株式会社シノケングループ(以下、シノケン)は12月12日、ビットコインをはじめとする仮想通貨に用いられるブロックチェーン技術を活用したオリジナル仮想通貨「シノケンコイン(略称SKC)」の発行と、物件オーナーおよび入居者向けに仮想通貨サービスのプラットフォームとなるスマホアプリの開発を発表した。
シノケンは2017年7月、ブロックチェーン技術開発企業である株式会社Chaintopeと「ブロックチェーン×民泊サービス」をコンセプトとした資本・業務提携を行い、ブロックチェーン技術を活用した不動産サービスの開発を進めてきた。今回のシノケンコインの発行は仮想通貨が主要な決済手段になると期待が高まるなか、オーナーや入居者に時代の一歩先を行くサービスを提供する目的で発表された。
スマホアプリでは、入居者がシノケン管理物件にて生活していく上で便利でお得な情報の提供、シノケンコインによる家賃、電気代やガス代などのスマホ決済サービスやIOTデバイスのコントロール機能など、様々な種機能を順次追加していく。オーナーに対してもシノケンコインによる支払いを行えるようにする見通しで、同社はシノケンコインの利用可能範囲をシノケンサービス外へ拡充させながらより付加価値の高いサービスをオーナーや入居者に提供していきたい考えだ。
ブロックチェーン技術は金融業界、不動産業界をはじめとしてさまざまな業界で今注目を集めているトピックのひとつだ。今はまだ成長過程の技術であるが、同社の仮想通貨発行のニュースはブロックチェーン技術が不動産業界で今まで実現できなかった課題を解決してくれる可能性をもつことを示唆している。今回のニュースを機に同社に対するウォッチはもちろん、ブロックチェーン技術もベンチマークとしてみてはいかがだろうか。
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平井真理
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