昨日は円安の流れが止まらず、ドル円がいよいよ129円台に肉薄する展開。1日で2円弱の上昇を見せておりこれまで過去には見たことのない相場が継続している。ドル円は次のチャートの目処としては2002年につけている135円付近がターゲットとなってきており、今週にも130円は目指しそうな状況。
CFTCの先物市場でも機関投資家の円売りポジションは拡大の一途を辿っており、日本政府から口先介入が鈴木財務省を始めコメントがあるも、はっきり言ってマーケットは無視という状況。
むしろ政府が足元の円安に対して何もできないということを露呈してしまっている状況であり、口先介入がいい感じで押し目を作ってあげている展開となっている。
米国株市場は上昇しており、米国債金利10年が10bp(0.1%)ほど大幅上昇する中でも金利上昇は関係ないと言わんばかりに反発する展開となった。米国では先日納税期限を迎えていたことから、納税後の個人投資家が改めて買ってきているような状況。特に金利上昇に弱いとされているハイテク関連銘柄が買われており、相場としてはチグハグな展開となっている。
米国株は投資家からも注目されている、ヒンデンブルグ・オーメンと呼ばれるサインが4月7日から点灯しており、ここから1ヶ月は暴落を警戒しないと言われているため、再度下落可能性は頭に入れておきたい。
原油は102ドルまで大幅下落しており、原油の下落も米株を後押しする結果となったか。
昨日はビットコインが一旦底をつけて上昇している展開となったことにより強い展開が継続。一時41,000ドル台後半まで上昇しており、チャートでも39,000ドルの安値をブレイクしたように見せて騙しからの上昇というショート勢からしたら嫌なチャート形状となっている。
取引所のポジションはロングポジション優勢に転じており、足元の反転を表している印象。
未決済建玉も積み上がってきておらず昨日は取引高は増加したものの、長期的にみるとまだ大きく値動きが生じるような建玉が積み上がってきているわけでもないため、そこまで心配する必要はないか。
その他の通貨ではGMTがアップデートされたことによって急騰しており、時価総額ランキングでも53位の2,800億超まで上昇してきている。
ポジションとしてはドル円を早めに利益確定してしまったことによってエントリーを再度するタイミングを逃してしまった状況。目線は少し切り替えて129円台半ばからショートエントリーしていく方針としているが、ストップは132円付近と少し広めにしながらリスク管理しつつのポジション取りとしてく予定。ビットコインとSOLのロングは継続しており、日経平均とNASDAQショートは継続。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
【参照記事】「ヒンデンブルグの予兆」、米株に急落サイン
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日