「投資家は、もう自分たちのことを『投資家』と思わないほうが良いかもしれない」金融のシステムチェンジについてSIIFインパクト・エコノミー・ラボチームと一緒に考える
今回は、日本国内のインパクト投資を推進する社会変革推進財団において、「システムチェンジ」に向かうための実践知づくり、学習や共創の場づくり、ムーブメントづくりに取り組むインパクト・エコノミー・ラボチームの3名の方に「これからの金融システムをどうデザインするか?」のテーマを対談形式でお話していただきました。
今回は、日本国内のインパクト投資を推進する社会変革推進財団において、「システムチェンジ」に向かうための実践知づくり、学習や共創の場づくり、ムーブメントづくりに取り組むインパクト・エコノミー・ラボチームの3名の方に「これからの金融システムをどうデザインするか?」のテーマを対談形式でお話していただきました。
クリーンテック分野のスタートアップAiraは1月16日、シリーズB(資金調達ラウンド)で1億4,500万ユーロ(約232億万円)を調達したと発表した。調達した資金を元手に、欧州における住宅暖房の電化を更に加速させ、家庭のエネルギー料金の削減、脱炭素化の推進、天然ガスの輸入依存度の低減に貢献する方針だ。
スウェーデンの製鉄スタートアップH2グリーンスチールは1月16日、ドイツの自動車部品メーカーのキルヒホフ・オートモーティブと、ゼロエミッションをほぼ実現したグリーン鋼材供給の契約を締結した。同契約は7年間に亘り、1億3,000万ユーロ(約210億円)規模となる。
サーキュラーエコノミー(循環経済)分野のスタートアップResynergiは1月10日、シリーズB(資金調達ラウンド)で640万ドル(約9億3,000万円)を調達したと発表した。調達した資金を元手に、プラスチック・リサイクル技術の拡大を目指す。
日本国内のインパクト投資市場やエコシステムの拡大を目的に活動するGSG国内諮問委員会は1月22日、「インパクト企業の資本市場における情報開示及び対話のためのガイダンス」の草案を公開した。
投資には、世の中の課題に主体的に関与できる、言い換えると「社会課題解決に取組む企業を応援できる。」という力があります。様々な投資手法があるなかで、経済成長と社会課題解決の両立を目指すESG投資、そしてインパクト投資についても学んでみませんか?持続可能な環境、社会、そして経済のためにお金をどう活用していくことができるのでしょうか?
一般財団法人社会変革革推進財団(SIIF)は1月15日、「インパクト志向金融宣言」発足2年目の活動と進捗を取りまとめた「インパクト志向金融宣言プログレスレポート2023」を発刊した。同宣言は銀行、保険会社、運用機関、ベンチャーキャピタルなど様々な業種の金融機関が「金融を通じて環境・社会課題を解決する」という考え方に基づき、2021年11月に21社で発足。SIIFが事務局を務める。
シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社は、1月11日に発表したレポート「再生可能エネルギーが個人投資家に適している理由」で、再生可能エネルギーは現在、リターンとリスク管理の両面で、新たな投資機会を提供していると解説している。
オランダの運用会社ロベコ(オリックス子会社のオリックス・ヨーロッパ傘下)は1月4日、2024年のエンゲージメント(対話)テーマとして、新たに海洋生物多様性と有害化学物質を選定したと発表した。これらのテーマは、高排出企業への取り組みとサステナブル(持続可能な)ファッションへの移行推進に次ぐものだ。
炭素除去(CDR)スタートアップのスタンダード・バイオカーボン(Standard Biocarbon)は2023年12月21日、500万ドル(約7億2,000万円)の資金を調達したと発表した(*1)。調達した資金を元手に、米国でバイオ炭製造施設を立ち上げる。
炭素有効利用(CCU)のスタートアップであるディメンショナル・エナジー(Dimensional Energy)は12月12日、シリーズA(資金調達ラウンド)で2,000万ドル(約28億5,000万円)を調達した。調達した資金を元手に、持続可能な航空燃料(SAF)の生産を拡大し、クローズドループ(#1)構築を推進する。併せて、B Corp(#2)認証の申請を行ったことも発表した。
インパクト投資の推進を行っている一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は11月28日、新生インパクト投資株式会社と運営する日本インパクト投資 22号投資事業有限責任組合(「はたらく FUND」または「当 FUND」)を対象資産とする開示報告書を、第三者機関による独立検証結果と併せて公表した。
必須金融情報のブルームバーグ エル・ピーは11月22日、「2030年までに世界の再生可能エネルギーを3倍に―困難だが達成可能で、ネットゼロ達成には必須」という見解を発表した。
ゼブラ投資とは、ゼブラ企業に投資する投資手法です。ゼブラ企業はユニコーン企業と対になる概念で、環境・社会との共存性を重視する企業を意味します。今回はゼブラ投資のメリット・デメリットのほか、個人がゼブラ投資を実践する方法についても紹介します。
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は11月20日、新生企業投資株式会社の子会社である新生インパクト投資株式会社と共同運営する「日本インパクト投資2号ファンド(はたらくFUND)」を通じて、BPOテクノロジー株式会社が実施する第三者割当増資を引き受けたと発表した。
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は10月10日、「機会格差」「地域活性化」の2つのテーマで、システムチェンジ(変革)の意図と戦略のアイデアを持った事業者をパートナーとして公募を開始した。最多6団体採択し、最大6000万円の資金を提供するほか、インパクト測定・マネジメントを含む協働を実施する。公募期間は11月10日まで。
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は10月5日、SIIFインパクトキャピタル株式会社SIIFIC)と共同運営する「SIIFIC ウェルネス投資事業有限責任組合」(SIIFICウェルネスファンド)を通じて、横浜市のスタートアップであるジェイファーマ株式会社が実施する第三者割当増資を引き受けたことを公表した。出資を通して、ウェルネス領域のシステムチェンジが起きるよう支援していくとしている。
10月3日、責任投資を世界的に主導する「責任投資原則(PRI)」の年次カンファレンス「PRI in Person2023」が10月3日、東京都で開幕した。日本での開催は初めて。岸田文雄内閣総理大臣は基調講演の中で、運用資産額6000億ドル(90兆円)に上る日本の公金7団体がPRIに署名する準備を開始すると発表した。
住友生命保険相互会社は4月1日、「インパクト志向金融宣言」に署名したと発表した。今後は「責任投資をさらに推進し、社会課題の解決に貢献することにより、インパクト創出に一層取り組む」と打ち出す。
インパクト投資は、世界が抱える大きな社会的・環境的課題の解決と運用リターンを追求する強力な手法として台頭しつつある。アクサ・インベストメント・マネージャーズ株式会社は「上場資産投資によるインパクトの創出」と題したレポート(日本語版は9月1日に公表)で、上場資産へのインパクト投資に対するためのアプローチについて明示した。