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ESG投資コラム

ミレニアル世代・Z世代の約7割が注目しているインパクト投資、市場に与える影響は?海外スタートアップの投資サービス紹介も

インパクト投資は財務的な目標を達成すると同時に、環境・社会に利益をもたらすことを目指します。市場規模が拡大する中、環境的・社会的意識が高く、デジタルネイティブであるミレニアル世代(1980年代前半~1990年代半ばまでに生まれた世代)・Z世代(1990年代後半~2000年代前半生まれの世代)がキープレイヤーとなる可能性が浮上するなど、興味深い新たな動きが生まれています。本稿では、世界のインパクト投資市場の最新動向と、革新的なソリューションを介してインパクト投資の民主化を加速させている海外のインパクト投資スタートアップを紹介します。

ESG投資コラム

「ラベル付き債券―グリーニウム―事実か虚構か」ウェビナーレポート(後半)

2024年5月21日に開催された「Labelled Bonds – Greenium – fact or fiction?(ラベル債券―グリーニウム―事実か虚構か)」では、グリーン・ウォッシングやグリーン・ハッシングのリスク、欧州規制の影響などについて専門家が議論しました。本稿ではその内容をレポートします。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

インパクト投資家North Sky、400億円調達。エネルギー移行、気候テック、サーキュラーエコノミーなどの分野に投資

インパクト投資家のNorth Sky Capitalは7月9日、最新のインパクト・セカンダリー・ファンド(#1)である「Clean Growth VI(CG VI)」のクロージングを実行し、2億5,000万ドル(約400億円)のコミットメントを獲得した。

投資信託

シュローダー、初のインパクト・レポートを発表。運用資産総額約52.5億ドルに

資産運用大手のシュローダーが初めて「インパクト・レポート2024」を発表し、7月11日に日本語版が公開された。レポートは、シュローダーの戦略のうち「インパクト・ドリブン」と位置付ける戦略がもたらすインパクトを包括的にまとめている。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

SIIF、システムチェンジコレクティブ事業で協業パートナー2社を決定

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は7月1日、「システムチェンジ投資」を実践するシステムチェンジコレクティブ事業で、児童虐待対応システムの開発と提供を行う株式会社AiCAN、岡山県西粟倉村の地域活性化に取り組む株式会社エーゼログループの2社を協働パートナーとして決定したと発表した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

UBS、ロックフェラーAMとブルーエコノミー特化ファンド設立。財務的リターンとポジティブインパクト創出を目指す

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、ロックフェラー・アセット・マネジメントと、ブルーエコノミー分野に特化したファンド「UBS・ロックフェラー・オーシャン・エンゲージメント・ファンド」を立ち上げた。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

インパクト投資Lightrock、グローバル小型株戦略立ち上げ。MSCI World Small Cap Indexをアウトパフォーム目指す

インパクト投資のパイオニアLightrockは5月30日、新たにグローバル・スモールキャップ戦略をローンチすると発表した。同戦略の立ち上げは4月後半におこなわれており、4億ユーロ(約676億円)のシード資金を調達し、その大半はすでに投資済みである。2023年に上場株式専門チームを設けたことに続くものであり、Lightrockにとってはこれまでの未上場株投資に加え、初めて上場株式投資を手掛けることになる。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

アクサIM、2023年度 ESG投資意識調査。日本人は「透明性」「手数料」「商品選択肢」重視

アクサ・インベストメント・マネージャーズ・グループは5月31日、「アクサIM2023年度 ESG投資意識調査」の結果を発表した。調査は2023年10月、日本を含むアジア・ヨーロッパ地域の12カ国で各国1000名、計1万2千名の18歳以上(個人投資家・富裕層を含む)を対象に実施。2021年にも同様の調査を実施しており、回答結果を比較している。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

