル改革関連法案成立にともなう宅建業法の一部改正によって、5月18日までに不動産取引の電子契約が解禁となる。これに合わせ、同社はサービスを開始、今年度内に45社以上の利用社獲得を目指す。「テクノロジーで不動産に関わる企業の課題や従来の商習慣を変え、新しい価値や仕組みを構築したい」と支援を呼び掛ける。不動産テックベンチャーです。マイルストーンは2027年のIPOと売上高約13億円を想定。同年に累計加盟社数1240社を計画する。
同社はエンジェル税制適用確認企業(タイプA)。本プロジェクトが成立した場合、株主には優待として不動産売買の仲介手数料を25%割引する。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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