「HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム」の記事

投資信託コラム

注目のESG投資、現役ファンドマネージャーがその将来性を考察

近年、投資やビジネスの世界で「ESG投資」という言葉を見聞きすることが増えています。企業の長期的な成長のためにはESGの視点が必要だという考え方が世界的に広がり、ESG投資が日本でも急速に拡大しました。今回は、国内外のESG投資の現状を踏まえ、ESG投資への期待や今後の課題などの将来性について考察してみたいと思います。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

ミュージックセキュリティーズ、新型コロナウイルス感染症緊急対策基金への寄付募集開始

ミュージックセキュリティーズ株式会社は4月30日から、自社が運営するインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」で新型コロナウイルス感染症緊急対策基金」への受付を実施している。東京大学基金との連携プロジェクトで、寄付金は東大への寄付として、医療対策(治療薬・ワクチンの開発、検査キットの開発、医療体制の充実など)に活用される。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

モーニングスター、サステナリティクスを買収へ。ESG分析とデータ提供を全世界へ拡大

先駆的な米国独立系投資リサーチ企業であるモーニングスターは4月21日、サステナリティクスとの買収に合意したと発表した。サステナリティクスは、環境・社会・ガバナンスのESG格付と調査で知られている。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

日本環境設計、服から服をつくる「BRING」で世界初のサーキュラーエコノミーD2Cを開始

衣類やプラスチックなどのリサイクル事業を手掛ける日本環境設計株式会社は5月1日、アパレルブランド「BRING(ブリング)」で「サーキュラーエコノミーD2C」 をブリングのウェブサイトで開始した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

第一生命、ESG投資の基本方針策定。社会課題解決向け投融資の累計投資額を2023年度までに倍増以上に

第一生命保険株式会社は4月22日、「第一生命のESG投資の基本方針」を公表した。①ESG(環境・社会・ガバナンス)投資を資産運用の柱として位置づけ、運用収益の獲得と社会的解決の両立を目指す②「ポジティブ・インパクトの創出」「エンゲージメント(投資先企業との対話)に力点を置いた取り組みを推進する」を基本とした。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

「脱プラ」「サーキュラーエコノミー」などに高い関心と共感、電通「SDGsに関する生活者調査」

株式会社電通は4月27日、SDGs(持続可能な開発目標)に関する生活者調査の結果を公表した。SDGsの認知度、共感度、行動意向についての変化を見るとともに、生活者の今後の行動を予測するため、生活者が望む「今後増えるもの」についても調査した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

五常・アンド・カンパニー、シリーズD資金調達の第1回クローズで23.3億円調達。コロナ対策の資金も確保

新興国向けの小口融資事業を手掛ける五常・アンド・カンパニー株式会社は4月16日、シリーズD資金調達の第一回クローズで23.3億円を調達し完了、2014年7月の創業からの累計資本調達額が100億円に達したと発表した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

投資家は、サステナブル投資に関する情報を求めている。ウェルズ・ファーゴ調査

多くの投資家は、自身の価値観に合う企業に投資したいと考えている。最新の「ウェルズ・ファーゴ・ギャラップ投資家及び退職見通し指数調査」によれば、米国投資家の4人のうち3人は、サステナブル投資について、ほとんど聞いたことがない、あるいは、全く聞いたことがないと答え、サステナブル投資の知識がないことがわかった。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

ムーディーズ、ESGリスクを重視。2019年民間セクター発行体格付の33%で

信用格付け大手の米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは4月14日、同社が2019年に民間セクターの発行体を対象に行った7,637の格付のうち、33%においてESGリスクを重要な信用評価として考慮したと公表した。これは、格付分析におけるESGの重要性を強調するものだ。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

GSG国内諮問委、「インパクト投資拡大に向けた提言書2019」を公開。2025年に向け8つの取り組み

Global Steering Group for Impact Investment (GSG)国内諮問委員会は「インパクト投資の拡大に向けた提言書」およびキービジュアルを4月19日、ホームページで公開した。同委は2015年に同名の提言書を公表、今回のレポートは続編にあたる。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

リコー、三菱 UFJ 銀とサステナビリティ・リンク・ローン契約を締結。温室効果ガス削減目標を前倒し

株式会社リコーは4月10日、株式会社三菱UFJ銀行とサステナビリティ・リンク・ローン契約を締結したと発表した。同ローンは、高い環境目標を掲げ、積極的に気候変動問題に取り組む企業を対象にした金融商品で、目標を達成することで金利の優遇を受けることができる。期間は5年、借入額は100億円。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

グローバルからローカルへ、環境省「ESG地域金融実践ガイド」公表。金融機関アンケートで課題も

環境省は4月4日、地域の金融機関によるESG対応を促進するための取り組みの一環として、全国各地の金融機関のESG対応事例についてまとめたレポート「事例から学ぶESG地域金融のあり方」を公表した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

三井住友銀、豪金融グループにグリーンローン。海外向けで初

株式会社三井住友銀行は4月16日、豪の金融グループのMacquarie Group(マッコーリー・グループ) Limitedに対し、環境配慮型融資「クロスボーダーシンジケートローン(グリーンローン)」を実行したと発表した。三井住友銀行が日本から海外向けにグリーンローンを実行するのは初めて。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

みずほFG、三井住友FG「脱炭素」方針強化。石火発電所新設への融資「行わない」

株式会社みずほフィナンシャルグループは4月15日、「サステナビリティへの取り組みに関する基本方針」を公表した。2019年に策定した方針を、社会情勢や責任銀行原則を踏まえた取り組みをさらに進めるため改定した。三井住友フィナンシャルグループも4月16日、「ESGに関するリスクの考え方について」とする方針を発表。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

環境省、「TCFDに沿った気候リスク・機会のシナリオ分析実践ガイド」改訂版公開

環境省は3月30日、企業がTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)を活用して気候関連リスク・機会を経営戦略に織り込むシナリオ分析を行う際の支援ツールとして「TCFDを活用した経営戦略立案のススメ~気候関連リスク・機会を織り込むシナリオ分析実践ガイド~」を改訂、同省ホームページで公開した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

東京海上アセットマネジメント、サステナブル投資ステートメントを策定

東京海上アセットマネジメント株式会社はサステナブル投資ステートメントを策定、3月31日に公開した。ステートメントは、同社の経営理念の一つである「資産運用を通じて豊かで快適な社会生活と経済の発展に貢献する」を踏まえ、すべてのアセット(資産)クラスでESG(環境、社会、ガバナンス)要素を含む中長期的な持続可能性を考慮したサステナブル投資を実践するという方針を示している。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

ライオン、東京都墨田区とハブラシリサイクルに関する協定を締結。行政と全国初の連携

ライオン株式会社はプラスチックの資源循環を目的に、同社が本社を置く東京都墨田区と「ハブラシリサイクルに関する協定」を3月31日に締結した。連携して使用済みハブラシの回収、リサイクルを行う。行政のごみ回収事業と連携したハブラシリサイクル活動は全国初。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

ベクトルと九州大、ESG投資分野で産学連携プロジェクトを開始

PR大手の株式会社ベクトルは4月9日、九州大学の馬奈木俊介教授と提携し、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資分野における産学連携プロジェクトを開始すると発表した。馬奈木教授の知見とベクトルグループのテクノロジー、マーケティングコミュニケーション力を掛け合わせ、日本企業のESG情報の総合的なプラットフォームの開発を目指す。