米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は16日、デジタル通貨に関する講演で、いくつかの諸国がマイナス金利政策を実施するなか、デジタル通貨がマイナス金利問題の解決にはならないとの見解を示した。FRBは新技術を綿密に監視していくと同時に、他の中央銀行によるデジタル通貨発行に注意を払っていく方針を明らかにした。
また、フェイスブックの「リブラ」プロジェクトに関して、「中核となる規制問題を克服しなければならない」と警告。リブラのようなステーブルコインの導入により、中央銀行の金融政策決定がより複雑化する可能性を指摘した。難解な規制、政策、運営の観点から、FRBは独自デジタル通貨発行を急がないと加えた。
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【記事提供】 株式会社フィスコ
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