IMFは10月1日、公式ブログにて暗号資産の課題やリスクについて報告している。同ブログによれば、暗号資産が「驚異的な成長」を遂げているとしており、「暗号資産が広く普及し急速に採用されていけば、(中略)中央銀行が金融政策を効果的に実施する能力を減少させる可能性がある」という。
また、IMFは暗号資産が脱税を促進することで財政政策における脅威や通貨発行益の減少となる可能性、暗号資産のマイニングが中国から他の新興国市場や発展途上国に映ってエネルギー消費に影響を及ぼすリスクを懸念している。
これらのリスクを踏まえ、IMFでは規制当局と監督当局は国境を超えた連携を拡充して規制の差異を悪用するリスクを最小化、効果的な監督や法執行を実施ていくべきであるとしている。また、国内規制当局においては国際基準の導入を優先するべきであるとしており、「敏速さと迅速さをもって、国際的に連携のとれた行動を取ることによって、暗号資産の利点を普及させると同時にその脆弱性に対処すること」の重要性を説いている。
【参照記事】暗号資産ブームが金融の安定性に新たな課題を突きつける
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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