G7のワーキンググループが、18日からワシントンDCで開催されるIMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会に集結する各国の財務相向けに作成した報告書においてフェイスブックの計画している価格安定型の暗号資産(仮想通貨)「リブラ」構想に言及。起こり得る重大な国際的リスクに対処するまでローンチすべきではないとの見解を示している。ロイターが報じた。
報告書の中では、仮想通貨リブラが世界中で利用できるようになった場合に世界の通貨制度や金融の安定性を脅かす可能性があるとしており、他の仮想通貨と同様に資金洗浄(マネーロンダリング)やテロ資金調達、脱税などの防止措置を阻害する可能性があると言及されている。
報告書ではまた、欧州中央銀行のブノワ・クーレ専務理事が議長を務めるタスクフォースにおいて「G7は、法規制や監督上のリスクに対処するまでは、どのようなステーブルコイン(米ドルなどにペッグさせることで価格を安定させる仮想通貨)のプロジェクトであっても運用を開始すべきではないと考えている」との見解が記載されている。
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【記事提供】 株式会社フィスコ
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