GSG国内諮問委員会「インパクト企業の資本市場における情報開示及び対話のためのガイダンス第1版」発行。関係者による建設的な対話促す

日本国内におけるインパクト投資の調査研究と普及、啓発を推進するGSG国内諮問委員会は5月10日、「インパクト企業の資本市場における情報開示及び対話のためのガイダンス第1版」を正式公開した。インパクト企業が、未上場の段階から上場後もインパクトを創出しながら持続的な企業価値向上を実現できるよう、インパクト企業や資本市場関係者が取り組みを進める際に参照できるものとして作成。2023年7月に発足した「インパクトIPOワーキンググループ」で検討した内容をまとめた。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

SIIF、システムチェンジ投資に関するDB「システムチェンジ・ライブラリ」を公開

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は5月13日、システムチェンジ投資のデータベース「システムチェンジ・ライブラリ」を公開した。システムチェンジ投資は「社会課題の構造的・根本的な解決」を目指す投資方法で、インパクト投資の発展版として、欧米諸国で注目され始めている。同ライブラリは、システムチェンジやシステムチェンジ投資の概念を、欧米諸国の投資家の発信内容の調査や、個別のヒアリングから整理。欧米諸国でシステムチェンジ投資の取り組みが着目され始めている社会的背景なども掲載している。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

発酵技術のファーメンステーション、2023年度のインパクトレポートを公開。事業性と社会性の両立目指して

独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる事業を展開する、スタートアップの株式会社ファーメンステーションは4月25日、2023年度のインパクトレポートを公開した。昨年に続き2回目の発行で、1年の事業活動を振り返り、事業活動から生まれる社会的インパクトを定性・定量的に可視化することで、さらなるインパクト創出を目指す。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

インパクト投資残高11兆5414億円に急拡大。SIIFの「日本におけるインパクト投資の現状と課題 2023 年度調査報告書」

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は4月26日、「日本におけるインパクト投資の現状と課題 2023年度調査報告書」を公開した。アンケート調査結果から算出された同年6月末時点の日本におけるインパクト投資残高は11兆5414億円で、前年度の5兆8480億円から約2倍に拡大した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

サステナ・コンサルAnthesis、パーパス・コンサルGivenと合併。企業のパーパスドリブンな経営後押し

サステナビリティ・コンサルティンググループのAnthesisは3月26日、パーパスに特化したコンサルティングファームGivenと合併したと発表した。パーパスドリブンの戦略とサステナビリティを融合したソリューションの提供を目指す。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

インパクト投資で注目されるブルー・ボンド、オレンジ・ボンド。シュローダーが解説

シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社は4月5日、インパクト投資の最新情報に関するレポートを発表した。グリーン・ボンド、サステナビリティ・ボンド、ソーシャル・ボンドなど、サステナビリティのラベルが付与された債券について解説。債券市場でこれらの債券が「インパクト投資を実施したい投資家の投資可能ユニバース拡大に繋がっているほか、サステナビリティ関連データの測定・分析をより容易にする」と解説。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

LivEQuality大家さん、2回目のインパクトボンド発行で累計5億円を調達。保有住戸数は延べ103戸に。

シングルマザー居住支援事業を手掛ける株式会社LivEQuality大家さん(リブクオリティおおやさん)は6月2日、総額3.2億円の資金調達を完了し、「アフォーダブルハウジング」に活用するための住宅を、同社が本社を置く名古屋市で30戸取得したと発表した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

SIIF、休眠預金活用事業の事後評価をまとめた「社会的インパクト評価レポート 2023」発行

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は3月29日、休眠預金活用事業における2020年度案件「コレクティブインパクトによる地域課題解決事業」の事後評価をまとめた「社会的インパクト評価レポート2023」を発行した。SIIFが2020年度に採択した3つの支援先団体の「コレクティブインパクトによる地域課題解決事業~重要社会機能の可視化と集合的支援のためのコンソーシアム育成」に関する3年間の成果を総括している。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

SIIF、SIIFIC ウェルネス投資事業有限責任組合から綿状人工骨の医療機器ベンチャーに投資

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は3月28日、SIIFインパクトキャピタル株式会社(SIIFIC)と共同運営するSIIFIC ウェルネス投資事業有限責任組合を通じて、医療機器スタートアップであるオルソリバース株式会社が実施する第三者割当増資を引き受けたと発表した。