不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」を運営する健美家株式会社は1月23日、不動産投資マンション利回りランキング2017の山手線版である「山手線沿線駅別マンション投資利回りの平均」の調査結果を公表した。
山手線沿線別ランキングは、1位「駒込駅」、2位「新宿駅」、3位「新大久保駅」だった。2016年も1位だった「駒込駅」は利回り6.37%と前年より0.60ポイント低下した。このほか27駅中23駅で平均利回りが低下するなど全体で利回りの低下がみられた。一方、再開発の影響で利回りの低下が懸念されていた14位「浜松町駅」は、築古・高利回り物件が多く登録されたため、前年より平均築年数は10年築古化し、利回りは0.41ポイント上昇、蓋を開けてみれば27駅の中で一番の上昇をみせた。
健美家によると、築年・徒歩分数・面積など物件スペックでは「浜松町駅」を除くほとんどの駅で2016年と大差ない状態となっている。また、平米単価は2万~10万の範囲で前年から高騰しており、その要因は全体的な物件価格の高騰とみられる。
物件価格は1位の「駒込駅」から6位の「大塚駅」までが1,600~1,900万円台。7位の「目黒駅」から25位の「神田駅」までは2,000万円台が主で、26位の「品川駅」、27位の「原宿駅」は5,000万円台だ。これに伴い、利回りも2016年には12駅あった6%台が、2017年は6駅と半減。5%台が19駅と、5%台が全体の7割を占める結果となった。2016年に利回り最下位となった「東京駅」でさえ5.21%だったことを考えると2017年は低利回りの傾向がいかに顕著であったかがよくわかる結果となった。
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平井真理
インバウンド不動産投資・民泊投資をはじめとする幅広い業界にてニュース記事・ノウハウ記事・プレスリリースなどの執筆に携わる。「HEDGE GUIDE」では、主にニュース記事の執筆を担当。不動産業界,
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