IMF、資本規制の対象として暗号資産を含める必要性に言及

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ロシアによる制裁逃れへの懸念が高まる中、国際通貨基金(IMF)は伝統的な資産と同様に暗号資産への規制を課す必要性を指摘している。

ビットコインなど暗号資産は正式に金融資産や外貨として考えられていないが、IMFは金融安定報告書の中では「外国為替や資本フローの管理措置に関する法律や規制を見直し、必要に応じて暗号資産をカバーするよう改正すべきである」としている。IMFは暗号資産取引所で多額のルーブルを行うことは困難であるとしているものの、制裁を逃れようとする人の中にはKYCが徹底されていない暗号資産取引所を利用したり、個人を特定することが困難なプライバシー技術を導入したトークンを利用する可能性があると警告している。

IMFのTobias Adrian氏は暗号資産を通じて制裁回避をしているというデータは見られていないとしているが、2021年10月にも規制が不十分な暗号資産は金融を不安定にし詐欺を引き起こす可能性があるとの見解を示しており、IMFは暗号資産への強い懸念を示しつ続けている。

【参照記事】IMF Says Capital Control Powers Should Include Crypto

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