あなたの投資に対するイメージは?日本ファイナンシャルアカデミー株式会社が2月6日に発表した「個人の投資意識」では、個人での投資について、経験問わず、ほぼ全員が「必要」と回答したが、投資に対するイメージは経験者が「楽しい」、未経験者は「リスクがある」と“真逆”の結果となった。
調査は、同社主催のイベント「お金の教養フェスティバル2020」参加者の男女497名に実施した。男性 50%、女性45%、無記入5%で、年齢構成は10代1%、20代7%、30代24%、40代36%、50代24%、60代7%、70代1%。投資への関心が高い人が集まるためか、76%が「経験あり」、23%が「経験なし」だった。
投資に対するイメージについて尋ねたところ、経験者の回答は1位「楽しい」、2位「豊かさ」とポジティブだったのに対して、未経験者の回答は1位「リスクがある」2位「難しい」と慎重だった。「個人で投資をすることは必要だと思いますか?」という質問には、投資経験者は99%が、未経験者は97%が「必要」と回答。「リスクがある」「難しい」と回答した人たちも、投資自体は必要なことだと認識していることがわかる。「必要」と回答した人にその理由を尋ねたところ、「年金だけで生活ができないから」といった老後不安に関する声のほか、低金利時代に関する声や、「時間に縛られない自由な生活をするため」といった回答が寄せられた。
「日本政府が掲げる“貯蓄から投資へ”の本格実現に向け、個人がもっと投資をしやすくなるためには何が必要だと感じますか?」という質問には、投資経験者、未経験者ともに「学校教育内での投資教育」が必要だとする声が多かった。これに対し、「インフルエンサーによるSNSでの情報発信」は下位。同社は「断片的な情報よりも、本質的な投資教育を必要と感じている」と推測している。反対に、金融商品の販売を行う「金融機関での具体的な提案」はニーズが最も低い結果となった。
投資経験者に「投資を始める前の過去の自分に、一歩踏み出すために具体的な言葉をかけるとしたら?」を記述式で尋ねたところ、最も多かったのは「一日でも早くやること」「まずは始めてみるのが大切」といった実践を促す言葉だった。他には「リスクを把握できれば全くこわくない」といったリスクに対しての言葉や、投資の正しい知識を身につける重要性に関する言葉が見受けられた。経験者とに経験者の対照的な意見から、同社は「投資を始めるハードルを乗り越えるためには「正しい知識を持つことが不可欠」と締めくくっている。
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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム
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